『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラドン
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「ラドン (架空の怪獣)」の記事における「『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラドン」の解説
メキシコのイスラ・デ・マーラの活火山火口内を巣としており、休眠状態のところをモナークに管理されていた怪獣。現地では「炎の悪魔」と呼ばれて恐れられている。頑丈なボディーの体内は超高温のため、翼竜よりは怪鳥然とした容姿の体表は溶岩のような形状をしており、翼端が赤熱している。後述の通りモスラの鱗粉を焼く際には胴体から爆発状の火炎が発生し、モスラの毒針に刺された際には傷口から炎が噴出していた。高熱を利用した上昇気流により、急速な上昇飛行や回転飛行が可能である。 アラン・ジョナに強要されたエマ・ラッセル博士が自身と夫マーク・ラッセル博士の開発した装置「オルカ」を起動させたことによって目覚めると、ミサイルで攻撃してきたモナーク部隊を追って飛び立ち、近辺の街をソニックブームで壊滅させ、モナークの戦闘機隊も全滅させる。モナークの誘導先で遭遇したキングギドラとは交戦するものの海へ叩き落とされたため、後にプエルトリコ沖で使用されたオキシジェン・デストロイヤーの影響は受けなかった。それ以降、世界中の怪獣をコントロール下に置いたキングギドラに従う怪獣の一員となり、ゴジラを芹沢博士たちが目覚めさせるまでの時間を稼ぐために出撃した部隊を攻撃する。 その後、ゴジラとキングギドラの戦いでは、モスラの加勢によってゴジラが一時優位になると飛来し、モスラと交戦する。高熱を帯びた身体によってモスラの鱗粉を焼いて無力化し、空中戦でも優位に立つものの、追い詰めたところでモスラの腹部の毒針で貫かれてダウンする。ゴジラがキングギドラを倒した後には、他の怪獣たちと共に恭順する。エンドロールでは、フィジー諸島の火山に移住したという記事が一瞬映る。 映像作品としてはモスラと共に15年振りに登場。CGで描かれ、容姿こそ前述のように初代に近いが、飛行時には着ぐるみや操演では不可能だった空中での回転アクションを見せている。 コンセプトアートではゴジラやモスラと共にキングギドラと戦っており、口から火炎を吐いて攻撃している。 監督のマイケル・ドハティがインタビューで明かしたところによれば、誰に対しても戦ってやろうという一方で自分が生き残れるかを一番に考えている聡いキャラクターであるほか、ゴジラに恭順して首を垂れるシーンは日本人の女性アニメーターが動きを担当したという。
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