アルカス土浦時代(2017 - )
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:34 UTC 版)
「土浦市立図書館」の記事における「アルカス土浦時代(2017 - )」の解説
新図書館の建設計画は1996年(平成8年)から検討され始め、同時に市民組織として「新市立図書館を考える会」が発足した。2003年(平成15年)3月には『土浦市新図書館基本計画』が策定された。2005年(平成17年)には土浦駅前北地区に建設することが決定し、新館の開館に備えて資料購入が進められたものの、2008年(平成20年)にリーマンショックや建設資材高騰を背景に一度事業が中断し、2010年(平成22年)8月に事業を再開した。ところが2011年(平成23年)には東日本大震災を受けて計画を縮小することが決まり、さらに図書館の建設予定地が土浦市役所の移転候補地として検討されることになり再び事業が中断した。2012年(平成24年)11月になってようやく事業が再開し、2015年(平成27年)9月に着工した。 新図書館は、複合施設「アルカス土浦」内に設けられ、2017年(平成29年)11月16日に報道関係者向けに内部が公開された後、11月27日午前10時に開館した。開館記念式典では中川清市長が「コンパクトシティを実現し、まちの活性化につながれば」と挨拶し、「アルカス土浦」の名付け親である土浦市民の男性に賞状が手渡された。分館は11月28日に再開された。アルカス土浦1階の土浦市民ギャラリーでは開館記念として茨城県近代美術館の所蔵作品展を開催し、クロード・モネの絵画『ポール=ドモアの洞窟』(Grotte de Port-Domois)が展示された。また「駅前ぶらり ライブラリ」と称して、パリの朝市を模した「ツチウラマルシェ」などの開館記念イベントを2018年(平成30年)1月まで継続開催した。開館初年度の入館者数の目標は40万人であったが、2018年(平成30年)1月に10万人を突破し、開館から8か月で40万人を達成した。 開館記念式典の一幕、テープカットの様子 展示された『ポール=ドモアの洞窟』 2018年(平成30年)5月、図書館としては世界初となるインターネットテレビ「つちうら図書館ちゃんねる」の配信を開始した。同ちゃんねるは、2019年(平成31年/令和元年)に土浦市立博物館や上高津貝塚ふるさと歴史の広場をも含めた公共文化施設の情報番組「つちうらカルちゃんねる」に衣替えした。
※この「アルカス土浦時代(2017 - )」の解説は、「土浦市立図書館」の解説の一部です。
「アルカス土浦時代(2017 - )」を含む「土浦市立図書館」の記事については、「土浦市立図書館」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からアルカス土浦時代を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からアルカス土浦時代 を検索
- アルカス土浦時代のページへのリンク