さらなる統合と激震とは? わかりやすく解説

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さらなる統合と激震(1980—90年代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 20:11 UTC 版)

コミック・ストリップのシンジケート配信」の記事における「さらなる統合と激震(198090年代)」の解説

1980年代はコミック・ストリップ・シンジケート業界にとって再編激震時期となった1983年ルパート・マードックニューズ・コーポレーションがフィールド・ニュースペーパー・シンジケートを買収し翌年にはニュース・アメリカ・シンジケート (NAS) と改名した1986年、レジスター・アンド・トリビューンがハーストとキング・フィーチャーズに430ドル身売りした。同年末、『シカゴ・トリビューン』紙はハーストのキング・フィーチャーズ、スクリップスのユナイテッド・メディア、ニューズ・コーポレーションNAS米国のコミック・ストリップ・シンジケートのトップ3社だという分析載せた同年12月末にはハーストNAS買収した社名はノースアメリカ・シンジケートに改められた)。 NAS社長リチャード・S・ニューカム英語版)は売却計画初め公になったのは1986年10月)を受けて1987年1月退社しロンドン出版者ロバート・マクスウェルから資金援助得て売却契約の締結前にクリエイターズ・シンジケート(英語版)を立ち上げた1987年2月13日設立から1か月もしないうちにクリエイターズは『B.C.』の全世界配信獲得し、さらに数か月後にはハーブロック作品配信獲得したクリエイターズ1930年代以降設立され独立系シンジケートわずかな成功例一つとなった。また同社はコミックシンジケートとして初め漫画家作品著作権保有することを認めた1987年半ば時点で、シンジケート各社配信作品ランキング以下の通りだった。 キング・フィーチャーズ(ハースト・コーポレーション)、194作品 ノースアメリカハースト・コーポレーション)、122作品 トリビューン・メディア・サービス(トリビューン・カンパニー英語版))、120作品 ユナイテッド・フィーチャー(ユナイテッド・メディア)、85作品 ロサンゼルス・タイムズ・シンジケート(タイムズ・ミラー・カンパニー(英語版))、85作品 ニュースペーパー・エンタープライズ・アソシエーション(ユナイテッド・メディア)、76作品 ユニバーサル・プレス、74作品、 ニューヨーク・タイムズ・シンジケーション・セールス(ニューヨーク・タイムズ・カンパニー英語版))、51作品 ワシントン・ポスト・ライターズ・グループ(ワシントン・ポスト・カンパニー英語版))、37作品 マクノート、24作品 親会社比べるハースト316作品首位占め、ユナイテッド・メディアが161作品でそれに次ぎトリビューン・カンパニー120作品三位となった。 マクノートはその後1989年9月倒産した。 ユニバーサル・プレスは1990年からクリエイターズ倣って作家自作著作権全て保持させるようになったまた、5年以上契約継続した作家に対して年に4週間休暇与え制度導入した1996年、ユニバーサル・プレスは「デジタル・エンターテインメント・コンテンツ」の配信を行うユニバーサル・ニューメディア(後にUclick(英語版)に改名)を設立した1997年の『ワシントン・ポスト』紙記事では、当時存在していたコミック・ストリップ・シンジケートは9社だとされた。記事ではそのうちユナイテッド・メディア、クリエイターズ、ユニバーサル・プレス、ワシントン・ポスト・ライターズ・グループ、クロニクル・フィーチャーズ(英語版)が言及された(ほかの4社はキング・フィーチャーズ、トリビューン・カンパニー・シンジケート、ニューヨーク・タイムズ・シンジケート、ロサンゼルス・タイムズ・シンジケートである)。 同年のうちにユニバーサル・プレスがクロニクル・フィーチャーズを買収し、後に自社統合した(ユニバーサル・プレスはそれ以前から、コミック・ストリップ『ファーサイド(英語版)』や『ビザロ英語版)』、テッド・ロール(英語版)の風刺漫画など人気作の権利クロニクルから取得していた)。

※この「さらなる統合と激震(1980—90年代)」の解説は、「コミック・ストリップのシンジケート配信」の解説の一部です。
「さらなる統合と激震(1980—90年代)」を含む「コミック・ストリップのシンジケート配信」の記事については、「コミック・ストリップのシンジケート配信」の概要を参照ください。

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