綴子の大太鼓とは? わかりやすく解説

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綴子の大太鼓

名称: 綴子の大太鼓
ふりがな つづれこのおおだいこ
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 綴子の大太鼓保存会
選択年月日 1979.12.07(昭和54.12.07)
都道府県(列記): 秋田県
市区町村(列記): 北秋田郡鷹ノ巣綴子
代表都道府県 秋田県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  この行事雨乞い豊年万作を願うもので、七月十四日十五日(往時旧暦六月十四日十五日)に氏神綴子神社奉納されてきた。昭和初期までは上【うえ】町と下【した】町に二分し例年先陣争いをなしてきたと伝えられるが、現在は隔年交替なされるように変遷している。
 大太鼓行事は、上町下町で各決められた場所に集合整列した後、ヤッパリ呼ばれる警固役先頭に、出陣行列旗持ち鳥毛持ち等)、獅子方露払い総指揮者)、笛(囃子方)、太鼓方の順に行列をなして境内にいたり、社前において口上言上し、さらに獅子方によって獅子踊が、旗持ちなどによって奴踊が、そしてヤッパリによって棒術などが奉納される。かかる習俗両日におよび、十五日の本祭では、その奉納後に神輿渡御なされる
 この行事で特に注目されるのは、師匠役・世話役などとも呼ばれる壮年男子によって、太鼓台のせられ大太鼓中太鼓小太鼓の類が笛の音あわせて町内を曳かれる点である。うち大太鼓端面直径尺五寸三・一メートル)、胴の長さ十二尺(三・六メートル)、重さトンにもおよぶもので、その太鼓打ち人数は上に前後五人ずつの十人、下で前後二人ずつの四人にもおよび、一筋二十余人二筋の綱で曳くという大がかりなもので、その音は四里四方になり響くとか、この地方霊峰田代山神社神霊にもきこえるとか信じられている。
 太鼓響き大きいほど、雨乞い効果があがり、悪疫退散にも霊験があると信じられるなど、この種の行事の一典型をなすものとして注目されるのである
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風流:  窪野の八つ鹿踊  竜踊  篠原踊  綴子の大太鼓  綾子舞  綾子踊  綾渡の夜念仏と盆踊



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