"オール・エレクトリック"(All-Electric)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 00:50 UTC 版)
「PCCカー (マサチューセッツ湾交通局)」の記事における「"オール・エレクトリック"(All-Electric)」の解説
1946年6月から8月までに導入された25両(3197 - 3221)は、空気ブレーキ使用時の摩擦熱による台車のゴム製部品の損傷を抑えるため、停止時に用いられるドラムブレーキや乗降扉の開閉、ワイパーの可動を電気式に変更した"オール・エレクトリック"(All-Electric)と呼ばれる構造が導入された。また側面窓はバス窓とも呼ばれる、小窓の上に立席窓(Standees window)が配置される形に改められた。 従来の空気ブレーキを用いた車両と比べ、これらの車両は制動装置の性能が向上し、騒音抑制の効果も得られた一方、他車と異なる仕様であったために事故が頻発し、乗務員からは不評であった。更に製造当初は空気ブレーキを用いる他車と機械的な互換性が無く総括制御が出来なかったが、これについては1962年に行われた改造により解消された。1955年以降は一部車両がマタパン線で使用されたが、ダラスからの譲渡車両の導入や前述の改造に伴い1960年代中盤までに転属した。1978年までに廃車された後も一部車両が保存されている。 製造年総数軌間編成運転台備考・参考1946 25両(3197-3221) 1,435mm 単車 片運転台 全長全幅全高着席定員最大定員14,173mm46ft 6in 2,540mm8ft 4in 3,378mm11ft 1in 42人 ? 重量最高速度電動機電動機出力車両出力18.6t41,000lbs ? GE 1220E1 41kw 164kw
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