『イップ・マン』シリーズで「宇宙最強」に
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2008年にはブルース・リーの師である葉問(イップ・マン)を描いた『イップ・マン 序章』がヒット。アクションだけでなくその演技力が認められて、香港電影金像奨の主演男優賞にノミネートされた。受賞は逃したが、同作は作品賞を獲得。翌年の作品賞受賞作『孫文の義士団』のエンディングロールにおいては、オールスターキャストの中で最初にクレジットされている。 続く2010年には『イップ・マン序章』の続編『イップ・マン 葉問』が前作を超えるヒットを記録、アジアにおけるトップスターの仲間入りを果たした。また多くの映画やCMなどに出演したことから2009年度より数回に渡って香港芸能界年収ランキングの1位に立ったと報じられ、いつの間にか「宇宙最強」というキャッチフレーズがつくとともに、そのアクションは、中国名が甄子丹であることから「甄功夫」と称されるようになった 。 一時は多忙と身体への負担もあり「50歳になったら俳優業から引退する」とインタビューで話したものの、その後にそれを否定。49歳の誕生日には「僕は今年28歳だし」と笑顔で応対した。近年はボランティア活動や支援にも積極的に参加しており、同日のバースディ会見で妻汪詩詩と設立したオンライン・ボランティア・プラットフォーム“go.asia”を発表、その意義と喜びを語る姿が伝えられている。 ビジネス面では2013年3月に香港の大手メディアグループであるメディア・アジア・グループ(寰亜総芸集団)と組み自らの制作会社「超級英雄電影公司(Super Hero Films)」を立ちあげ、出演はもちろんのこと、自らの経験を若い映画人に引き継ぎたいとアクション映画製作に意欲を見せた。またこの年に行われた中国の女性ジャーナリスト・楊瀾(ヤン・ラン)との独占インタビューで、2009年に米国籍から離脱したことを明らかにしている。 2014年には春節(旧正月)映画として公開されたオールスター3Dファミリー映画『モンキー・マジック 孫悟空誕生』で孫悟空に扮し、「公開初日の興業収入」「1日あたりの興業収入」「元旦に最も稼いだ映画」で当時の記録を更新。中国国内だけで200億円の興行収入をあげる大ヒットとなった。と、ともに、同年公開の主演功夫(カンフー)映画『カンフー・ジャングル』においては、アクション監督として香港電影金像奨で4度目の最優秀アクション設計賞を受賞。
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