和名のみの献名例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 10:00 UTC 版)
チョウノスケソウマキシモヴィッチの助手須川長之助への献名。彼の名は国内既知種には反映されなかったが、本種は例外的に未知種で、和名に採用された。 キシダグモ科・キシダグモ属クモ分類学者岸田久吉への献名。「キシダグモ」という和名のクモは実在せず、科・属の総称として用いられる。 ミツクリエナガチョウチンアンコウ魚類分類学者箕作佳吉への献名。学名Ceratias mitsukurii Tanaka, 1908での新種記載を目指したが、すでに記載済みで実現しなかった。 オーストンウミツバメ標本提供者アラン・オーストン(英語版)への献名。彼の名は日本産新種の学名によく採用されたが、本種は既知の生物であるため和名のみ採用された。 ウチダザリガニ未知種の同定作業に標本を提供した内田亨への献名。シグナルザリガニの亜種であるが、特定外来生物の名称として一般化した。 ミヤイリガイ日本住血吸虫の中間宿主と確定させた宮入慶之助にちなむ。山梨県での通称が一般化したもので、宮入本人は「カタヤマガイ」を提唱していた。
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