『ウルトラマンタロウ』に登場するエレキング
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「エレキング」の記事における「『ウルトラマンタロウ』に登場するエレキング」の解説
『ウルトラマンタロウ』第28話「怪獣エレキング満月に吼える!」に登場。改造エレキングや再生エレキングと呼ばれる。 ウルトラセブンに倒されたエレキングが、月光の力によって月光怪獣として復活したものである。身体は実体ではなく木曽山中に残されていた月光を浴びた角の残骸が本体であるため、満月の出ていない時間帯には活動できない。体色の地色が黄ばんだ白というよりレモン色に近いカラーリングになっているほか、尾の長さが初代に比べて短くなり、身長・体重も初代と比較して小型・軽量となっており、角も回転しなくなっている。また、尾からの電気ショックではなく口や尾の先端からの火炎放射や爆発力の高い光弾など、攻撃方法も変化している。満月を見て踊り出したり、少年たちの挑発にバック転を披露して得意気になるなど、コミカルな一面も見せる。戦闘ではウルトラマンタロウを火炎で苦しめるが、最後はウルトラチェーンで角を引き抜かれて大量の泡を噴きながら倒れ、爆発する。タロウはエレキングが二度と復活しないよう、その角を月に納める。 スーツアクター:河合徹 別途で角の図面が描かれている。 着ぐるみはアトラクション用のものとされる。造形物はスーツのほか、爆発用カポック・アップ用と実物大の角などが用意された。 児童雑誌ではこの時期の再生(改造)怪獣は「怪獣軍団」という組織に所属しているとされ、このエレキングは軍団が建造期間の長さから投入を断念したキングジョーの代替として送り込んだという設定がある。再生には、次回以降登場する巨大ヤプール(改造)や、怪獣を蘇生させる能力を持つジェロニモンも関わったともされている。敗戦後の怪獣軍団は「キングジョーを選べば良かった」とコメントをしている。 当初は、新怪獣「巨大牙怪獣ゴキバ」と複数の再生(改造)怪獣が登場する予定だった。『タロウ』本編での「怪獣の角で入れ歯を作る」という展開は、この初期案の名残である。 『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では火炎攻撃は月光火砲と命名され、「電気を加えて威力を上げている」という説明もある、設定によれば10万度の威力がある。DVD『ウルトラマンゼロ&ウルトラヒーロー 超決戦DVD』でもこの名称が用いられている。 映画『ウルトラマン物語』ではメフィラス星人によって改造されて復活し、地球に送り込まれたことになっている(映像は『タロウ』の流用)。 『ウルトラマンメビウス』第9話ではGUYSの保管する「ドキュメントZAT」に記録されており、「ドキュメントUG」のエレキングとは別個体であることをクゼ・テッペイが語る。
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