『呪いは五つの穴にある』の登場人物
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藤堂 修造(とうどう しゅうぞう) パソコンの周辺機器メーカーの大手である「株式会社E-PON」の創業者であり、元会長。趣味のアンティーク蒐集に専念する為、会長職を辞職し悠々自適な老後を過ごしていたが、全身を切り刻まれた姿で発見された。享年72。 藤堂 真奈美(とうどう まなみ) 藤堂修造の妻。修造の蒐集したアンティークコレクションのメンテナンスや裁縫、編み物、ガーデニングを趣味としている。子供を産めない体の為、子供はいない。 桜坂 夾(さくらざか きょう) 銃で撃たれた「僕」の執刀を担当した医者。40代だが僕より10センチ近く高い身長と引き締まった体を持ち、無精髭が似合うナイスミドルだが、性格は子供っぽく美少女に囲まれた入院生活をしている「僕」に嫉妬を込めたチョッカイをかけてくる。外科医としての腕は優秀である。 花王院 未亜(かおういん みあ) 「僕」の入院していた病院の看護師。Fカップの豊満ボディだが、極太の注射器と中国拳法で規律を守らない入院患者に鉄拳制裁を加える。いつも足音を立てることなく近づいてくるため志乃ですらその登場に唖然とすることが多い。BL好き。 驫木 信二(とどろき しんじ) 故人。12年前の銀行強盗犯。金銭や政治的な要求は特に行なわず銀行に立て籠もった。特定のテレビ局のアナウンサーとカメラマンを名指しで指名し、カメラの前で「神」や「運命」といった内容の哲学的な演説を行ない、その演説は誰にも理解されず「異常者」と認識された。最期は自らの首にナイフを刺して自殺したが、テレビ局が隠し撮りをしていた為、その模様がリアルタイムで全国に放送されてしまう。 事件の後、妻が出産の際の感染症と合併症で亡くなっている事と産まれた娘が重度の心臓病を患っており、海外での心臓移植でなければ助からないといった報道がなされた途端に「殉教者」として世間から好意的に扱われた。 驫木 霧(とどろき きり) 28歳。驫木信二の娘であり、先天性の心臓病で産まれた時から病に苦しんでいた。父親の事件の後、「悲劇のヒロイン」として扱われ、NPO団体の尽力により移植手術に必要な費用が集まった為、心臓移植の手術を受ける為に渡航した。 6年前に手術を成功させ帰国し、高校時代の文芸部の仲間と共に神戸市内で古書店を経営している。 榛原 和人(はいばら かずひと)/ 佐久間 幸弘(さくま ゆきひろ)/ 美坂 紫(みさか ゆかり)/ 高部 美由紀(たかべ みゆき)/ 栄崎 楽斗(えいざき がくと) 驫木霧の経営する古書店の共同経営者兼出資者。高校時代に驫木霧と同じ高校の文芸部に所属していた。いずれも別に仕事を持っており、古書店の経営は趣味である。
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