ようじょうせいそくきんとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 糸状菌類図鑑 > ようじょうせいそくきんの意味・解説 

Alternaria alternata(葉上生息菌,黒斑病菌)


Arthrinum st.(アースリナム菌(葉上生息菌))

Arthrinum Kuntze:Fr.
分類不完全菌門,不完全糸状菌

日本全国分布。主に土壌から分離されるが,しばしばイネ科植物などの葉上生息菌としても分離される分生胞子飛散し蔓延する写真示した有性世代Apiospora montagnei Sacc.と考えられるが,未同定である。

性状機能):土壌腐生菌葉上生息菌

形態
 有性世代
 無性世代分生子柄直立し,ひも状,無色頂部に1-数個分生子形成する分生子褐色レンズ形~円形中央に透明の溝を1本もち,直径5-8.8μ,厚さ3.7-6.3μ。
分生子柄分生子 分生子

農環研所蔵標本 なし


Epicoccum nigrum(エピコッカム菌(葉上生息菌))

Epicoccum nigrum Link
 
分類不完全菌門,不完全糸状菌

 日本全国広く分布オオムギコムギ黒点病イネににせいもち病引き起こすが,イネ科植物などの最も一般的な植物生息でもある。分生胞子飛散し蔓延する子のう時代未発見。

性状機能):植物病原菌植物体-生息

形態
 有性世代未発
 無性世代クッション状,黒色直径2mm以下の分生子層上に,短く大きさ5-15×3-6μの分生子柄密生する分生胞子は単生,球形~亜球形暗褐色隔壁により多室に分かれ俵状,直径通常15-25μ。
分生胞子

農環研所蔵標本

標本番号 菌種 宿主和名 宿主学名 症状 採集地 採集年月日 採集
101-1-70 Epicoccum nigrum  イネ Oryza sativa にせいもち病 福岡県 1931 瀧元清透
103-2-5 オオムギ Hordeum vulgare 黒点病 埼玉県上尾町農事圃場 1933.6.3 富永時任
256-2-7 コムギ Triticum aestivum 奈良県 1958.4 伊藤
103-1-10 山口市農事 1958.4  堀貞
256-2-6 東京都北多摩郡清瀬町芝山 1958.5.19  富永時任
103-1-8 〃(
103-1-11 〃(
103-2-4 オオムギ Hordeum vulgare 1958.5.27
103-1-9 コムギ Triticum aestivum 埼玉県上尾町農試圃場 1958.6.3
256-2-38 エンバク Avena sativa 黄斑病(未報告 千葉県青葉町(農技研畜産部) 1961.6.2


このページでは「日本産糸状菌類図鑑」からようじょうせいそくきんを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からようじょうせいそくきんを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からようじょうせいそくきんを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ようじょうせいそくきんのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ようじょうせいそくきんのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日本産糸状菌類図鑑日本産糸状菌類図鑑
Copyright (C) 2024 National Institute for Agro-Environmental Sciences. All Rights Reserved

©2024 GRAS Group, Inc.RSS