斎藤憐 斎藤憐の概要

斎藤憐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 00:44 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

略歴

日本統治時代の朝鮮半島平壌で生まれる[1]

成蹊小学校成蹊中学校・高等学校卒業(1959年高校卒業)。在学中は、演劇部に所属[2]

早稲田大学第二文学部露文科中退。1966年俳優座養成所を卒業し、劇団自由劇場結成に参加する。1968年には佐藤信の「演劇センター68」結成に参加した。

1980年串田和美が演出した『上海バンスキング』で岸田國士戯曲賞を受賞する[3]。同作品は長く再演を繰り返した。その後、串田、吉田日出子のオンシアター自由劇場に脚本を提供する。

同劇団解散後は、1997年に『カナリア』で菊田一夫演劇賞2005年に『春、忍び難きを』で紀伊國屋演劇賞2006年には鶴屋南北戯曲賞を受賞する。戯曲のほか、西條八十の評伝や、『昭和不良伝シリーズ』などのエッセイ等も執筆している。

2009年5月に開館した杉並区立杉並芸術会館座・高円寺)館長、NPO法人劇場創造ネットワーク理事長を務めた。また、井上ひさし別役実と共に日本劇作家協会旗揚げに携わった[4]

2011年10月12日、食道腫瘍による肺炎のため東京都杉並区の自宅で死去。70歳没[1]

脚本作品

テレビドラマ

著書

  • 斎藤憐戯曲集 1-3 (1978年-1980年、而立書房)
  • 上海バンスキング1980年、而立書房)
  • バーレスク・1931 赤い風車のあった街 而立書房, 1981
  • 星への切符(1982年、三一書房)
  • クスコ 愛の叛乱(1982年、而立書房)
  • イカルガの祭り(1983年、而立書房)
  • グレイクリスマス(1983年、而立書房)
  • 昭和のバンスキングたち ジャズ・港・放蕩(1983年、ミュージック・マガジン)
  • アーニー・パイル1985年、而立書房)
  • Work 1(1986年、而立書房)
  • ドタ靴はいた青空ブギー(1986年、而立書房)
  • 幻の劇場アーニー・パイル(1986年、新潮社
  • ポルシェ 自動車を愛しすぎた男(1987年ブロンズ新社
  • ヨコハマ・ストーリー アジアの港の物語(1989年リブロポート
  • ゴダイゴ 流浪伝説(1990年、而立書房)
  • 海光(1990年、而立書房)
  • 俊寛(1990年、 而立書房)
  • 東京行進曲1991年、而立書房)
  • 朝焼けのマンハッタン・はつ恋(1995年三一書房
  • サロメの純情 浅草オペラ事始め(1997年、而立書房)
  • アーニー・パイル劇場 GIを慰安したレヴューガール(1998年、ブロンズ新社)
  • ムーランルージュ(1998年、而立書房)
  • 昭和不良伝 越境する女たち篇(1999年岩波書店
  • ジョルジュ サンドとショパン(2000年、而立書房)
  • 異邦人 ボーダレス・ラブ(2000年、而立書房)
  • カナリア 西條八十物語(2000年、而立書房)
  • 昭和怪盗伝(2000年、而立書房)
  • エンジェル ブレヒト「セチュアンの善人」より(2000年、而立書房)
  • ピンカートンの息子たち 昭和不良伝(2001年、岩波書店)
  • お隣りの脱走兵(2001年、而立書房)
  • 恋ひ歌 宮崎龍介柳原白蓮2003年、而立書房)
  • 昭和名せりふ伝(2003年、小学館
  • ミレナ(2003年、而立書房)
  • ジャズで踊ってリキュルで更けて 昭和不良伝・西條八十(2004年、岩波書店)
  • 春、忍び難きを(2005年、而立書房)
  • 劇作は愉し 名作戯曲に作劇を学ぶ(2006年日本劇作家協会
  • 世紀末のカーニバル(2006年、而立書房)

脚注

[脚注の使い方]



「斎藤憐」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「斎藤憐」の関連用語

斎藤憐のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



斎藤憐のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの斎藤憐 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS