アクバルハ一派
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4巻のエピソードに登場した本作の最終的な敵陣営。 大魔王アクバルハ 世界征服を目論む男。「ザラスの星のかけらで作った剣」に自らの魔力を吹き込み、強力な武器にしようとしていると語られていたが、実はアクバルハはルフに暗殺されており、密かに息子であるジュニアが跡を継いでいた。だが使い魔ほどの魔力も持たなかったため大魔王を名乗るには程遠く、正体を隠して「大魔王アクバルハ」を演じていた。生前、ルフの正体に気づいていたため密かにカバル将軍に内偵させ、息子を託した。 アクバルハジュニア 本作に登場する「大魔王アクバルハ」の正体。前述のとおり使い魔ほどの魔力も持たない、ひ弱な少年である。終盤では正体に気づいていたルフに反旗を翻され、囚われの身となった。ラストバトルにて助け出されたが、正体を知ったシルカから「悪の芽は小さい内に摘む」としてどつかれてしまった。 カバル将軍 大魔王アクバルハの忠臣でその正体を知る人物。命令に従い「ザラスの剣」をカイルたちから奪うべく幾度も戦いを挑む。実力はあまり高くなく、初登場時はシルカの魔法一発で吹き飛ばされ逃げ帰っている。 終盤ではルフの企みを阻止するべくカイルたちとは休戦。ラストバトルではルフの足を掴んで動きを封じ、カイルとレニフィルの同時攻撃を命中させるなど重要な役割を担った。 ファルクラ将軍 将軍たちの紅一点。猫と人間を合体させたような種族ワーキャット軍団を部下に率いている。カバル将軍の次の刺客として登場し、様々な作戦を用いてカイルたちからザラスの剣を奪おうとしたが、すべて失敗に終わる。その後、大魔王の正体を見破っていたルフから離反を唆されるが、カバルからルフの正体を聞いたことで決別。カバルと共に囚われの身となる。だがラストバトルにてシルカに救出された。 エピローグでは、妖精族であることが判明する。またエステルミ女王とは旧知の仲。エステルミの予知能力によって自分たちが滅びることを聞き、人間を滅ぼして妖精族の世界を創るために大魔王の仲間になった。 ルフ将軍 鉄兜で素顔を隠した青年。常に敬語で話す物静かな人物を演じている。 アクバルハに仕える魔術師という触れ込みだが、その正体はかつて魔界を支配しようとした悪魔。魔界の皇子でありながら反乱を起こしたため地上へと追放されてしまい、この地を第二の魔界へと変え、いずれ魔界に攻め込むのを目的としていた。兜の下の素顔も人間とはかけ離れた形相をしており、本性も尊大で卑怯卑劣。ザラスの剣の秘密を知るために大魔王アクバルハの下につき、秘密を知ると「じじいに用はない」と暗殺した。 ザラスの剣を掌握し、この世界を滅ぼすことで全ての生物をゾンビとして従えようとしている。だがカイルから奪ったザラスの剣は偽物であり、本物がレニフィルによって真の力を得たと知った時は激昂。浮遊城を操り最終決戦に挑む。シルカを人質に取るなど卑怯な手を使ったが、レニフィルの魔法で破られ、更には足をカバル将軍に掴まれたことで動きを封じられる。そこへカイルとレニフィルの同時攻撃によってザラスの剣で貫かれ、この世界から消え去った。
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