オーナーおよび施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:57 UTC 版)
「WSM (AM)」の記事における「オーナーおよび施設」の解説
WSMのオーナーは長らく地元の保険会社ナショナル・ライフ(NL&AI)であり、他にWSM-TV、『グランド・オール・オープリー』がいる。局の名前「WSM」は「We Shield Millions」(我々は何百万人もをカバーする)の頭文字からきている。WSM-AM、WSM-TV共にスタジオは当初ナッシュビルのダウンタウンの7番通りとユニオン・ストリートの角にあったNL&AIビルの中にあった。1934年までここが『オープリー』の本拠地であった。1960年代半ば、NL&AIが本社ビルを建て直すことになったため、WSM-TVはナッシュビル西部に新たなスタジオを建設することになった。NL&AIの本社ビル建設にあたり、WSM-AMもWSM-TVのビルに移転することになり、1966年から1983年まで、ノブ・ロード沿いに位置していた。1968年、WSM-FMとも姉妹局となった。1974年、NL&AIはホールディング・カンパニーのNLTコーポレーションとなり、WSM-AM、WSM-FM、WSM-TVを主要な子会社とした。 1981年、アメリカン・ジェネラル・コーポレーション(現アメリカン・インターナショナル・グループ)がNLTを買収した。アメリカン・ジェネラルはNLTの保険部門以外に興味はなく、WSM-AMとWSM-FMの他、オープリーランド・ホテル、オープリーランドUSA、グランド・オール・オープリーをゲイロード・エンタテイメント・カンパニーに売却した。WSM-TVはギレット・ブロードキャスティングに売却され、WSMVとなった。ただしオーナーが変更になった後も局間の職員を共有していた時期がしばらく続いたとされる。この直後、ゲイロードはナッシュビル・ネットワーク(現Spike)も買収し、始まったばかりのケーブルテレビのネットワークの費用の一部をまかなうためテレビ局の地所を処分した。WSMのラジオ局をオープリーランド・ホテルの新施設に移転し、ノブ・ロードのスタジオはWSMV専用となった。 1982年から2000年、WSMは夜間に多くの州で聴くことができるAMステレオ放送のC-QUAMフォーマットで放送していた。 ゲイロード・オープリーランド・リゾート・アンド・コンベンション・センターの来場者は、スタジオのカーテンが開いている限り24時間スタジオ内を見ることができる。2010年、テネシー洪水によりオープリーランドおよびグランド・オール・オープリー・ハウスは浸水し、6ヶ月間、WSMは送信機の場所に建てられた仮設スタジオから放送した。この間、『グランド・オール・オープリー』は場所を転々として放送した。グランド・オール・オープリー・ハウス隣のWSMの管理事務所はこの洪水により全壊し、貴重な歴史的資料が失われた。 2001年、姉妹局のスポーツ・ラジオ局WWTN の成功により、WSMをスポーツ局にしようとする動きがあった。この計画は他のメディアに漏れ、長年の『オープリー』の司会者、カントリー歌手などから多くの抗議を受けた。WSMは最終的に元来のクラシック・カントリーのフォーマットを維持することを決めた。 2003年、WSM-FM、WWTN、WSM-AMはカミュラス・メディアに売却された。しかしゲイロードは11時間分のオーナーシップを維持することを決めた。5年間の契約であったが、ゲイロードはWSMの営業部および広報部の操業の手数料をカミュラスに支払わなければならなかった。ゲイロードは番組編成、技術、広報を含む全ての部門の操業を続けた。2008年にこの契約は終了し、ゲイロードが全てを受け持つことになった。2012年、ゲイロードはライマン・ホスピタリティ・プロパティーズに改名した。
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