イチョウ並木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:08 UTC 版)
明治神宮外苑の入り口でもある青山通りからこの建物を見ると、イチョウ(銀杏)の並木が絵画館が中心になるように沿って植えられている。絵画館に近づくにつれより低いイチョウが植えられており、遠近法を用いて実際の距離より絵画館が遠方にあるように見えるよう表現されているのも特徴的で、建物自体の荘厳さを高めている。 これらのイチョウは、1926年(大正15年)の明治神宮外苑創建に先立って、1923年(大正12年)に植栽されたもので、並木の総本数は雄木44本、雌木102本の合計146本。新宿御苑の同じイチョウから種を採取した、いわば「兄弟姉妹」である。設計者は、関東大震災後の復興事業で隅田公園や錦糸公園、山下公園などの建設も指揮した造園家、折下吉延。造営の責任者は、当時道路工学の権威であった藤井真透が務めた。 1994年(平成6年)には、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」の一つに選定されており、多くの映画やテレビドラマのロケ地ともなっているほか、紅葉の季節には多くの観光客が訪れる。変わった所では、『笑点』の大喜利の座布団10枚獲得景品として、並木の下に落ちていた銀杏が贈呈されたことがある。 交通アクセスは、電車は、JR信濃町駅より徒歩10分、地下鉄外苑駅・青山一丁目駅より徒歩5分、車は、首都高速外苑出口から5分。駐車場は396台、1日1回1600円。 ギャラリー 9月の銀杏並木 秋は紅葉で賑わう (11月) 黄色一色となる並木道 (11月) 遠近法により絵画館が中心になるように表現されている (12月) 冬の銀杏並木 (1月)
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