『呪怨』での人物像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 15:30 UTC 版)
佐伯家の妻であり、俊雄の母であるとともに、学生時代好意を寄せていた小林俊介のストーカーだった。旧姓は「川又」。のちの夫でイラストレーターの佐伯剛雄の住むアパートの家主の娘であった。ビデオ版『2』の警察署の場面で映る履歴書によると群馬県出身の28歳B型。容姿に関しては伽椰子自身がコンプレックスを感じている描写があるが、夫の剛雄は「目立つ美人ではないが欠点の少ない整った顔立ち」と評している(小説版)。 生前には小林に対する恋心や強い思いを日記に書き留めていた(これが『呪怨』シリーズのキーアイテムとなる「伽椰子の日記」である)が、ある日夫の剛雄に発見される。精子欠乏症の診断を受けていた剛雄は、「俊雄は小林の子」だと思い込んだために逆上し、小林への嫉妬から伽椰子を殺害する(小説版)。この怨念から伽椰子は、押入れに隠れた佐伯俊雄を天井裏からあの世へ連れて行った後、剛雄を呪い殺した。 シリーズでは呪いの家(佐伯家)に存在し、それらに関わった者を必ず呪い殺す怨霊として登場する。 剛雄にカッターナイフなどで拷問された後、死体をゴミ袋に詰め込まれて天井裏に放置されたため、死後もこの時の無残な姿で登場する。階段や地面を這うような姿で出現するのが多い。たまに血まみれではない普通の姿でも登場する。「ア、ア、ア……」と独特の奇声は、剛雄に首を掻き切られたためである。 伽椰子や俊雄に遭遇した者は殺害か失踪を経て、白塗りのゾンビのような姿や下顎が外れた姿と化し(通常の姿のままもいる)、伽椰子に使役される者もいる。夫の剛雄も伽椰子に使役され、伽椰子への凶行を再現している。 劇場版『1』では、他人の姿を装ったり電話番号を使ったりしながらどこからともなく登場したり、呪った相手を脅すようにテレビの映像を変えるといった特殊能力を持つ。また、憑りついた人間に自分の最期を追体験させる。 劇場版『2』では原瀬京子の胎内から受肉し、現世に復活している。その数年後、京子を歩道橋から落として殺害し(小説版では電車に轢き殺させた)、行方不明となる。 ビデオ版『2』では、少女期の伽椰子が大量増殖している。
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