ささやきむろね【ササヤキムロネ】(草花類)
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登録番号 | 第4998号 |
登録年月日 | 1996年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ささやきむろね よみ:ササヤキムロネ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 19日 | |
品種登録者の名称 | 室根農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 岩手県東磐井郡室根村矢越字大畑115 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 菅原清一郎 菅原隆儀 菅原茂幸 畠山修一 藤原美喜男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,ササ系ピンク種にエゾ系ピンク種を交配した実生から選抜,育成された栄養繁殖性の品種であり,花は内面上部が紫ピンク色,外面が鮮紫ピンク色で切花用の極晩生種である。 植物体の形状は直立性,草丈は120~159cmである。茎の直径は5.0~7.9mm,横断面の形状は 4稜形,茎上部及び下部の色は淡緑,上部の着色程度は中,下部は無,1節側枝発生数は5~8,位置は中部のみ,2節以上の側枝発生数は7~12である。葉長は 7.0~9.9cm,葉幅は3.0~3.9cm,葉身の形状は披針形,葉表面の色は緑,裏面は淡緑,表面及び裏面の着色程度は少である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生,開花の順序は下部より,頂部の着花数は13~16,茎当たりの総花数は50~69である。花冠の形状は鐘形,長さは5.0~5.9cm,直径は1.6~1.9cm,先端の直径は2.5~2.9cm,転回は外反転,花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903),内面中部の色は淡紫ピンク(同8902),外面の色は鮮紫ピンク(同8904),内面中部の斑点は中,色は穏緑(同3715),外面の縞模様の色は赤味紫である。花冠裂片の長さ及び幅は10~11mm,形状はⅣ型,がくの裂片数は5,がく片の形状は 狭披針形,そろいは不斉,がく筒の形状は筒状である。開花期は極晩で,育成地(岩手県東磐井郡室根村)における開花期は10月中旬である。 「ハイジ」と比較して,茎下部の着色程度が無いこと,花冠先端の直径が小さいこと,花冠外面の色が鮮紫ピンクであること等で,「ミス 恵美子」と比較して,花冠先端の回転が外反転であること,花冠外面の色が鮮紫ピンクであること,花冠内面中部の斑点の色が穏緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者が昭和62に購入した,ササ系ピンク種の実生選抜にエゾ系ピンク種の実生選抜を平成元年に出願者のほ場(岩手県東磐井郡室根村)において交配し,その実生の中から選抜したものであり,以後,さし木により増殖を行いながら特性の調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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