「浮気心」編(5巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)
「不能犯 (漫画)」の記事における「「浮気心」編(5巻)」の解説
加納 拓生(かのう たくお) 不動産の営業マン。現在では黒い短髪にメガネをかけた真面目な風貌であるが、3年前までは金髪やアクセサリーを身に着けた、今とは正反対の印象のヤンキーであった。 新人である小早川の教育係となって、手取り足取り教えていた所に部屋を探しにきた宇相吹が現れる。 宇相吹に認知的不協和解消の心理と指摘されてから、小早川を強く意識するようになる。段々欲求が抑えられなくなり、元々の病的な女好きの性格を蘇らせ、小早川にキスするが、同時に長い間抑えていた性欲の反動の為か、常人外れな怪力で彼女を両手で抑え過ぎてしまい、そのまま顔を潰してしまう形で殺してしまう。 その後、宇相吹に揺動された由紀乃の手で自身も撲殺される事となる。 加納 由紀乃(かのう ゆきの) 拓生の妻。今から3年前に合コンで出会った拓生によって処女を奪われるが、自身の元来の性格であった猛烈な程に独占欲や執心、嫉妬心の強い性格によって強く束縛し、彼の病的な女好きの性格を草食の性格に変えてしまう。 拓生に対する束縛は半ば狂気的で、職場に女性がいるだけでヒステリックを起こすほどで、小早川に欲を起こさないように宇相吹にテストの意味で小早川の殺害依頼をする。 最終的に拓生が小早川を殺してしまう結果となったが、由紀乃にとってはどちらでも良く、「拓生が塀の中に入ることで異性と触れ合う機会を断たれるならそれで良い」と思っていたものの、宇相吹から女刑事(百々瀬)が拓生を逮捕しにくると聞いた事で独占欲が暴走し、拓生の元へ駆けつけ彼を撲殺すると、自分は薬物自殺を遂げた。 小早川 加菜(こばやかわ かな) 拓生が勤める会社に入社したばかりの新人社員。 拓生に対しては先輩後輩として下心なども無く接していただけであったが、由紀乃の半ば身勝手な動機から今回の殺しの依頼の対象とされてしまう。 宇相吹から自身の殺しを告げられた恐怖から、偶々鍵を持っていた管理物件のマンションに隠れ、拓生に電話で助けを求めるが、この時、宇相吹からマインドコントロールをかけられた事で駆けつけた拓生に迫り、彼の抑えていた性欲を暴走させ、殺されてしまう。 大家 拓生が勤める会社に一室を委託管理を任せていた高級マンションの大家。管理を任せていた部屋が、拓生が絡む殺人事件によって事故物件となり、入居者が入らなくなると困っていたところ、保坂にマンションを放火され、住居を無くした宇相吹から2万円という破格の値段でゴリ押しされ、入居を認めさせられる。
※この「「浮気心」編(5巻)」の解説は、「不能犯 (漫画)」の解説の一部です。
「「浮気心」編(5巻)」を含む「不能犯 (漫画)」の記事については、「不能犯 (漫画)」の概要を参照ください。
- 「浮気心」編のページへのリンク