「歪」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/09 16:21 UTC 版)
クライン家によって支配されている。「歪」は万物をねじ曲げる魔乖咒である。また、人の心さえねじ曲げる事ができる。「歪」の魔乖術師は精神的に不安定な人間が多いのが特徴である。魔道書は「歪みし世界樹の紙片(ユガみしセカイジュのシヘン)」。 ナナ ナイトとその仲間(前述)を参照。 エリザベート・ゾフィー・ジノ・クライン 「歪」クライン家の当主。「狂濫の螺刃(キョウランのネジ)」の異名を持つ魔乖術師で、史上最悪最低、最狂の魔乖術師と言われる悪名高い存在。精神的に不安定な人間の多い「歪」の中でも異端児と呼ばれるほどの人物。年齢は23歳前後。 180センチを超える身長を持つ長身の女性で、性格は派手好み。ミハイルを遙かに上回るほどの非人道的性格。気に入らない相手は躊躇うことなく殺す。自分以外の人間に小石ほどの価値もあると思っていない、どうしようもないほどの狂人。 十年前、当時当主だった父親を殺し、自身が当主になる。その時反逆を恐れ、「歪」に所属する有能な魔乖術師を皆殺しにしてしまう。その為「歪」には彼女以外に優秀な魔乖術師が存在しない。 空間をねじ曲げ、一瞬で移動する空間跳躍を使用可能。魔乖術師としてはかなり優秀。その実力は、激昂して襲いかかるナイトを片手で軽くあしらい、八祖の当主クラス5人を一方的に惨殺し、「闇」本家を簡単に壊滅させるほどである。 当初ナナを魔宴に参加させたが、それはナイトやヨルを始末する為の罠で、失敗したと知るやナナを殺す。その件の責任をとる形で自身が魔宴参加者として登録されるが、それも全ては彼女の計画だったようである。また、ナナを長年殺すことなく手元に置いておくなど、ナナに特別強い執着を持っていたように見えるが。それは、万が一のときに備え、いつでもナナに自分の魂を移せるために、最後の切り札として手元に置いていた。 作者によれば、三巻、四巻、五巻は明示されてはいないがエリザベート編三部作という位置づけになるらしく、エリザベートはそのボスキャラ。悪役、敵役が好きな作者は、エリザベートに強い思い入れを持っているようである。
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