のり割30
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:30 UTC 版)
のり割30は乗り継ぎ場所を問わず、路線バスを30分以内に乗り継ぐ際、2乗車目の運賃を割り引くサービスで、2012年7月20日から開始された。サービス開始当初の名称は特に愛称の無い「乗り継ぎ割引サービス」だったが、2015年9月5日のBRT路線「萬代橋ライン」開業とバス路線再編など、新バスシステム開業に伴うダイヤ改正に際し「まち割60」が新設されたため、前述の愛称に改称された。 路線バスに乗車して、運賃をりゅーとの乗車可能金額(カード残高)で精算した後、30分以内に路線バスに乗り継いで、運賃をりゅーとで精算した場合、2乗車目の運賃が割引となる。割引額は大人50円、小人30円(障がい者運賃:大人30円、小人20円)で、乗り継ぎ時間が30分以内であれば、異なる地点まで停留所を移動した場合でも割引が適用される。 例1:一般カードを使用して新潟駅前から市役所前まで乗車し、30分以内に同バス停から乗車して信濃町で降車した場合 新潟駅前 - 市役所前(大人210円) → 市役所前 - 信濃町(大人210円-割引額50円=160円) 例2:一般カードを使用して新潟駅前から本町まで乗車し、30分以内に古町から乗車して信濃町で降車した場合 新潟駅前 - 本町(大人210円) → 古町 - 信濃町(大人210円-割引額50円=160円) 但し割引が適用されるのは2乗車目までで、3乗車目の乗り継ぎには割引は適用されない。3乗車目以降の奇数回は1乗車目としてカウントされ、以後4乗車目以降の偶数回に割引が適用される順序の繰り返しとなる。 例3:一般カードを使用して新潟駅前から古町、古町からがんセンター前、がんセンター前から上近江、上近江から新潟駅南口の順に、各々30分以内に乗り継いだ場合 新潟駅前 - 古町(大人210円) → 古町 - がんセンター前(大人210円-割引額50円=160円) がんセンター前 - 上近江(大人210円) → 上近江 - 新潟駅南口(大人210円-割引額50円=160円) のり割30は「奇数乗車目の運賃精算から30分以内」をサービス適用の条件としているため、運賃先払い方式を採用している空港線のエアポートリムジンや、新潟駅南口 - 新潟競馬場間の臨時急行バスを奇数乗車目に利用した場合、偶数乗車目に他路線を利用してもサービスの適用外となる場合がある。 新潟市中心部を23時31分以降に始発する「深夜バス」(通常運賃の倍額)、新潟市観光循環バス、コミュニティバス(大堀線の西区バス区間を除く新潟市の区バス、にこにこ号、Qバス、コミュニティ佐潟バス)では、のり割30は適用されない。観光循環バスについては専用の1日乗車券(大人500円、小人250円)を購入すれば、同路線に限り自由に乗り降りできる。またコミュニティバスの運賃は中野小屋ルートを除き、全区間均一運賃(大人100〜200円)である。 なお、のり割30は運賃精算を全てりゅーとで行った場合に限り適用される。現金・Suica等を併用した場合は割引は適用されない。またSuicaをはじめとする全国10種類の交通系ICカードは割引の対象外で、30分以内にバスを乗り継いだ場合でも偶数乗車目には正規の運賃が適用される。
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