『キン肉マンII世』でのキン肉マン
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「キン肉スグル」の記事における「『キン肉マンII世』でのキン肉マン」の解説
第58代キン肉星大王として登場する。初代キン肉マンやキン肉マンI世とも呼ばれる。恋人であるビビンバと結婚し、息子・万太郎を儲けるが、40歳を過ぎて出来た息子のため、非常に甘やかして育て、万太郎からは遊び道具として見られていた。現役時代の肉体の酷使のため、54歳にして20代の頃とは見る影も無いほど痩せ衰えており、椎間板ヘルニアや老眼などの持病に悩み、好物である牛丼も胃潰瘍によりミキサーにかけたものしか食べられなくなるなど、実年齢よりも遥かに肉体が老化・疲弊している。新たな悪行超人出現のため、再びリングでリハビリを兼ねてスパーリングに臨むも、この大幅な体力低下により、戦線復帰は不可能な状態であった。作者によるとこの時のキン肉マンの姿はジャイアント馬場がモデルだという。 自分の記録をすべて処分しているため、新世代超人からも実力は疑いの目で見られていたが、ヘラクレス・ファクトリーの卒業試験で万太郎と闘った際は、落下技などの派手な技は使えないものの持ち前の関節技で万太郎を痛めつけて、その根本的な強さを認めさせる。万太郎が彼を越え、日本駐屯超人となってからは父としての厳しい一面も見せており、火事場のクソ力修練をいやがる万太郎に活を入れる場面もあった。またこの時、現役時代と遜色ない火事場のクソ力で炎のランタンを激しく燃え上がらせている。 超人オリンピック ザ・レザレクション編では特別ゲストとして登場。決勝前にはテリーマンとザ・マシンガンズを再結成してエキシビションマッチに参加するが、そのラフファイトにより試合が荒れ引き分けとなる。その後、万太郎の控え室にキン肉族勇士の戦闘コスチュームをこっそりと置き、ケビンマスクに敗北した万太郎には「試練」として見守っていた(アニメでは万太郎が優勝したため、該当場面はない)。またこのとき、かつての恋人である二階堂マリと再会し、彼女の作った牛丼を食べる場面もあった。他にも上記のエキジビジョンマッチでラーメンマンと対戦した時は、落下技も再び使えるようになるなど、リハビリの効果が見えて体力面は普通に行動するのには全く問題ないまでに回復していた。それに伴い痩せ衰えていた筋肉も、往年ほどには遠く至らないものの多少復活しているように描かれている。 悪魔の種子編では、万太郎と再生アシュラマンとの闘いの前に地球に来訪。サンシャインの肉体を利用し、悪魔の胎内(デーモン・ウゥーム)に侵入。かつての戦友・アシュラマンが再び悪魔超人として復活したことにショックは隠せないものの、自身がアシュラマン戦の着用コスチュームから作った新コスチュームを万太郎に手渡しセコンドを務める。闘いが終わった後は、崩れ落ちる悪魔の胎内からケビンマスクを救出している。 第1回キャラクター人気投票では第8位、第2回キャラクター人気投票では第19位(ロビンマスクと同着)、第3回キャラクター人気投票では第15位にランク入りしている。
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