ひらがなの補足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 13:47 UTC 版)
「日本のナンバープレート」の記事における「ひらがなの補足」の解説
お・し・へ・ゐ・ゑ・んの6文字は、以下の理由により使われていない。 「お」:似た字形の「あ」「す」「む」との読み誤りを避けるため。「お」の代用に同じ発音の「を」を用いる。 「し」:「死」を連想させる。かつ、似た字形の「も」との読み誤りを避けるため。 「へ」:「屁」を連想させる。かつ、似た発音の「え」との読み誤りを避けるため。 「ん」:ほかの平仮名と比べ、発音がしづらい。 「ゐ」「ゑ」:歴史的仮名遣である。かつ、似た字形の「ぬ」「る」との読み誤りを避けるため。 ひらがな書体の名称は「小松書体」と呼ばれている。かつては名古屋・尾張小牧・三河・豊橋・岐阜・飛騨・三重・浜松・静岡・沼津・福井・石川・富山ナンバーについては「中部書体」が、広島・福山・岡山(軽自動車・二輪車のみ)・山口ナンバーについては「広島書体」がそれぞれ採用されていたが、現在では全てのナンバープレートで「小松書体」を採用している。 また、同じ「小松書体」でも大阪やなにわ等、大阪府内・兵庫県内・和歌山県内発行のナンバープレートで、「に」の右半分の上下の棒の間隔が他より広いことや、「の」の大きさが他より大きいなど若干の違いも見られる。 大型番号標の事業用2ナンバー車は、分類番号3桁化後の払い出されたナンバープレートは全てのナンバープレートで「200か」となっているが、分類番号2桁時代は、各地名のナンバープレートごとに異なっていた。分類番号2桁時代の大型番号標の事業用2ナンバー車のひらがなは以下の通り。 「あ」:釧路・山形・庄内・水戸・土浦・群馬・山梨・長野・松本・飛騨・豊橋・大阪・なにわ・姫路ナンバー 「い」:秋田ナンバー 「う」:北見・帯広・室蘭・栃木・三河・山口ナンバー 「か」:旭川・札幌・函館・青森・八戸・宮城・福島・いわき・新潟・長岡・千葉・野田・品川・足立・練馬・多摩・八王子・横浜・川崎・相模・湘南・大宮・熊谷・春日部・所沢・浜松・名古屋・尾張小牧・福井・京都・神戸・鳥取・愛媛・福岡・北九州・筑豊・久留米・長崎(本土)・熊本・宮崎ナンバー 「き」:岩手・石川・岐阜・静岡・三重・滋賀・和泉・奈良・和歌山・島根・徳島・香川・高知・佐賀・鹿児島(本土)・沖縄(本土)ナンバー 「く」:沼津・福山・広島・長崎(厳原)・鹿児島(大島)ナンバー 「こ」:富山・沖縄(八重山)ナンバー 「を」:習志野・沖縄(宮古)ナンバー
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