アンダーソン・ハウス、本部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 17:37 UTC 版)
「シンシナティ協会」の記事における「アンダーソン・ハウス、本部」の解説
アンダーソン・ハウスはワシントンD.C.ノースウェスト、マサチューセッツ・アヴェニュー2118にあり、教会の本部と歴史的博物館、研究図書館を備え、大使館街(世紀の変わり目のワシントンで最も人気がある町並みと言われた)にあって、通り向こうには有名な学術的社交サークルであるコスモス・クラブがある。アンダーソン・ハウスはラーズ・アンダーソンの冬の住まいとして1902年から1905年に建築され、アンダーソンの妻イザベル・ウェルド・パーキンスは著作家で赤十字のボランティアでもあった。建築家はボストンのアーサー・リトルとハーバート・ブラウンで古典的装飾様式にした。アンダーソン家はこの家をアメリカや海外の社会や政界のエリートをもてなす場として使い、また夫婦があちこちと旅行した時に集めた装飾品や歴史のある工芸品コレクションの展示場とした。アンダーソン夫妻には子供がいなかった。ラーズ・アンダーソンが死んだ1937年に、未亡人は夫が50年間以上も尽くしてきたシンシナティ協会に建物と中身を送ることに決めた。協会は1939年にアンダーソン・ハウスの中に博物館を開いた。アンダーソン・ハウスは国定登録史跡に挙げられており、また国定歴史的建造物にもなっている。 今日のアンダーソン・ハウスの博物館を訪れる人は、一、二階を見て回る間にアンダーソンのコレクションを見ながら、ワシントンの興味ある所や集められている物について解説を受ける。またアメリカ独立戦争の歴史、シンシナティ協会およびアンダーソン・ハウスとそこに収められているものについて入れ替えのある展示物を見ることもできる。アンダーソンが集めたコレクションに加えて協会の博物コレクションには、肖像画、兵器、および独立戦争に従軍した兵士の工芸品がある。また戦争と参加者思い出させるために作られた記念品、協会と会員の歴史に関連した品物、例えば協会の陶磁器や記章、アンダーソン家の肖像画や工芸品、ハウスの歴史に関連した、例えば第二次世界大戦の間に海軍がハウスを使ったときの工芸品などを納めている。アンダーソン・ハウスはケーブルテレビの「アメリカの城」シリーズにも収録された。
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