カプセルの一般公開
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「はやぶさ (探査機)」の記事における「カプセルの一般公開」の解説
役割を果たした再突入カプセルのヒートシールドやパラシュートなど、および地上試験用のエンジニアリングモデルは、2010年7月末から8月にかけて以下の場所で公開された。一般公開の初日には1万3千人の来場者が詰めかけ、最大で3時間待ちにもなる長蛇の列をつくった。 7月30、31日相模原市立博物館(神奈川県相模原市中央区)隣接するISAS相模原キャンパスの一般公開に合わせて公開された。 8月2 - 6日(ヒートシールドは2、3日のみ)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)8月1日には天皇・皇后がつくばに行幸し、カプセルを視察した。 8月15 - 19日(ヒートシールドは15、16日のみ)丸の内オアゾ1階○○(おお)広場(東京都千代田区)同ビル2階にJAXAiがあった。 その後も引き続き各地で公開されていたが、ヒートシールドは研究解析に供されるため展示されないこともあった。なお、ヒートシールドの形状は重要機密事項であったらしく、少なくとも筑波宇宙センターで見学者に配布された資料ではヒートシールドの輪郭が塗りつぶされていた。 主な公開会場 2010年8月26 - 30日日本科学未来館1階シンボルゾーン(東京都江東区) 2010年9月2日(ヒートシールドの展示あり)豊洲IHIビル1階(東京都江東区)IHIテクノフォーラムに合わせて公開。一般公開は午後のみ。 2010年9月11、12日角田宇宙センター(宮城県角田市) 2010年9月17 - 21日近鉄百貨店阿倍野店9階近鉄アート館(大阪府大阪市阿倍野区)大阪市立科学館ほか主催。 2010年10月2、3日調布航空宇宙センター(東京都調布市) 2010年10月14 - 18日名古屋市科学館生命館(愛知県名古屋市中区) 2010年10月26日 - 11月7日国立科学博物館(東京都台東区)特別展「空と宇宙展」イベント 2010年11月13日には、横浜市で開催されたAPEC首脳会議に参加した各国首脳の晩餐会会場で展示された。 2010年11月20 - 23日大和ミュージアム(広島県呉市) 2010年11月27 - 30日佐賀県立宇宙科学館(佐賀県武雄市、背面ヒートシールドの展示あり) 2010年12月4 - 5日内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町、ヒートシールドの展示あり) 2010年12月8 - 12日鹿児島市立科学館(鹿児島県鹿児島市、背面ヒートシールドの展示あり) 2010年12月17 - 19日アクトシティ浜松(静岡県浜松市、背面ヒートシールドの展示あり) 2010年12月22 - 26日四日市市立博物館(三重県四日市市) 2011年1月8 - 12日福井県国際交流会館(福井県福井市、背面ヒートシールドの展示あり) 2011年1月15 - 18日フォルテワジマ4階イベントスペース(和歌山県和歌山市) 2011年1月21 - 24日あすたむらんど徳島(徳島県板野郡) 2011年1月27 - 31日神戸市立青少年科学館(兵庫県神戸市) 2011年2月2日 - 6日京都大学総合博物館(京都府京都市、背面ヒートシールドの展示あり) 2011年9月15 - 19日尼信博物館(兵庫県尼崎市) 2011年11月23 - 27日熊本市立熊本博物館(熊本県熊本市) 2012年3月2 - 6日菊池市総合体育館(熊本県菊池市) 2010年7月の相模原キャンパス特別公開を皮切りに同年11月からは本格的に各地を巡回し、最後の会場の愛知県刈谷市で2012年4月3日をもって全行程を終了した。全69会場で延べ89万人の来場者数を記録した。 これとは別に、再突入カプセルを製作したIHIエアロスペースの工場が群馬県富岡市にある縁で、同社は2010年10月に実物大レプリカを群馬県に寄贈しており、県内で巡回展示された後にぐんま天文台で2011年1月15日から常設展示されている。
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