「サイエンスSARU」設立
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「湯浅政明」の記事における「「サイエンスSARU」設立」の解説
2013年、米国の人気テレビシリーズ『アドベンチャー・タイム』の話数制作を機に、アニメスタジオのサイエンスSARUを設立。 2014年には松本大洋原作の『ピンポン THE ANIMATION』にて監督・全話脚本・全話絵コンテを務める。また、9月20日にはこれまで携わってきた作品の設定資料を集めた『湯浅政明大全』が飛鳥新社より出版された。同年12月、『アドベンチャー・タイム』にて監督・脚本・絵コンテを手がけたエピソード『Food Chain』が、アニメーション界のアカデミー賞と知られる米国アニー賞で、監督賞(TV部門)にノミネートという快挙を遂げる。 2015年TAAFアニメオブザイヤーでは『ピンポン THE ANIMATION』がTV部門グランプリを受賞。2016年12月には、2年前に発売され品切れ、重版未定となっていた『湯浅政明大全』が復刊。復刊ドットコムより再版が開始された。 2017年4月7日には、映画『夜は短し歩けよ乙女』が、同年5月19日には自身初となるオリジナル長編映画『夜明け告げるルーのうた』が全国連続公開された。『夜明け告げるルーのうた』で、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門最高賞・クリスタル賞を受賞。長編部門・最高賞受賞は宮崎駿・高畑勲に次ぐ日本人史上3人目の快挙であった。同作は第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞も受賞し、湯浅は賞の創設以来初めて3度大賞に選ばれた監督となった。また、個人として、文化庁長官表彰を受賞した。『夜は短し歩けよ乙女』はオタワ国際アニメーションフェスティバルで日本の作品では初となる長編部門グランプリを受賞した。 2018年10月28日、第31回東京国際映画祭において、次回作がサーファーの女性と消防士の男性の関係を「基本ラブコメ」として描いた『きみと、波にのれたら』であることが公表され、2019年6月21日に公開された。 2019年10月、小松左京の小説『日本沈没』をNetflixでアニメシリーズ(全10話)化する『日本沈没2020』の監督を務めることが発表された。作品は舞台を2020年東京オリンピック後の日本に設定し、2020年7月9日に配信された。
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