《相互》の正しい読み方
「相互」の正しい読み方
相互の正しい読み方は「そうご」である。「そうこう」や「あいこう」は間違いなので注意したい。ときとして「あいたがい」という読み方をする人もいるが、その場合は「相互い」というように送り仮名の「い」が必要になる。相互の「互」は「たが(い)」や「ご」と読むことができて、この場合は「ご」と読むのが正しい。「互助」(ごじょ)や「交互」(こうご)と同じ読みである。「相(そう)」に関しては「相対(そうたい)」「相似(そうじ)」と同じ読み方だ。「相互」の意味解説
「相互」とは、簡潔に言えば「お互いに」という意味である。一つの物事に対して、互いに関係している両方の立場を指す。両方が同じことをし合うという意味もある。これに関しては、「相互〇〇」という熟語がたくさんある。後ろに名詞を付けてできた熟語で、「相互関係」や「相互作用」などがその例である。「相互(そうご)」の「相」という字は、「目」と「木」が向かい合って出来ている。また「互」は訓読みでは「たがい」で、双方という意味である。つまり「相互」という熟語は、似たような意味を持つ「相」と「互」の2文字が組み合わさってできている。このことからも、「双方にはたらきかける」という意味合いが強いと言えるだろう。なぜ「相互」と読むのか・理由
「相互」を「あいたがい」や「たがい」とフリガナを打っている小説などもあるが、これは訓読みとは言え本来は送り仮名が必要なため特殊な読みだと言える。本来は「相」は音読みで「そう」、「互」を音読みで「ご」と読む。それゆえに、これらを組み合わせて「相互(そうご)」と読むようになったとされる。「相互」の類語・用例・例文
「相互」の類語には、「共通」「互い」「両者」「双方」「こもごも」などが挙げられる。「共通」は(二つ以上の物事のどちらにもあること)、「互い」は(代わる代わる同じようなことをし合う)という意味がある。「両者」は(どちらにも関係する者や事柄。両方のもの)、「双方」は(あちらとこちらの両方)で「こもごも」は(かわるがわるに入れ替わって)である。これらの類語はすべて共通して、「AとBの両方」という意味を持つ。・ホームページでは相互リンクすることで、お互いの利益をはかることができる。
・私達の出会いは、共通の友達である。そのおかげでこうして家庭を持つことができて、今はその友達夫婦とも互いに仲良くしている。
・その試合は両者共に強く、なかなか決着がつかなかった。互いの手数も似たようなものである。
・物事を円満に運ぶためには、双方の意見を尊重することが大切だ。
・披露宴の時間には皆こもごもに挨拶を交わし、楽しくコミュニケーションを取ることができた。
「相互」の英語用例・例文
「相互」を英語で言い表すと次のような表現になる。「mutual」(相互)、「each other」(相互に)、「mutually」(相互に)などが当てはまるだろう。熟語としては、「mutual relationship」(相互関係)や「reciprocal (mutual) action」(相互作用)などがある。・I like him, but I'm not sure if the feeling is mutual. 私は彼のことが好きだが、彼も私を好きで両想いなのかは分からない。
・Friends should be able to call each other by name. :友達であれば、お互いに名前で呼び合えるはずである。
・We mutually take actions for a friend.私達はお互い友達のために行動する。
・Let's build a relationship of mutual trust.私達は信頼関係を築いていこう。
・The reciprocal action of these is finely described and illustrated.これらの相互作用について、細かく記されて説明されています。
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