ニート【NEAT】
読み方:にーと
《nonexercise activity thermogenesis》意識的に行う運動によるものではなく、家事や通勤・通学など日常生活における動作で無意識に消費される熱量。非運動性熱産生。
[補説] エスカレーターでなく階段を使う、散歩の距離を伸ばすなど、NEATの量を増やすことが生活習慣病の予防につながるとされる。
ニート【NEAT】
読み方:にーと
《near-Earth asteroid tracking》NASA(米航空宇宙局)ジェット推進研究所による地球近傍小惑星の探査・追跡プログラム。1995年に探査開始。ハワイ、マウイ島の望遠鏡やパロマー山天文台の望遠鏡を利用し、「潜在的に地球と衝突する恐れがある小惑星」(PHA)の探査・追跡を行っている。準惑星エリス、セドナ、クワオアーをはじめ、多数の小惑星、彗星を発見している。地球近傍小惑星追跡。
ニート【NEET】
読み方:にーと
《not in education, employment or training》学校にも行かず、就職しようともせず、職業訓練も受けない若者のこと。1990年代末に英国で名付けられた。2000年代になって日本でも問題化。→フリーター →若年無業者
[補説] 日本では、内閣府と厚生労働省がそれぞれ次のように定義している。
[内閣府]15〜34歳までで、学校に通学せず、独身で、収入を伴う仕事に就いていない人。
[厚生労働省]15〜34歳までで、仕事に就いておらず、家事も通学もしていない人。
ニート【neat】
ニート(にーと)("NEET; Not in Employment, Education or Training")
大学や高校などの学校を卒業したあと、就職意欲もなく進学もしない若者を指して使われる言葉。英語で“働かず、学校教育を受けず、職業訓練に参加しない”を意味する Not in Employment, Education or Training の頭文字から名付けられた。1990年代後半にイギリスで生まれた。
ニートは、働いていないことからフリーターとは異なり、働く意思のないことから失業者として数え上げられることもない。そのため、従来は雇用政策上のさまざまな統計から抜け落ちていた。
厚生労働省は2004年版「労働経済白書」で、52万人(2003年現在)のニートがいるという推計を発表した。また、内閣府の研究会は今年3月に、厚生労働省の統計ではニートに含めていない「家事手伝い」も含めて総数約85万人(2002年現在)のニートが存在するという推計を発表している。
ニートの存在は失業率などに反映されないことから失業問題から見落とされがちだが、年金や健康保険など国の社会保険制度の根幹に影響があると見られ、新たな雇用問題を生み出している。
(2005.06.06掲載)
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