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くのう‐ざん【久能山】

読み方:くのうざん

静岡市東部、有度(うど)山の南麓一山標高216メートル山頂徳川家康を祭る東照宮がある。南斜面石垣イチゴ栽培地


久能山

名称: 久能山
ふりがな くのうざん
種別 史跡
種別2:
都道府県 静岡県
市区町村 静岡市駿河区根古屋
管理団体
指定年月日 1959.06.17(昭和34.06.17)
指定基準 史2,史3
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 久能山は有慶丘陵中にあり、南面は急崖をもって駿河湾接し東西両面峽谷深く穿入し、北方屏風岩をもって日本平高地隔てられ独立した境地をなしている。
山頂部には、もと久能寺があって、その盛況は、或いはいわゆる久能寺経の華麗さに、或いは海道記叙景によくうかがうことができ、東海における霊地であったしかるに永禄年間武田信玄駿河侵入するや、この地の天険着目し、寺を他に移して久能城築いた江戸時代においていわゆる甲州流軍学唱うるもの、ここを名城として推しているのは、盖し山城としての典型的な地形備えているためであらう。武田氏の滅亡後、城は徳川氏の有に帰し家康ここに城番置いたが、元和2年4月家康駿府薨ずるや、遺命により当山上に葬った。翌3年東照大権現神号賜り、ついで日光移したが、爾来祭祀日光東照宮と相並んで行われ壮麗な東照宮社殿は、うっそうたる緑の樹つつまれすぐれた景観示している。かくの如く著名な久能寺旧跡として、或は築城史上好例として、はたまた家康最初葬地たる由緒をもつ東照宮鎭座地として、久能山は歴史上価値あるところである。


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