くもいなす

デジタル大辞泉

くもい‐なす〔くもゐ‐〕【雲居なす】

読み方：くもいなす

［枕］

１ 雲のかかる遠くの意から、「遠く」にかかる。

「隼人(はやひと)の薩摩(さつま)の瀬戸を—遠くも我は今日見つるかも」〈万・二四八〉

２ 雲のように揺れ動く心の意から、「心」にかかる。

「—心もしのに立つ霧の思ひ過ぐさず」〈万・四〇〇三〉

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くもいなす

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 08:11 UTC 版)

成句

くもゐなす【雲居なす】

1. 「遠く」、「心」にかかる枕詞。