その他の指揮活動
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「エットレ・パニッツァ」の記事における「その他の指揮活動」の解説
パニッツァはたびたびイタリア・ヴェリズモ・オペラの初演を指揮して成功を収めた。1916年にトリノにおいて、リッカルド・ザンドナーイ作曲による『フランチェスカ・ダ・リミニ』の初演を指揮したことと、1927年にミラノ・スカラ座でエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ作曲による『スライ』の初演を指揮したことで知られる。また、1942年にはメトロポリタン歌劇場において、ジャン=カルロ・メノッティ作曲による1幕のオペラ"The Island God" の初演を指揮した。 イタリア・オペラのみならずドイツ・オーストリア系の歌劇・楽劇にも冴えた腕を見せた。特に1926年にミラノ・スカラ座で指揮したリヒャルト・ワーグナーの『ニーベルングの指環』は歴史的名演として語り継がれている。ロシア・オペラでも敏腕を振るい、スカラ座でモデスト・ムソルグスキーの『ホヴァーンシチナ』や、ニコライ・リムスキー=コルサコフの『サルタン皇帝』を指揮して成功をおさめた。オペラだけではなく交響曲指揮者としても、ベルリン、ウィーン、シカゴにおいてコンサートを成功させている。 イタリアやアメリカで華々しい活躍をしながら、1907年から1955年まで母国アルゼンチンでも活躍した。ブエノスアイレスのテアトロ・コロンでは、クラウディア・ムツィオ主演の『トスカ』『ラ・ボエーム』、ローザ・ライサ主演の『トゥーランドット』、ガブリエラ・ベザンツォーニ主演の『カルメン』、ジーナ・チーニャ主演の『アイーダ』『トゥーランドット』、ジンカ・ミラノフ主演の『アイーダ』、レナード・ウォーレン主演の『シモン・ボッカネグラ』、マリア・カニーリア主演の『トスカ』、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス主演の『蝶々夫人』など、歴史的な名歌手を従えた名演によってテアトロ・コロンの黄金時代を築いた。 指揮者として精力的に活動するかたわら、作曲家として自作のオペラを発表している。1897年に初演された"Il fidanzato del mare"、1900年に初演された"Medioevo Latino"、1908年に初演された『アウローラ』Aurora、そして1939年に初演された"Bizancio" という4作のオペラを作曲した。 1967年、ミラノにて逝去。
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その他の指揮活動
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「カール・ミュンヒンガー」の記事における「その他の指揮活動」の解説
ベルギーやフランスのオーケストラにも客演しており、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団も何度か指揮している。ウィーン・フィルはミュンヒンガーがシュトゥットガルト室内管弦楽団に次いで多くの録音を残した団体でもあり、両者による録音は50年代から70年代に及んでいる。中でもハイドンの『交響曲第104番「ロンドン」』のディスクは「往年の定盤」と評されている。 また、1966年にはシュトゥットガルト室内管弦楽団の拡大版である、シュトゥットガルト古典フィルハーモニー管弦楽団を組織した。
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