オナニーの経験率と開始年齢、頻度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:29 UTC 版)
「オナニー」の記事における「オナニーの経験率と開始年齢、頻度」の解説
日本性教育協会が行ったアンケート結果によると、1999年までの調査では、年を追うごとに中学生のオナニーの経験率が高まる、オナニー開始年齢の早期化傾向を示していたが、その後は遅延に転じている。中学生(1年生から3年生の在籍者)、高校生(同)の経験率が1999年から2011年にかけて1割以上も減少しているのに対し、大学生の経験率は3%の減少にとどまっていることから、オナニーをしない層が顕著に増加したのではなく、開始年齢が遅延しているものといえる。 オナニー経験率の推移 0 50 100 (%) 経験率 大学生 高校生 中学生 1987 92.2 81.2 30.0 1993 91.5 80.7 33.0 1999 94.2 86.1 41.6 2005 94.4 79.8 28.1 2011 91.1 74.6 23.0 2017 92.2 78.4 25.4 (設問「あなたは、自慰(マスターベーション、オナニー)をしたことがありますか。」に「ある」(2005年調査まで)、「1か月以内に経験がある」及び「経験はあるが、ここ1か月はしていない」(2011年調査)と回答した男子の学校種別割合。調査対象に中学生を追加した1987年(第3回)調査以降の数値。) オナニー経験者の年齢別割合年齢12歳13歳14歳15歳16歳17歳18歳19歳20歳21歳1999年13.8% 27.6% 46.3% 67.4% 80.6% 87.9% 93.7% 88.7% 98.6% 85.7% 2005年20.0% 15.1% 30.4% 48.9% 69.5% 83.0% 89.6% 92.2% 94.9% 93.8% (設問「あなたは、自慰(マスターベーション、オナニー)をしたことがありますか。」に「ある」(2005年調査まで)、「1か月以内に経験がある」及び「経験はあるが、ここ1か月はしていない」(2011年調査)と回答した男子の年齢別割合。) ソフト・オン・デマンドが首都圏の16歳から59歳の男女に対して行った2009年および2012年の調査によると、男性のオナニー開始年齢の平均は2009年調査で13.2歳、2012年調査で13.4歳で、オナニーを開始した年齢で最も多いのが2009年調査では12歳(約22%)、2012歳調査では13歳(約25%)で、2009年調査、2012年調査とも、11歳から14歳までの間におよそ6割がオナニーを経験したと回答している。 オナニーの頻度については、16歳~19歳で週4~5回以上オナニーをすると回答した男性は42.1%、週1回以上オナニーをすると回答した男性は89.9%に達する。同じく16歳~19歳の女性に関しては週4~5回以上のオナニーは35%と、男性と比べてやや少ないが、週1回以上オナニーをすると回答した女性は80%以上に達する。女性は性に対して男性より公に話しにくい傾向があるため、16%の女性が無回答の結果となったが、実際にオナニーをしている女性の数はこの結果より多いものだと認識されている。 (設問「あなたの過去1年間のマスターベーション(オナニー、自慰)頻度はどのくらいですか」に対する16歳~19歳男性・女性の回答) また、オナニーをする場所については下表のようになる。 オナニーをしたことがある場所場所普段している普段している+ したことがある自分の部屋(ベッドや布団以外)62.8% 92.7% ベッドや布団の中31.2% 69.0% 自宅のトイレ12.4% 48.5% 風呂場7.5% 67.8% 職場や学校のトイレ1.5% 23.5% (設問「あなたはどこでマスターベーション(オナニー、自慰)をしたことがありますか。あてはまるものを全てお選びください」の回答結果上位5件) 男性に関してはオナニーをする場合、陰茎を上下に擦る行為が一般的であるが、女性に関しては陰核(クリトリス)、膣内、肛門、乳首等を刺激するなど様々である。調査によると、クリトリスが45%、膣内が38%と、女性器の刺激が全体の83%を占める。 (設問「オナニー、自慰を行うとき、どこを一番刺激しますか?」に対する20歳~30歳女性の回答)
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