アニコムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アニコムの意味・解説 

アニコム ホールディングス

(アニコム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 15:24 UTC 版)

アニコムホールディングス株式会社英語: Anicom Holdings, Inc.)は、日本保険持株会社の一つ。ペット保険専門のアニコム損害保険などを傘下に抱える。


注釈

  1. ^ a b c 当該組織について、創立者で現在はアニコムホールディングス社長兼アニコム損保会長の小森伸昭によると、「動物健康促進クラブ」が正式名称であり「anicom」は略称とのことであり、また「アニコムクラブ」とも称していたという。当該組織はもともと動物愛好者の友の会組織として立ち上げられ、ペットの飼い主たちによる情報交換の場として活用されていた模様。なお、アニコムが発行してきているディスクロージャー誌有価証券報告書等に於いては、当該組織の名称について「anicom(動物健康促進クラブ)」という表記方で一貫している[2][3][4][5]
  2. ^ アニコムに於ける企業活動の根源に関しては、数式風に「ani(命)+ communication(相互理解)= ∞(無限大)」とも表現されている[6][9]
  3. ^ 2007年(平成19年)1月31日出願、同年10月26日登録。登録番号「商標登録第5085887号」、商標権者「アニコムホールディングス(株)〔出願・登録時点では『アニコムインターナショナル(株)』〕」[10]
  4. ^ アニコムHD傘下に入る事業子会社のうち、アニコム パフェについてはアルファベット2文字”CO”をモチーフにした別のロゴを作成・使用しているほか、中核的存在とされるアニコム損害保険については「アニコムグループの理念である『命』を連想させる」ハート型の”はっぱ”を4枚使用したロゴを別途作成・使用している。なおアニコム キャピタルについては、形の上ではアニコムグループ等と同じ「COロゴ」となっているが、青系のカラーリングが施されている[12][13]
  5. ^ たとえば、アニコム所属獣医師の一人である島村麻子が著し、『獣医疫学雑誌』2012年第1号(2012年7月発行)に掲載された論文『家庭どうぶつ医療における保険金支払いデータの活用』の中で使用されている語句のうち、アニコムグループが保険対象として想定する愛玩動物すなわちペットを指す言葉として使われている「家庭どうぶつ」はまさしく”どうぶつ”表記となっているが、同じ論文の中で使用されている語句のひとつで、畜産家が飼育する牛や馬などを指し、愛玩動物の対義語とされている「産業動物」については”動物”表記のまま使われている[15][16]
  6. ^ アニコムHD傘下のアニコム損害保険が保険契約者向けに作成している『ご契約のしおり』内に設けられている『主な用語のご説明』コーナーの中で、「どうぶつ」という語句について「保険の対象となる約款上の『家庭どうぶつ』をいい、─(中略)─弊社では、どうぶつは大切な“家族”であり単なる“ペット”ではないという思いから、法律上誤解を与えない限り『どうぶつ』と表記しています」と説明している[19]
  7. ^ 「日本どうぶつ先進医療研究所株式会社」から「アニコム先進医療研究所株式会社」に商号変更した具体的な日付について、公式には一切明らかにしていない。しかし、親会社かつ持株会社たるアニコムHDに於いて2015年5月8日と同年8月6日にそれぞれ作成された決算補足説明資料を見比べてみたところ、商号が書き換わっていることが判明した。両者はそれぞれ2015年3月末と同年6月末の時点に於けるデータを基に作成されていることから、「アニコム先進医療研究所株式会社」への商号変更は2015年4月1日から同年6月末までの間に実施されたと推定することが出来る[27][28]
  8. ^ 『ご契約のしおり』2010年10月改訂版の表紙ならびに同「団体扱・集団扱」2010年3月改訂版の表紙裏には”アニコム損保のフィロソフィー「ペットはいません、家族ならいますが。」”と記載され、それに続けて「どうぶつ」表記に関する断り書きが為されているのが見える。しかし、その次に作成・発行したであろう『ご契約のしおり』2011年8月改訂版では「ペットはいません、家族ならいますが。」の標語は姿を消し、「どうぶつ」表記に関する断り書きについては表紙をめくったところに現れる『主な用語のご説明』の中の”どうぶつ”欄の中で為されているのが見える[41][42][43]

出典

  1. ^ 組織図 - アニコムホールディングス株式会社
  2. ^ a b 小森伸昭〔anicom理事長(作成当時)〕 (2004年10月27日). “金融審議会第二部会 提出資料” (PDF). 金融庁. 2018年4月22日閲覧。 金融審議会金融分科会第二部会会合に於ける提出資料〔→当該会合の議事要旨(担当部署名記載あり)
  3. ^ a b 総務企画局企画課 (27 October 2004). 金融審議会金融分科会第二部会会合議事録. 金融庁. 2018年4月22日閲覧 当該会合の議事要旨(担当部署名記載あり)
  4. ^ a b c d e 第17期・有価証券報告書~沿革 (PDF) (Report). アニコムホールディングス. 28 June 2017. p. 4. 2018年4月22日閲覧報告対象事業年度「2016年(平成28年)4月1日→2017年(平成29年)3月31日」。目次頁等も含めた場合の掲載ページは「8頁目」
  5. ^ a b アニコムグループの沿革」(PDF)『アニコムホールディングスの現状 2017』、アニコムホールディングス、2017年、35頁、2018年4月22日閲覧“表紙(表と裏)を含めた場合の掲載ページ「37頁目」” 
  6. ^ a b アニコム損害保険株式会社” (PDF). GMT企業訪問プログラム. 東京富士大学 (2014年10月30日). 2018年4月22日閲覧。 “→GMT企業訪問プログラム(サイト・トップ)
  7. ^ アニマとは”. コトバンク. 朝日新聞社. 2018年4月22日閲覧。
  8. ^ 森田学『改訂新版 音楽用語のイタリア語』三修社、2011年8月10日、24頁。ISBN 978-4-384-04430-0全国書誌番号:21966511 
  9. ^ アニコム損害保険(株)~新卒採用・会社概要”. マイナビ2019. マイナビ (2018年3月2日). 2018年4月22日閲覧。
  10. ^ 商標公報5085887”. 特許情報プラットフォーム『J-PlatPat』. 商標. 工業所有権情報・研修館 (2007年11月27日). 2018年4月22日閲覧。 “クリック後に画面表示された「商標公報5085887」リンクを更にクリックすることで商標登録内容を閲覧可能”
  11. ^ a b シンボルマーク」(PDF)『アニコムホールディングスの現状 2017』、アニコムホールディングス、2017年、1頁、2018年4月22日閲覧“表紙(表と裏)を含めた場合の掲載ページ「3頁目」” 
  12. ^ a b アニコムグループの概要」(PDF)『アニコムホールディングスの現状 2017』、アニコムホールディングス、2017年、10頁、2018年4月22日閲覧“表紙(表と裏)を含めた場合の掲載ページ「12頁目」” 
  13. ^ シンボルマーク」(PDF)『アニコム損害保険の現状2017』、アニコム損害保険、2017年7月、1頁、2018年4月22日閲覧“表紙(表と裏)を含めた場合の掲載ページ「3頁目」” 
  14. ^ a b 松岡功(ITmedia) (2013年9月30日). “Weekly Memo:富士通が「業界クラウド」に注力する理由”. ITmedia エンタープライズ. https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1309/30/news025.html 2018年4月22日閲覧。 
  15. ^ インターン獣医学生募集!(募集パンフレット)” (PDF). アニコム損害保険 (2012年). 2018年4月22日閲覧。
  16. ^ 島村麻子(アニコム ホールディングス)「家庭どうぶつ医療における保険金支払いデータの活用」『獣医疫学雑誌』第16巻第1号、獣医疫学会、2012年7月、67-73頁、doi:10.2743/jve.16.67ISSN 1343-2583NAID 1300033686292018年4月22日閲覧 
  17. ^ ペットは家族から社会、自然の一員へ”. くらしノベーション研究所. ペットとくらしの研究~ペット研究16年の変化. 旭化成ホームズ. 2018年4月22日閲覧。
  18. ^ ペットは「家族の一員」から「社会の一員」へ 本当の意味で”共生する”ための課題”. わんちゃんホンポ. (株)ピーネストジャパン (2017年12月13日). 2018年4月22日閲覧。
  19. ^ 主な用語のご説明” (PDF). どうぶつ健保・ご契約のしおり(兼 保険金請求方法のご案内). アニコム損害保険. pp. 1-2 (2017年10月). 2018年4月22日閲覧。
  20. ^ a b c d ドリームゲート事務局 (2009年6月16日). “第88回 アニコム損害保険株式会社・小森伸昭”. ドリームゲート. 起業家インタビュー. (株)プロジェクトニッポン. 2018年4月22日閲覧。
  21. ^ 第11回 ペット保険がもたらす動物業界の未来…下薗恵子×小森伸昭社長”. シモゾノ学園理事長・下薗惠子presents 動物業界ナルホド対談. 学校法人シモゾノ学園 国際動物専門学校 (2011年6月1日). 2018年4月22日閲覧。 “全4頁構成(→2頁目3頁目4頁目)”
  22. ^ a b c d e 第16期・有価証券報告書~沿革、事業の内容(「anicom」関連) (PDF) (Report). アニコムホールディングス. 27 June 2016. pp. 4–6. 2018年4月22日閲覧報告対象事業年度「2015年(平成27年)4月1日→2016年(平成28年)3月31日」。目次頁等も含めた場合の掲載ページは「8~10頁目」
  23. ^ 「アニコム損害保険株式会社」の損害保険業免許および「アニコムインターナショナル株式会社」の保険持株会社認可の取得について』(プレスリリース)アニコム損害保険、2007年12月26日https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2007/news_071226.html2018年4月22日閲覧 
  24. ^ 損害保険業の免許について(アニコム損保)』(プレスリリース)金融庁、2007年12月26日https://www.fsa.go.jp/news/19/hoken/20071226-6.html2018年4月22日閲覧 
  25. ^ 保険持株会社になろうとする場合の認可について(アニコム)』(プレスリリース)金融庁、2007年12月26日https://www.fsa.go.jp/news/19/hoken/20071226-5.html2018年4月22日閲覧 
  26. ^ アニコム ホールディングス株式会社 上場のご挨拶』(プレスリリース)アニコム損害保険、2010年3月3日https://www.anicom-sompo.co.jp/topics/2009/topics_0100303.html2018年4月22日閲覧 
  27. ^ 2015年3月期 決算補足説明資料” (PDF). アニコムホールディングス. p. 38 (2015年5月8日). 2018年4月22日閲覧。
  28. ^ 2016年3月期・第1四半期 決算補足説明資料” (PDF). アニコムホールディングス. p. 15 (2015年8月6日). 2018年4月22日閲覧。
  29. ^ マザーズから市場第一部への変更 -アニコム ホールディングス(株)-』(プレスリリース)日本取引所グループ、2014年6月3日http://www.jpx.co.jp/news/detail/detail_1454.html2018年4月22日閲覧 
  30. ^ 第17期・有価証券報告書~事業の内容、関係会社の状況 (PDF) (Report). アニコムホールディングス. 28 June 2017. pp. 5–11. 2018年4月22日閲覧報告対象事業年度「2016年(平成28年)4月1日→2017年(平成29年)3月31日」。目次頁等も含めた場合の掲載ページは「9~15頁目」
  31. ^ 相原浩司(金融インダストリーグループ). “ペット保険とその周辺の話題について”. Deloitte. デロイト トーマツ グループ. 2018年4月22日閲覧。
  32. ^ 川又英紀(日経情報ストラテジー) (2009年4月15日). “人と同じな動物向け「健康保険」、世界初の病院窓口精算で離陸”. 日経 xTECH. https://xtech.nikkei.com/it/article/JIREI/20090409/328158/ 2018年4月22日閲覧. "全3頁構成(→2頁目3頁目)" 
  33. ^ 事業概要(サイト・トップ内)”. セルトラスト・アニマル・セラピューティクス. 2018年4月22日閲覧。
  34. ^ 動物再生医療センター病院について”. 動物再生医療センター病院. 2018年4月22日閲覧。
  35. ^ 動物への本格的な再生医療をスタート』(プレスリリース)セルトラスト・アニマル・セラピューティクス、2018年3月28日http://celltrust.jp/news/news4/2018年4月22日閲覧 
  36. ^ 「anicom」サイト・トップ”. anicom(アニコムクラブ、動物健康促進クラブ). 2018年5月19日閲覧。 “インターネットアーカイブによるキャプチャ年月日「2007-01-07」”
  37. ^ 裏表紙・裏面(奥書ページ)」(PDF)『アニコム損害保険の現状2013』、アニコム損害保険、2013年7月、87頁、2018年5月19日閲覧 
  38. ^ 裏表紙・裏面(奥書ページ)」(PDF)『アニコムホールディングスの現状 2013』、アニコムホールディングス、2013年7月、65頁、2018年5月19日閲覧 
  39. ^ a b 表紙・裏面」(PDF)『アニコム家庭どうぶつ白書2014』、アニコム損害保険、2014年11月17日、2頁、2018年5月19日閲覧 
  40. ^ アニコムの朝会”. 鎌倉投信 (2011年1月12日). 2018年5月19日閲覧。
  41. ^ 「どうぶつ健保」ご契約のしおり”. アニコム損害保険 (2010年10月). 2018年5月19日閲覧。
  42. ^ 「どうぶつ健保ふぁみりぃ」ご契約のしおり(団体扱・集団扱)”. アニコム損害保険 (2010年3月). 2018年5月17日閲覧。
  43. ^ 「どうぶつ健保」ご契約のしおり”. アニコム損害保険 (2011年8月). 2018年5月19日閲覧。
  44. ^ a b 裏表紙・裏面(奥書ページ)」(PDF)『アニコム損害保険の現状2014』、アニコム損害保険、2014年7月、79頁、2018年5月19日閲覧“「”心の発電所”標語+イラスト」掲載。なお、表紙にも「”心の発電所”標語+イラスト」の掲載あり” 
  45. ^ a b 裏表紙・裏面(奥書ページ)」(PDF)『アニコムホールディングスの現状 2014』、アニコムホールディングス、2014年7月、60頁、2018年5月19日閲覧“「”心の発電所”標語+イラスト」掲載。なお、表紙にも「”心の発電所”標語+イラスト」の掲載あり” 
  46. ^ a b 表紙・裏面」(PDF)『アニコム家庭どうぶつ白書2016』、アニコムホールディングス、2016年12月15日、2頁、2018年5月19日閲覧“『アニコム家庭どうぶつ白書2015 (PDF) 』→標語掲載無し” 
  47. ^ a b どうぶつと暮らしてみませんか!”. みんなの「どうぶつ親子手帳」. アニコム損害保険. 2018年5月19日閲覧。
  48. ^ アニコムの想い”. アニコム損害保険. 2018年5月19日閲覧。
  49. ^ 第2回どうぶつフォトコンテスト開催! 心の発電力がアップした、かわいいわが子の「とっておきの一枚」大募集!!』(プレスリリース)アニコム損害保険、2015年12月18日https://www.anicom-sompo.co.jp/topics/2015/topics_0151218.html2018年5月19日閲覧 
  50. ^ ~きみが、心の発電所~ 「アニコムトレイン」が山手線を走ります』(プレスリリース)アニコム損害保険、2016年2月25日https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2015/news_0160225.html2018年5月19日閲覧 
  51. ^ アニコムトレインをご紹介します』(プレスリリース)アニコム損害保険、2016年3月7日https://www.anicom-sompo.co.jp/topics/2015/topics_0160307.html2018年5月19日閲覧 
  52. ^ 新しい保険を生み出せ! ~ペット保険から保険を変える 業界の風雲児の挑戦~ - テレビ東京 2012年1月26日


「アニコム ホールディングス」の続きの解説一覧

「アニコム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アニコム」の関連用語

アニコムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アニコムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアニコム ホールディングス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS