くもすけとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > くもすけの意味・解説 

くも‐すけ【雲助/蜘蛛助】

読み方:くもすけ

浮雲行方定めぬところからとも、また、客を取ろうクモのように巣を張っているところからとも》

江戸時代街道宿駅渡し場などで、荷物の運搬駕籠(かご)かきなどを仕事としていた無宿の者。

人の弱みにつけ込んだり、法外な金銭取ったりする者を、ののしっていう語。


雲助

くもすけ - 豆知識

昔は悪党駕篭かき人足をこう呼んだ

相手によっては人里離れた所で、盗賊まがいの行為をした者もいた。
に入ると見えないことから → 住所不定の意味もある。
網を張ってカモを待つことから → 蜘蛛蜘蛛助 という説もある。

関西タクシー運転手強盗殺人事件で、裁判官運転手一般を雲助呼ばわりしたことが、大問となったが、サービス業従業員お客様を殺すなどは絶対に許されない行為である。

雲助

読み方:くもすけ

  1. コンニヤクノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・大阪府
  2. 蒟蒻ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・鳥取県
  3. 菎蒻ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・鳥取県
  4. 蒟蒻ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・島根県
  5. 菎蒻。〔第六類 器具食物
  6. 菎蒻を云ふ。
  7. 蒟蒻のこと。

分類 大阪府島根県鳥取県


雲助(クモスケ)

読み方:くもすけ

  1. 駕篭を舁ぐ男をいふ。江戸語
  2. 昔の篭かきを雲助といつたが、之れは駅路漂泊する継立人夫の生活が、如くはかないものであつたから軽蔑して呼んだ現今自動車の運転手で雲助のやうな行為をするのがままあるので斯くいふ。

分類 江戸語

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

くもすけ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:00 UTC 版)

名詞

くもすけ 蜘蛛助とも】

  1. 江戸時代に、宿場街道において荷駄運搬川渡し駕篭かき携わった人足制度として、無宿人雇われ、しばしば、不法な所業旅人たかるなどしたため下賤な民とされた。
  2. (蔑称) 昭和期において、タクシー運転手などをさげすんで言った言葉

語源

関連語



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「くもすけ」の関連用語

1
54% |||||


くもすけのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



くもすけのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
タクシーサイトタクシーサイト
Copyright(c) 2000-2024 taxisite Inc. All Rights Reserved.
タクシー業界用語辞典
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのくもすけ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS