アントニオ猪木の『格闘技世界一決定戦』シリーズとは? わかりやすく解説

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アントニオ猪木の『格闘技世界一決定戦』シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 00:11 UTC 版)

異種格闘技戦」の記事における「アントニオ猪木の『格闘技世界一決定戦』シリーズ」の解説

新日本プロレスアントニオ猪木現役中行った異種格闘技戦は、当時一部巻き起こったプロレス八百長、または、見世物的だ」という評価風潮打開し猪木自らも「(自身プロレスラーとして極めるための)他の格闘技への挑戦」、「(自身プロレス代表しての)他の格闘技との対戦」、そして「プロレスこそ世界最強格闘技の証明謳い文句行われてきたものといわれている。しかし実際は、後述するモハメド・アリ戦の実現きっかけとし、そこから派生した借金返済目的とする新たな興行側面が強い(一連の格闘技世界一決定戦試合は「ワールドプロレスリング」の放送とは別に水曜スペシャル」で放送されるため、その放映料が入る)。 格闘技戦と銘打たれていたが、当初実際ルール折衷妥協擦り合わせの面でうまくいかず、結果的にプロレスラーにとって不利となるものも多かったまた、真剣勝負」を売りにしてはいたものの、いくつかの例外を除きいずれの試合いわゆるプロレス、あるいは完全なエキシビション・マッチだった、ともいわれている。ノンフィクション作家柳澤健1976年行われたウィレム・ルスカ戦を除く、モハメド・アリ戦、アクラム・ペールワン戦、さらには異種格闘技戦ではないがパク・ソンナン戦はリアルファイト(真剣勝負)だった、としている。 1976年2月6日、対柔道家ウィレム・ルスカ戦で始まった猪木一連の異種格闘技戦は、1997年1月4日対空手家のウィリー・ウィリアムス戦まで20試合行われたその中で最も有名な試合は、1976年6月26日行われたボクシング統一世界ヘビー級チャンピオンである対モハメド・アリ戦である。この試合対す当時の評価は、俗に猪木アリ状態」と呼ばれる膠着状態延々と続いた挙句引き分けだったことから「世紀茶番」とする見方圧倒的に多かった(ただし後年契約内容やそれに伴う膨大なルール設定など明らかになり、近年では再評価する声もある。詳細該当項目参照のこと)。 唯一敗北喫したのは、1989年4月24日、対柔道家ショータ・チョチョシビリであったが、その約1か月後の5月25日再戦し、リベンジ成功している。

※この「アントニオ猪木の『格闘技世界一決定戦』シリーズ」の解説は、「異種格闘技戦」の解説の一部です。
「アントニオ猪木の『格闘技世界一決定戦』シリーズ」を含む「異種格闘技戦」の記事については、「異種格闘技戦」の概要を参照ください。

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