ゆりかご界の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/11 08:25 UTC 版)
ハナレビ達の仮初めの地。見た目は一周するのに徒歩で数時間ほどの小さな球体で、雲海の上に浮かんでいる。ただし、ゆりかご界は複数あり、ここは正確には「秋桜の居たゆりかご界」である。 秋桜(あきお) 主人公。ゆりかご界の住人で桜子のハナレビ。青みがかった髪の毛を持つおかっぱ頭の眼鏡っ娘。気弱で恥ずかしがり、かつ、どんくさいが親友である叶枝にもう一度会うために勇気を振り絞って桜子を目覚めさせ、下界へ旅立つ。 ゆりかご界以前にある唯一の記憶「歌詞のない歌」が、劇中で重要なキーになる。 桜子(さくらこ) もう一人の主人公。秋桜のワスレジ。彼女よりやや年上。「桜子」の名はゆりかご界で消えかけた時、桜の花びらを目にした際に咄嗟に付けたもの。 赤毛のロングヘア。勝ち気でがさつ。言葉遣いが悪く、秋桜を見ると何故か苛つく。記憶を取り戻すべく、しぶしぶ旅に同行する。 秋桜の歌に過剰反応し、無意識の内にドッペルゲンガーである「心の一部」が出現して自分自身を含め、危害をもたらすことがある。 意磨久爾(イマクニ) ゆりかご界でハナレビ達を世話する存在。導師でもある。金の髪を結い上げ、ぽっくり下駄に太夫風の肩出し和装を着た犬の獣人。嬉しいとしっぽをぱたぱた振る。雷が怖い。 毅然とした大人の女性然な態度を取っているが、実はかなりの心配症。カレー好きだがタマネギが入ると健康上の理由で食べられない。 暇磨(ひま) 桜子の第二のハナレビ。茶髪でエプロンドレスを着たテディベア風の獣人。意磨久爾から要請された下界の案内人として、秋桜たちとは途中で合流する。桜子曰く「胡散臭い奴」 顔は童顔で可愛いが、両手は肉球付きの熊の掌そのもので、見た目通りに怪力。特殊なハナレビらしく、他のワスレジには彼女の様な存在は見られない。意磨久爾と親しい間柄なのは本当で、夜間、こっそりと黒電話で連絡を取り合っている。 叶枝(かなえ) ハナレビ。秋桜の親友。ゆりかご界ではルームメイト。ワスレジの望実を得て一足先に下界へ旅立つ。 望実(のぞみ) 叶枝のワスレジ。姿は叶枝とうり二つ。 ハナレビ達 名が不明の秋桜や叶枝以外のハナレビ。十数人存在したが、全て女子であった。
※この「ゆりかご界の住人」の解説は、「ハナレビの楽園」の解説の一部です。
「ゆりかご界の住人」を含む「ハナレビの楽園」の記事については、「ハナレビの楽園」の概要を参照ください。
- ゆりかご界の住人のページへのリンク