ばくにょうとは? わかりやすく解説

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ばく‐にょう〔‐ネウ〕【××繞/麦×繞】

読み方:ばくにょう

漢字の繞(にょう)の一。「麩(ふ)」「麺(めん)」などの「」の称。


麦部

(ばくにょう から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 15:39 UTC 版)

麥(麦)
康熙字典 214 部首
鹿部 麦部 麻部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17
麦の画像

麦部 ばくぶ、(旧漢字:麥部)は、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では199番目に置かれる(11画の5番目、亥集の13番目)。

概要

「麥(麦)」字はイネ科穀物の一種であるムギ類の総称として用いられ、特にコムギを指す。

その実は粉にして加工することができ、現在、中国華北主食となっているが、もともと西アジアから伝来した穀物であるためその普及は早くはなかった。

甲骨文字においても十数例しか使用例がなく、正月など特別な時にしか食べない、貴族の食べ物であったとされる(于省吾、1957年)。漢代以降、徐々に主食の地位を確立していった。

小篆では穂や葉を備えた麦の形に象った「來(来)」の下に足を表す「」がある形であるが、甲骨文においては「夊」部分が「來」とくっついていることから、足ではなく、麦の長い根部分の象形ではないかとも言われる。

また「夊」をやはり足の象形とし、「來(来)」字が本来、ムギを意味し、「麥(麦)」字が往来するという意味で、後に誤用されるようになったという説もある。

偏旁の意符としては麦類や糧食に関することを示す。

麦部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。

字体のデザイン差

偏旁として用いられるとき、康熙字典・日本・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表では「麪」のように左から下部を覆うの形に変形させるが、中国の新字形では「」のように単にの位置に置き、変形はさせない。

簡略化

日本の新字体・中国の簡化字では「麦」に簡略化させた字体を用いている。

なお日本の表外漢字において「麹」などは常用漢字ではないが、簡略化した「麦」を用いたものが広く普及し、簡易慣用字体とされている。かつて常用漢字でなかった「麺」も2010年に常用漢字入りするときは簡略化した「麦」を用いた字体が採用された。

ちなみに中国の簡化字では「」および「麪」は「面」、「」および「」は「曲」に簡略化されている。

「麥」の簡略字体である「麦」の上部の筆順は、日本の場合は横縦横横となるのに対し、中国だと横横縦横となる。「」なども同様である。

部首の通称

  • 日本:むぎ・ばくにょう
  • 韓国:보리맥부(bori maek bu、ムギの麥部)
  • 英米:Radical wheat

部首字

麥(麦)

例字


ばくにょう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 15:13 UTC 版)

「繞」の記事における「ばくにょう」の解説

ばくにょう。「麺」「麩」など。麦、麦加工品に関する意味を表す。筆順では先に書く。常用漢字存在しなかったが「麺」が追加されJIS第1規格では新字体用いる。また、偏になった同字も多い。 常用漢字: 麺 表外字: 麩 麹 など

※この「ばくにょう」の解説は、「繞」の解説の一部です。
「ばくにょう」を含む「繞」の記事については、「繞」の概要を参照ください。

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