ほしゃくとは? わかりやすく解説

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ほ‐しゃく【保釈】

読み方:ほしゃく

[名](スル)一定の保証金納付させ、勾留(こうりゅう)中の被告人一時釈放すること。刑事訴訟法定め一定の場合除いて被告人弁護人などの請求があれば裁判所認めなければならないまた、裁判所職権で行うこともある。

「保釈」に似た言葉

保釈(ほしゃく)(bail)

拘留されている被告人一時的に釈放すること

定められ公判期日裁判所出頭するという条件で、勾留効力残しながらその執行停止し被告人身柄拘束を解く制度。保釈中は通勤通学など通常の社会生活を送ることができる。

保釈には、刑罰の軽い犯罪起訴されている場合などに請求すれば認められる「必要的保釈」と裁判官判断認められる裁量的保釈」の2種類がある。保釈の請求は、被告人本人だけでなく、その弁護士家族でも可能だ

保釈が認められると、保証金裁判所納める。この保証金のことを保釈金という。保釈金金額は、その被告人所得に応じて裁判官決める。理由なく公判期日裁判所出頭しなければ、その保釈金は国に没収されるまた、裁判が終わると、有罪無罪かかわらず保釈金返還される

保釈制度には、刑事裁判における「推定無罪の原則」によって、逃亡証拠隠滅の心配がなければ保釈金担保にして被告人身柄自由にするという発想根底にある。

大麻取締法違反の罪で起訴されていた東京都内男性被告について、最高裁判所被告人大学受験理由に保釈を許可する決定出した受験が保釈許可理由となることは珍しいという。

(2005.04.04掲載


保釈(ほしゃく)

犯罪被害者支援刑事手続関わる用語

一定の保証金納付することで、被告人対す勾留執行停止し身柄拘束を解くことを決定する制度。保釈を認める際は、被告人住居制限などの条件付けることができる。理由なく出頭応じない場合付され条件を守らなかったときは保証金没取される。起訴される前の者である被疑者には保釈の制度はない。


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ほしゃく

出典:『Wiktionary』 (2021/07/11 03:29 UTC 版)

名詞

(ほしゃく)

  1. (法律) 保証金納付させて勾留中の被告人釈放すること。

発音(?)

ほ↗しゃく

翻訳

動詞

活用

サ行変格活用
保釈-する


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