イタリア号およびアムンセン捜索隊の一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 17:13 UTC 版)
「イタリア (飛行船)」の記事における「イタリア号およびアムンセン捜索隊の一覧」の解説
イタリア号遭難事故に際し、1928年夏の捜索ならびに救助活動に航空機23機、船舶20隻、犬ぞりチーム3件が加わった。その内訳を国別に一覧にする。 デンマーク: 国有の北極スクーナー船「グスタフ・ホルム」(王立グリーンランド貿易会社 Den Kongelige Grønlandske Handel, KGH(デンマーク語)) 所属)。 フィンランド: ポンツーン / 水上機ユンカース F.13「Turku」号 K-SALG (アエロ・オイ (後のフィンランド航空) 所属)、パイロット:Lihr。 フランス: 複葉水上機ラタム 47「02」号 (フランス海軍所属)、パイロット:ルネ・ギルボー(英語)。 小型水上機2隻、複葉式シュレック(巡航船「ストラスブール」に搭載)。 巡航船「ストラスブール」、石油補給船「デュランス」、漁業検査船「クエンティン・ルーズベルト」、民間探検船「プルコイ・パス?」 イタリア: 飛行艇サヴォイア・マルケッティ S.55 I-SAAT 「サンタマリア」号(イタリア空軍)、パイロット:マッダレーナ。 水上機 Do15 Do J「マリーナII」号、I-PLIF(イタリア空軍)、パイロット:Penzo。 水上機 Do15 Do J「マリーナI」号、I-XAAF(イタリア空軍)、パイロット:Ravazzoni。 小型水上機2機、複葉式マッキ M.18、イタリア軍捜索隊を乗せた「チッタ・ディ・ミラノ」ならびに捕鯨船「ブラガンサ」(Braganza、ノルウェー船籍) に艦載。パイロット:Penzo、Crosio。 ケーブル敷設船「チッタ・ディ・ミラノ」(イタリア軍が捜索本部を置く)、アザラシ猟船「#ホビー」、「ブラガンサ」。 猟師ワルデマール・クレーマー (ノルウェー民間人 Waldemar Kræmer) に加えアルピーニ隊兵士4名による西スピッツベルゲン島周辺海域の捜索を実施。 犬ぞり部隊による捜索活動アルピーニ隊長ソラ、フォイン島 Foynøya とブロチ島 Brochøya 一帯まで広範囲を担当。 ファン・ドンゲン (オランダ民間人)、北東島周辺を捜索、フォイン島とブロチ島まで至る。 ルドフィグ・フレミング (デンマーク民間人)、北東島まで捜索し前進を断念。 ノルウェー: 単葉フロート水上機ハンザ・ブランデンブルクW33(英語)「F.36」、パイロット:リュツォホルム Lützow-Holm。 同上 「F.38」、パイロット:リーサラーセン Riiser-Larsen。 複葉フロート水上機機ソッピース ベイビー(英語版)「F-100」、パイロット:Lambrecht (王立ノルウェー海軍海防戦艦「Tordenskjold」(英語)に艦載。) 同上 「F-102」、パイロット: Ingebrigtsen (同上)。 小巡洋艦「Tordenskjold」、アザラシ猟船「#ホビー」(出動3回。アメリカ、イタリアの項を参照)、「#ブラガンサ」(出動2回。イタリアの項を参照)。「Veslekari」、パイロット:トリグヴェ・グラン。「Heimland」。漁業検査船「Michael Sars」、スヴァールバル州知事公用船「Svalbard」、炭鉱会社の用船(名称不明)。 民間人犬ぞりチームわな猟師のヒルマー・ノイスとロルフ・S・タンバーグ率いる犬ぞりチームには、行程の一部に応援としてイタリア人学生登山家アルベルティーニとマッテオダの2名が参加。 ソビエト連邦: 水上飛行機/スキー付き単葉機ユンカースG.24/G.23(英語)「Red Bear」号(砕氷船#クラーシン号に艦載)、パイロット:ボリス・チュクノフスキ(英語)。 水上飛行機/スキー付き単葉機ユンカース F.13 RR-DAS、パイロット:Babushkin(「マリギン」に艦載)。 スキー単葉機ユンカース F.13 RR-??? (「Sedov」に艦載。出動見送り)。 砕氷船3隻。「#クラーシン」、「マリギン」(英語)、「ゲオルギ・セドフ」(英語)および巡洋艦「ペルセウス」(英語)。 スウェーデン: 水上飛行機単葉機ハンザ・ブランデンブルク(ハインケルHe.5(英語))「255」、パイロット:Tornberg。 単葉水上飛行機ハンザブランデンブルク(ハインケルHE 5)「257」、パイロット:ヤコブソン。 スキー複葉機フォッカーC.V.M.(英語)「31」、パイロット:E・ルンドボルイ。 複葉水上機/水上スキー型フォッカーC.V.M.「32」(「Tanja」に艦載、出動せず)。 複葉水上機/水上スキー型デ・ハビランド DH.60 モス S-AABN、パイロット:シベルイ。 単葉水上機Klemm-Daimler L.20(英語)「D-1357」(ドイツ)、パイロット:エクマン。 単葉水上機ユンカースG 24「Uppland」 S-AABG(国営航空ABA所属)、パイロット:ヴィクトル・ニルソン。 アザラシ猟船「クエスト」と貨物船S/S「タニア」。 アメリカ: アザラシ猟船「ホビー」にてハンザ・ブランデンブルクW33「F.36」と「F.38」のパイロット2名が参加(スウェーデンの項参照):リュツォホルムとリーサラーセン(極地探検家ルイーズ・ボイド(英語版)の手配による)。
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