《上前腸骨棘》の正しい読み方
「上前腸骨棘」の正しい読み方
「上前腸骨棘」の正しい読み方は、「じょうぜんちょうこつきょく」である。「上前(じょうぜん)」と「腸骨棘(ちょうこつきょく)」が組み合わさっている形であり、全ての漢字で音読みが使用してある。基本的には医療の現場で使用される言葉であるため、医療に携わっていない人は、自身や身内などが上前腸骨棘の治療を受けない限り、読み方を含めて触れる機会はほとんどないだろう。「上前腸骨棘」の意味解説
「上前腸骨棘」は、骨盤を形成する骨の部位である。骨盤は複数の骨で形成されているが、その中のひとつが腸骨である。左右にそれぞれひとつずつあり、上部は前に突き出た形となっている。その突き出た部分が、上前腸骨棘である。股関節と膝関節の動きに関係する大腿筋膜張筋と、あぐらをかく際に使用する縫工筋が繋がっていて、脚の動きには欠かせない部位だ。そして、身体の表面に近いところにあるので、手で触れて位置を確認することができる。そのため、身体状態を確認するための目印としても使用される。《上前腸骨棘》の正しい読み方
「上前腸骨棘」の正しい読み方
「上前腸骨棘」の読み方は「じょうぜんちょうこつきょく」である。「上前腸骨棘」の意味解説
「上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)」は人体を構成する骨の一種で、骨盤の横の骨である腸骨のうち、もっとも突き出ている部分である。上前腸骨棘には膝を曲げる筋肉である縫工筋が付着しているが、医学的には比較的、耐久性が低い部位としても知られている。スポーツ選手など足を酷使する人は上前腸骨棘剥離骨折と呼ばれる健康被害に見舞われることがあるが、これは足の筋肉を収縮させる動作を急激に行うことで上前腸骨棘の部分が剥がれた状態だ。また、上前腸骨棘は名前の通り棘のような形状の突起物だが、体を強くぶつけるなどの衝撃によって骨折するケースが少なくない。加齢による骨の老化で突き出た部分がすり減ってしまうこともある。上前腸骨棘は若い頃なら骨折しても比較的短期間で状態が改善されるが、加齢によって骨が脆くなると治りにくくなる。特に年齢による骨の老化ですり減ると元に戻らないことが多い。
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