カタヤマガイとは? わかりやすく解説

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かたやま‐がい〔‐がひ〕【片山貝】

読み方:かたやまがい

イツマデガイ科の巻き貝水田などにみられ、貝殻細長い円錐形で、殻高7ミリくらい。殻表は、黄褐色光沢がある。本州九州一部分布広島県片山地方発見された。日本住血吸虫の第1中間宿主となることが宮入慶之助によって発見されたので、宮入貝(みやいりがい)ともいう。


片山貝

読み方:カタヤマガイ(katayamagai)

イツマデガイ科の巻き貝

学名 Oncomelania nosophora


ミヤイリガイ

(カタヤマガイ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 10:15 UTC 版)

ミヤイリガイまたはカタヤマガイ (Oncomelania hupensis nosophora) は[3]、腹足綱・タマキビ型新生腹足類(Littorinimorpha目)イツマデガイ科[1]に分類される貝類である。日本住血吸虫中間宿主として知られる[3]


  1. ^ a b c d 佐々木猛智 (2010年). “『貝類学』 > 1.6 腹足綱の系統と分類”. 東京大学. 2021年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。 - 佐々木の著書『貝類学』(東京大学出版会:2010年、ISBN 978-4130601900)より。
  2. ^ a b 兵庫県立人と自然の博物館 1999, p. 10.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 湊宏 著「カタヤマガイ」、環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室 編『レッドデータブック2014 日本の絶滅のおそれのある野生動物 6 貝類』(PDF)株式会社ぎょうせい、2014年9月、66頁。ISBN 978-4324099001オリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210521132112/https://ikilog.biodic.go.jp/rdbdata/files/envpdf/%E8%B2%9D%E9%A1%9E_064.pdf2021年5月21日閲覧 
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  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 福田宏 著「ミヤイリガイ」、岡山県野生動植物調査検討会 編『岡山県版レッドデータブック 2020 動物編』(PDF)岡山県環境文化部自然環境課、2020年3月、391頁。 NCID BA6178133Xオリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210521124800/https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/656841_5703464_misc.pdf 
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  10. ^ 種の解説 カタヤマガイ”. 福岡県レッドデータブック. 福岡県 (2001年3月). 2020年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。
  11. ^ 飯島利彦 1965, pp. 50–51.
  12. ^ ミヤイリガイの生態”. 宮入慶之助記念館. 2021年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。
  13. ^ 飯島利彦 1965, p. 35.
  14. ^ 飯島利彦 1965, pp. 43–47.
  15. ^ 飯島利彦 1965, p. 47.
  16. ^ 飯島利彦 1965, pp. 47–48.
  17. ^ 稲田 龍吉、塩田 広重 監修。榊原 仟、小林 太刀夫 編 『家庭の医学(第4次改定版)』 p.412 時事通信社 1965年発行
  18. ^ 黒住耐二 著「カタヤマガイ」、千葉県レッドデータブック改訂委員会 編『千葉県の保護上重要な野生生物-千葉県レッドデータブック- 動物編』(PDF)(2011年改訂版)千葉県環境生活部自然保護課、2011年3月、434頁。 NCID BB05867979オリジナルの2020年11月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201114130910/http://www.bdcchiba.jp/endangered/rdb-a/rdb-2011re/rdb-201112kai.pdf2021年5月21日閲覧 
  19. ^ 二瓶直子 2018, p. 28.
  20. ^ 2020年2月3日(月)〜常設展示「ミヤイリガイと地方病」”. 森の中の水族館。公式サイト. 山梨県立富士湧水の里水族館 (2020年2月3日). 2021年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。


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