インターネットとマスメディアによる批判・バッシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:23 UTC 版)
「姦通」の記事における「インターネットとマスメディアによる批判・バッシング」の解説
芸能人や政治家、スポーツ選手などの有名人の場合は、人々の関心の対象が故に不祥事として非難を受け、イメージ悪化に繋がり、潔癖な人間からの支持を大幅に失う。 2016年頃から芸能人の不倫が相次ぎ、ニュース番組やワイドショーで多く取り上げられるようになり、SNSとマスメディアによるバッシングは激しさを増していった。 歴史学者の濱田浩一郎は、不倫への反応が過熱する背景として、昔のように男性優位の社会ではなくなったことや、結婚相手を『運命の相手』とし、一生の恋愛関係にあることを理想とする考え(ロマンチック・ラブ)が広まったことが一因となっていると語った。 駒澤大学准教授の山口浩は、インターネットによりバッシングが可視化され、意見が見えることにより、多数派の流れに逆らう意見は出にくくなり、インターネットでのコメントは、一方向への大きな流れが起きやすいと語った。また、バッシングが過熱した要因として、マスメディアの存在を挙げ、「怒りの感情は人を動かしやすいので、ネットに募る批判は“おいしい材料”。つまり、ネットで批判が盛り上がると、メディアはそれを煽るような内容を報じる。すると、さらにネットが盛り上がる。こうしてネットとマスメディアの間を、掛け合いのようにぐるぐる回っていき、火種がすごく大きくなってしまう。こういった炎上の構造ができている」と語った。
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