いつでもどこでも挑戦権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 05:12 UTC 版)
「KO-D無差別級王座」の記事における「いつでもどこでも挑戦権」の解説
「いつでもどこでも挑戦権」を獲得した選手は定められた期間内に行使すると、選手権試合をセッティングできる状況下であれば時間及び場所を問わずタイトルに挑戦することができる (ただし、既に決定した選手権試合が組まれている場合はそちらが優先される) 。この挑戦権は適宜ロイヤルランブル形式で争われる。過去にはタッグ王座でも導入されたことがあった。また、ロイヤルランブルの際に挑戦権以外にもアジャ・コングとのデート権であったり、那須川天心によるケツキックを受ける権利や、キング・オブ・ダーク王座の挑戦権がいつでもどこでも挑戦権に紛れて入っているケースもある。 2013年3月20日より「いつでもどこでも挑戦権」のリニューアルが図られ、DDT内外における試合で敗北した際に挑戦権移動が起こる仕組みが導入されている。例えば、挑戦権を持つA選手が新日本プロレスに参戦してB選手とのタッグで同団体所属C・D選手と対戦、AがCからフォールを奪われた場合、AからCに挑戦権が移動し、その後、同団体内で移動が繰り返される可能性もある。また、ミックスファイトで女子選手が挑戦権を得るケースもありうる。 3月24日、エル・パーク仙台大会での高木三四郎&大鷲透 vs KUDO&ヤス・ウラノ戦でヤスが高木をフォールして初めて移動。5月11日、プロレスリング我闘雲舞市ヶ谷大会でさくらえみがDJニラに勝利して団体外かつ女子として初めて獲得。その後、帯広さやかを経て、6月2日のDDT新木場1stRING大会で平田一喜が奪取して一度は取り戻したが、6月15日の大日本プロレス横浜にぎわい座大会で岡林裕二に再び流出し、そのまま行使されてしまった。 1人の選手が複数の挑戦権を獲得する場合も考えられるが、この場合はフォールされても移動するのは一つのみである。なお、2014年にアントーニオ本多は一度のみであるがいつでもどこでも挑戦権を二つ獲得・2018年にはヒラティモ・ドラゴンも二つ獲得している。しかしいずれも行使する前に敗れて移動している。2021年現在、いつでもどこでも挑戦権を二つ以上戴冠していたのは佐々木大輔のみである。佐々木は2015年に合計で五つの挑戦権がすべて揃うとギャルのアレが手に入ると思い込んでいたが、5月の札幌大会で保持していた挑戦権がすべて移動してしまった。なお、佐々木は翌年2016年4月24日の後楽園ホール大会にて、メインのKO-D無差別級王座戦を終えたばかりのHARASHIMAに対して、いつでもどこでも挑戦権を行使。変形クロスフェイス・ロックで絞め落とし、同王座を初戴冠している。 その時点のチャンピオンが挑戦権を獲得することも可能。2015年にチャンピオンのKUDOが獲得し、GMより「有効期限内に王座から転落せず、挑戦権も守った場合はその挑戦権が無効になる」とアナウンスされた。また、挑戦権の譲渡も可能で、2018年にスーパー・ササダンゴ・マシンが男色ディーノにお中元代わりに譲渡して、ディーノは挑戦権を即日使用し入江茂弘を破り無差別級王座を戴冠している。 2015年6月には王者KUDOに対してヤス・ウラノが挑戦権を行使して選手権試合を行っている最中に同じく挑戦権を保持している大家健が乱入し、3WAYマッチにすることを要求し、認められた。この際KUDOもチャンピオンながら挑戦権を有しており、全員が挑戦権保持者による3WAYマッチになった。試合は大家がウラノを倒して王者になったが、直接負けなかったため王座からは陥落したが挑戦権は引き続き保有していたKUDOがすぐさま挑戦権を行使、大家を倒して再奪還した。 2019年以降は日時を指定しての予約形式による行使が禁止され、挑戦権の行使宣言と共に即試合が組まれるルールとなった。2020年には予定されていたさいたまスーパーアリーナ大会のメインイベントで無差別級に挑戦できる「さいたまスーパーアリーナ・KO-D無差別級王座挑戦剣」が設定され、こちらも挑戦権の対象となった。 2021年は発行されていない。
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