つくば市総合運動公園計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/14 03:20 UTC 版)
「市原健一」の記事における「つくば市総合運動公園計画」の解説
市原は3選の翌年に総合運動公園の計画を発表した。以下はその推移である。 2013年(平成25年) 12月27日、市原は臨時記者会見を開き、3万人収容の陸上競技場を核とする「つくば市総合運動公園(仮称)」を建設する計画を明らかにした。事業規模は総額200億~300億円。陸上競技場のほか体育館やサッカー場、ラグビー場の整備も検討し、2018年ごろの完成を目指すとした。 2014年(平成26年) 3月18日、市議会3月定例会において、つくば市大穂の約46ヘクタールの遊休地を都市再生機構から約66億円で購入する議案が賛成14、反対13の1票差の賛成多数で可決された。 9月25日、市議会9月定例会において、市原は購入した総合運動公園用地について用地取得手続きに不適切な事務処理があったことを認め、陳謝した。 2015年(平成27年) 2月、市は総合運動公園の基本計画を策定した。総事業費は305億円。財源については、補助金140億円を国に求め、工事の進展に合わせて地方債148億円を借り入れて30年間で返済すると説明。残りは市の一般財源などで補うとした。 3月19日、市議会3月定例会において、総合運動公園予算の凍結が提案され、1票差で可決された。 市民グループが「700億円前後の財政規模の市には巨額過ぎる」と訴えて署名を集め、同年5月に住民投票条例が可決された。なお、つくば市の2015年度の一般会計当初予算は約723億6千万円である。 8月2日、計画の賛否を問う住民投票が行われ、反対が賛成を大幅に上回った。市原は計画の白紙撤回を検討する考えを示した。 2016年(平成28年) 3月18日、市議会定例会において、次期市長選に立候補しないことを正式に表明した。住民投票で反対が8割を占めたことによる総合運動公園計画の中止や、別件で市議会が問責決議を可決したことなどを不出馬の理由に挙げた。 11月13日、つくば市長選挙執行。支援した元市議会議長の飯岡宏之は落選した。
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