アダルトゲーム メディアミックス展開

アダルトゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 14:54 UTC 版)

メディアミックス展開

メディアミックスの概要

アダルトゲームの分野においては、2000年代半ばごろ〜2010年代初頭ごろにかけて、版権ビジネスとしてメディアミックスが盛んに行われていた時期があり、主として以下のような展開が行われていた。

また、これらに付随してトレーディングカードなどをはじめ各種グッズや企画商品の販売が行われることも多い。

メーカー・ブランドにもよるが、アダルトゲームの業界ではゲームソフト開発資金の調達のために、関連グッズや各種メディアミックス展開についての諸権利を、資金を供給するゲームソフト卸の企業などへ開発の初期段階から譲渡しているものが珍しくない。それゆえ、メディアミックス展開は開発メーカー・ブランド側ではなく、ゲームソフト卸企業と出版社やレコード会社などのメディアミックス関連企業が主導権を握って進められることも多いのが特徴である。

また、アダルトゲーム関連のクリエイターはイラストレーターやライトノベルの挿絵という形で兼業している者も多く、コンシューマーゲーム機にも移植やキャラクターデザインなどの形で関与することから、アダルトゲームについては、メディアミックス企画という形での展開が決定されるまでには、単純にその当該作品にまつわる売上げや期待値のみならず、アニメ・出版・コンシューマーゲームの各業界やそれらの周辺産業の企業やプロダクションが複雑に絡むことになる。

そのような業界の事情から、既に実績を持つ人気原画家が関与したり、クリエイター個人やブランドのネームバリューで大きな期待を集めるなど、ヒット作となることを確実視されている作品などでは、ゲーム発売予定日の数カ月前という段階から、アニメ化を含むメディアミックス企画案が持ち込まれ(メディアミックス業界側から見れば、いち早い段階でその権利を確保しておこうとする)、原作ゲームの発売直後に異なるメディアやコンシューマーゲーム機での展開が次々と発表されるというケースも珍しくない[注 49]

現在ではメディアミックスができるようなフルプライス作品[注 14]が大幅に減ったこと、売上の減少でそのような予算が削減されていったことで、メディアミックス(特にアニメ化)については規模縮小傾向にある。また、現在主流のスマホゲームやブラウザゲームや同人ゲームについてはメディアミックスにはあまり力を入れておらず、メディアミックスが行われているタイトルであってもWindows向けアダルトゲームがさかんにメディアミックスを行っていた2000代半ばごろ〜2010年代初頭ごろと比較すると規模は小規模であることが多い。

アダルトゲームと家庭用ゲーム機との関係

各メーカーの方針

現在、コンシューマーゲーム機と呼ばれるような家庭用ゲーム機でも特に日本のそれにおいては、業界草創期からハードウェアメーカーが性描写のあるアダルトゲームの制作を全面的に禁じており、性描写には至らない下着や胸元の露出などといった「お色気」そのものについてすら現在でも厳しい表現規制がつきまとっている。そのため主なメーカーはコンシューマーに移植される場合、パソコン版に比べ過激な性的表現を抑えたり一部もしくは丸ごとシーンを差し替えることで対応している。

任天堂

上に書かれている方針は1980年代、任天堂が家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータにおいて、当時の同社社長の山内溥率いる同社経営陣の主導によって、ライセンス許諾を取得しないで販売される同社が言うところの「裏ソフト」の撲滅を目的に運用されたサードパーティーに対する管理指針が基盤となっている。

全盛期の任天堂のソフトメーカーに対する管理や締め付けは極めて厳しいもので、パソコンを含む家庭用ゲーム機でアダルトゲームの制作を行っているメーカーの参入や開発を一切認めず、ファミコンソフトに関与するにあたってはアダルト要素を含むゲームの制作をパソコンなどでも行わないことを条件にしていたといわれる[注 50]。当時コンシューマーゲーム機での一般向けとパソコンでのアダルト作品の両方の販売を行っていたメーカーは少なからず、任天堂の規制・干渉の回避を目的に社内カンパニーの実態でも本体とは別にブランドや販社を立ち上げている[注 51]

後継機スーパーファミコンや携帯ゲーム機ゲームボーイシリーズなどではグラフィック表現が向上したことなどからいくつかの移植作も存在するが、任天堂の姿勢に大きな変化は無かった。『ゲーム批評』のような雑誌のインタビューなどからも、山内時代の任天堂経営陣はギャルゲーについて質の低い作品が多く家庭用ゲームソフト全体の質を大きく下げた元凶と見なしていたことが窺われ、実際、任天堂の家庭用ゲーム機向けの移植はあまり行われなかった。社長が岩田聡に交替した後は従来の方針を変えつつあるが、アダルト描写が不可であることは現在まで一貫している。

日本電気ホームエレクトロニクス

NEC-HE(1987年(昭和62年)にPCエンジンでコンシューマゲーム業界に後発参入)は、過去の任天堂とはまったく逆のスタンス「ハードウェアが売れるならばソフトの内容は問わない」という姿勢を取っていた。そのため、当初はPCエンジンに倫理規定は設けられていてPlayStationでコンシューマゲーム市場の主導権を握ったSCEも「ソニーチェック」と俗称される表現に対する厳しい独自規制を敷くなど、サードパーティーの管理や表現規制については多かれ少なかれ任天堂に類似した手法と基準を用いていた。

また、「原作のゲームと同一タイトルをつけることを認めない」というルールが制定され、著作権表示に元のブランド表記がない作品が多い。これにより『ONE 〜輝く季節へ〜』が移植されるとき『輝く季節へ』へと改題されている。

しかし性表現の制限は次第に寛容になっており、逆に積極的な利用をする例も見受けられるようになった。携帯ゲーム機であるPSP向けにUMDPGというPSP専用の規格を作っており一部のメーカーがこれに沿ったアダルトゲームを発売している。また、『サービスショットが満載!!悩殺系ゲーム特集』[86] のようにギャルゲーとアダルトゲームの区別がつけにくいソフトの広告も行うようになっている。

これらの規制によりアダルトゲームのギャルゲー化は作品の販路拡大・メディアミックスの手法として定着していく。だがこれは、単に家庭用ゲーム機に性的表現を盛り込むことをソフトメーカーが放棄したともいえ、年を追う毎にアダルトゲームとギャルゲーとの境界線はあいまいなものになっていった。

各ソフトウェアメーカーの動きとしては、メインストリームがPlayStation 3に移行してPlayStation 2のシェアが大きく衰退していった時期でも、PlayStation 3用ソフトウェアの開発費の恒常的な高コスト体質などの問題からPlayStation 2のプラットフォームで制作・発売されるケースは多かったが、次第にPlayStation PortableやPlayStation 3PlayStation VitaマイクロソフトXbox 360など時代に合ったプラットフォームへ移行していった。

コンシューマ移植の実例

日本電気ホームエレクトロニクス(移植の実例)

NECアベニューからドラゴンナイトシリーズ(II・III)・ドラゴンナイト&グラフィティやCALシリーズを発売している。

また、次世代機であるPC-FXもアダルトゲームの制作が認められており「18禁X指定」枠で『同級生2』(1996年、NECアベニュー)、『Pia♥キャロットへようこそ!!』(1996年、カクテル・ソフト、PC-FX版は翌年自社発売)などが移植された。

セガ(移植の実例)

セガサターンでは『アイドル雀士スーチーパイSpecial』(1995年、ジャレコ)が発売されたが、「18歳以上推奨」で乳首の露出のみ不可とされたことにより、脱衣後の人体描写が不自然なものであったため『アイドル雀士スーチーパイRemix』(1995年、ジャレコ)は「18禁X指定」で発売されることとなった。

野々村病院の人々』(エルフ)が「18禁X指定」枠で移植されている。「18歳以上推奨」では『同級生if』や『下級生』が移植されている。

ソニー・コンピュータエンタテインメント(移植の実例)

PlayStationについては上述の「ソニーチェック」によりアダルトゲームの移植自体は少なかった。ただし、原作の性的描写を抑えたりカットされる形、(『アイドル雀士スーチーパイ Limited』『アイドル雀士スーチーパイII Limited』のようにタイトルに「Limited」がつき、脱衣シーンを水着に差し替えている。)いわゆるギャルゲー化することで移植を果たした『同級生2』(1997年、バンプレスト)、『To Heart』(1999年、アクアプラス)のような実例は存在する。

PlayStation 2の時代には、タイトルは過去に他のハードウェアに移植されていないタイトルでもサブタイトルが付いている程度(もともとサブタイトルがあるタイトルでもサブタイトル部分が変更されている)であり、原作者表記についてはブランド名でなく法人名やコンシューマゲーム機向けに用意された別のブランド名が表記されていたケースがあったが全般的なものではなく、PlayStation時代に比べれば緩和されている。中にはパッケージ裏に原作者のロゴが表示されているものも存在するほどである。

だが、過去の規制の名残でPlayStationでもタイトルが完全に変わっている作品があるほか、形式上他機種からの移植といえる状況が発生しなくなった今日ではWindows版と同名で発売されるケースはない。PlayStation 3への移植は、アクアプラスから『WHITE ALBUM 綴られる冬の想い出』、GN Softwareから『涼風のメルト』が発売されている。

移植と逆移植

ギャルゲー化という手法を確立したことでアダルトゲームのコンシューマゲーム機への移植のハードルが下がると、今度は逆にコンシューマゲーム機で発売されたギャルゲーがWindows版に移植されるようにもなった。その中には単純にWindowsにエミュレートしただけの作品もあるが、中にはギャルゲーに性的描写を追加し、アダルトゲームとして発売した作品も存在する。このようなWindows版移植作品を指して、コンシューマゲーム機からアーケードゲームへの移植と同様に「逆移植」と呼ぶこともある。

最初の事例は『6インチまいだーりん』(1998年、KID)が翌年にあいりゅによってアダルトゲームとしてWindowsに移植されたものと考えられるが、この作品の段階では原作自体の知名度の低さもあって一般化しなかった。その後もいくつかあったが、CEROの15歳以上対象のギャルゲーで発売された『ToHeart2』(2004年、アクアプラス)をアダルトゲーム化したWindows版の『To Heart2 XRATED』(2005年、Leaf)が発売されて以降広まっていく。ただし、このような作品の大半は事実上アダルトゲームメーカーが制作したギャルゲーを移し変えた物やシリーズ全体で見た最初の作品がアダルトゲームであり、Windows版への「逆移植」によるアダルト化移植は時間の問題、あるいはアダルトゲーム化を前提としていたなどの意見もある(Leafはアクアプラス内のブランド名)。

また、コンシューマゲーム機版から移植する際、サーカスの『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』のように、既にWindows版を所有している者に対するセールスポイントにするため、コンシューマゲーム機版で新規追加したキャラクターに性的描写を加えるといった作品もある。具体的には、Windows版『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』にヒロインを追加して性的描写を削除した内容で、タイトルを『D.C.II P.S.(ダ・カーポII プラスシュチュエーション)』としてPlayStation 2に移植をし、この追加ヒロインにも新規に性的描写を加えて『D.C.II P.C.(ダ・カーポII プラスコミュニケーション)』としてWindowsに移植をしている。このようにゲーム内容の追加および性的描写の削除と追加を繰り返しながら、コンシューマゲーム機とWindowsの両プラットフォーム間を往復する事例も少なくない。

その一方、アリスソフトのようにほとんどの作品で性的な要素がゲーム内の根幹部に関わっており、軽微な改変によるギャルゲー化やコンシューマゲーム機への移植はコンセプト的に不可能という作品を作り続けているメーカーもある。もとより強姦魔が主人公の陵辱系作品や、性行為以外やることの無いいわゆる「抜きゲー」では、非アダルトゲーム化は不可能である。また、成年向けということから、人種・部落差別、麻薬、人身売買などの時事をストーリーに取り入れた作品は少なくないが、これも倫理上問題があるとして不可能とされる。

OVA・テレビアニメなどの映像作品

アダルトゲームのアニメ化自体は1990年代の初頭から細々と行われていたものの、アニメ化作品でヒット作といえるだけのセールスを記録した最初の作品は、原作ゲーム自体もやはり大ヒット作であった『同級生 夏の終わりに』(1994年、ピンクパイナップル)であった。このころは家庭用ゲームへの移植が当初はアダルト色を何とか残しつつ行われたのと同様、R指定(15禁)ないし18禁のアダルトアニメで、レンタルビデオ店向けのアダルトビデオの一種として製作され、後にOVAとして販売されていた。

この流れが変わり始めたのは『エルフ版 下級生 〜あなただけを見つめて…〜』(1997年、ピンクパイナップル)で、性的描写が存在するR指定と、存在しない全年齢版の2種類が製作された。その後アダルトOVAとして製作された『同級生2』(1996年、ピンクパイナップル)が、1998年に性的描写の全カット・話数追加をして再編集の上、初めて地上波でテレビアニメとして放映された。

初めから性的描写を除外した地上波向けアニメとして企画された端緒は、『同級生2』のテレビ放送と同時期にテレビ東京で放映された『Night Walker -真夜中の探偵-』である。その後、1999年に『To Heart』が放映されたが、これは原作をアクアプラス名義とする、すなわちPlayStation移植版のギャルゲー化された作品を直接の原作と位置づけていた[注 52]。以降は、ギャルゲーとしてコンシューマゲーム機にも移植可能、あるいは移植されたストーリー重視型や、過激なシーンをカットし、シナリオを修正すればギャルゲーとしても成立可能なタイプの作品がテレビアニメ化されている。その多くは、独立局などで放映されるUHFアニメである。

ローカル局以外では全国放送WOWOWや、TBSのデジタル衛星放送BS-TBSがこの種のアニメの放映に比較的寛容である。例外的に在京キー局で放送された作品としては『Kanon』(2002年、東映アニメーション)がある。

2002年に『Piaキャロットへようこそ!!3』(2001年、F&C[87]、2005年に『AIR』(2000年、Key)[88]劇場版アニメとして上映された。ともにアダルトゲームを直接の原作にしながらも性的描写はカットされ、これらもギャルゲーのアニメ化作品とおおむね同様の様式になっている。

2005年1月からボーイズラブ系(女性向け)のアダルトゲームからアニメ化された作品としては最初のものとなる、『好きなものは好きだからしょうがない!!』(2000年、プラチナれーべる)がUHFアニメして放映され、その後も数的には男性向けのアダルトゲームほどではないがメディアミックス展開やアニメ化が行われるようになっている。

このように2000年代に入ってからアダルトゲームを原作としてこれに非アダルト作品へと大幅なアレンジを施してのメディアミックス展開やテレビアニメ化が多数進められるようになった要因としては、「萌え」という要素がサブカルチャーの世界では極端にニッチなものではなくなってきたことに加え、青少年保護関連の法律や条例の整備が進み、法的拘束力のあるゾーニングが実現したことに伴い、アダルト表現を含まない形であれば少年・少女も対象とした商品展開も容易に行えるようになったことや、1999年に『To Heart』でPlayStation版とテレビアニメを連携させるメディアミックス手法が成功したため、これを雛形とすることでその後はアダルト版・コンシューマ機版のファン全般を販売戦略の主ターゲットとして位置づけた企画としてテレビ局にプレゼンを行うことが可能になったことなどが挙げられる。また、従来はサブカルチャーの王道としてテレビアニメの原作の中核を担ってきた週刊連載漫画やライトノベルの人気作品がより大作・長期化の傾向になったことで、これらよりも小規模で手頃なメディアミックス企画を立ち上げるのに好適な素材としてアダルトゲーム原作作品に着目した出版社・アニメ製作会社などのメディアミックス企業と、メディアの大容量化や複数ヒロインによるマルチシナリオ・マルチエンディング、他にも豪華な初回特典などが事実上必須になってトータルのパッケージが肥大化し、開発費・関連経費の増加傾向に歯止めが効かない現状で、経営を安定させるための収益チャンスや作品・ブランドの知名度やネームバリューの向上機会を模索するゲーム制作会社・流通会社と、双方の思惑と利益が一致したというところが大きな要因として存在する。また、上述したとおりメディアミックスには様々な業界が関連するため、メディアミックス企業が複数チャンネル同時展開の中核としてアニメ企画を立ち上げて原作ゲームとの二本柱の体制を構築し、他の各種グッズやコミカライズ展開などの中心軸として活用するパターンも多い。

その一方で、性的描写・性行為を物語上のメインとしているため、家庭用ゲーム機への移植やテレビアニメ化が不可能な(または一般向けのメディアミックスが望めない)「抜きゲー」と呼ばれるジャンルの作品についても、アダルトアニメ化によるOVA展開は続けられており、レンタルビデオ向けなどを中心に一定規模の市場が構築されている。

実写のアダルトビデオ化されたものは、『夜勤病棟』(1999年、ミンク[89] や『対魔忍アサギ』(2005年、Lilith[90] などの例があるが、数は少ない。

漫画・小説など書籍

1990年代以降、多くのアダルトゲーム作品で、これを原作にした小説化作品が刊行されている。

大半はジュブナイルポルノと呼ばれるジャンルに属する官能小説で、多くは新書判で刊行されている。その一方で、一部ではあるが性的要素を排除するなど大幅なアレンジを加えライトノベル化したものも存在し、このような作品は大半がライトノベルのレーベルから刊行されている。ジュブナイルポルノの場合、ゲームのシナリオライターと原画担当者がそのまま本文と挿絵を担当したり、ゲームの画像・素材が挿絵として流用されるケースが多い。対照的にライトノベルの場合、本文ではかなりの割合で、挿絵についてもある程度の割合で、出版社と繋がりのある別の若手・中堅作家が起用される。そのため、ライトノベル化作品では雰囲気が大きく変わることも珍しくない。

なお、過去にはアリスソフトの『DARCROWS[注 53]のように、メーカー自身がノベライズ作品を自費出版の形で企画・制作し、自社のファンクラブ会員限定で通信販売したケースもある。

一部作品ではコミカライズが行われることがあるものの、こちらについてはテレビアニメとのタイアップであったり、あるいはテレビアニメ化などの他のメディア展開を見据えたファン層の動向調査を兼ねるなど、大半が何らかの別のメディアミックス企画やその構想に深く関連しており、そのような性格を持つ企画となった場合、ほとんどのケースで性的要素を減らした形で雑誌掲載、単行本化されている。また、原画担当者にはイラストレーターとしての技術を持っていても、漫画作品の制作に必要なコマ割りやネーム作りの技術や、連載で必要な一定期間で所定枚数の原稿を仕上げるノウハウを持ち合わせていない者や、特に人気の人物の場合には原画・イラストの仕事だけでも多忙で漫画制作を行う時間的余裕が確保できない者も珍しくない。このような都合から、出版社側の人脈でコミカライズ担当の漫画家が起用されることが大半で、原作ゲームの原画担当者自身が漫画を作画することは稀である。

なお、ノベライズやコミカライズにあたって出版社側が作家・漫画家を用意する場合、ゲームメーカーの意向として、ノベライズやコミカライズの担当者の個性・才能を期待して裁量を大きく与えたり、ゲーム側を『正伝』、出版作品側を『外伝』などと位置づけて、意図的に雰囲気を変えさせている場合がある。たとえば、『闘神都市』シリーズ(アリスソフト)のノベライズ作品として1999年に出版された『闘神都市 紅の記憶編』(ワニブックス)のように、ゲームソフトからは世界観と基本設定のみが流用され、キャラクターやストーリーは完全に小説オリジナルというものも存在する。


注釈

  1. ^ 『エロゲーム』の略
  2. ^ 古くは『夢幻戦士ヴァリス』(1986年昭和61年)、日本テレネット)や『第4のユニット』(1987年(昭和62年)、データウエスト)などに遡ることができる。
  3. ^ パソコンゲームの例では『卒業 〜Graduation〜』(1992年ジャパンホームビデオ)『CLANNAD』(2004年、Key)など。
  4. ^ 2002年(平成14年)度現在でアドベンチャーゲームが約80パーセントを占めている[7]
  5. ^ 異性間のキス表現や、「登場人物に子供ができる」というストーリー展開や「生まれた子供によって次代に物語が受け継がれていく」という子孫継続などの概念程度までは許容されるが、恋人同士が同衾するといった性行為を"匂わせる"表現や、一定水準を超える同性愛表現などには厳しい規制が入ってしまう。かつての一部ハードウェアではパンチラ描写すら一切不可能であった。
  6. ^ 主なアダルトゲーム作品にロリータ・シンドローム(1983)など。
  7. ^ 「女子大生プライベート」というパズルゲームをリリースしていた。
  8. ^ 中には日本で規制がないことを逆手にとり、当時アメリカ合衆国の成人指定基準であった「X指定」をタイトルにした『ドラゴンシティX指定』(1991年、フェアリーテール)のように「外国では発売が規制されるほどエロいんです」という挑発的な作品も存在していた。
  9. ^ 例えば『Lord of Walkure 〜X指定〜』。
  10. ^ 例えば『にじぽけ』[26] など。
  11. ^ a b 一昔前ならボーカロイドや東方Projectやアイマス、今ならVTuberなど
  12. ^ 価格は特典のために予約すれば8000円台が相場となり、特典については多いソフトでショップごとに違う特典が10種類以上あり、グッズについてもイベント頒布用の数千円程度のグッズや画集に加え1万円強の抱き枕カバーが多いソフトで全キャラ分ある。昔はグッズの価格は安かったが、キャラがプリントされたカーテンのような2万円を超えるグッズも発売されており、グッズの価格がゲーム本体の価格を大きく超えるという本末転倒な状況が生まれている。
  13. ^ 開催中止の原因は入場料無料のcharacter1の開催の影響もある
  14. ^ a b かねがね希望小売価格が7000円以上のタイトルのこと
  15. ^ 「この法律において「児童ポルノ」とは、写真、、ビデオテープその他の物であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。」(2条3項柱書)
  16. ^ 2006年春にNPO法人の資格を返上し、任意団体となっている。
  17. ^ 一例を挙げれば、ソニアの『VIIPER』のとあるシーンが規制された時に、当時協会役員の関連企業であったD.O.の作品に同様のシーンがあるのに規制されていないと反論し、規制実態を巡る問題が表面化したことがある。
  18. ^ 規制前では、例えば『放課後恋愛クラブ』では主人公たちは高校生で、さらに後輩の中学生も登場している。逆に規制後の『D.C. 〜ダ・カーポ〜』では主人公達の年齢は詳らかにされないが、卒業した先輩が同じ制服を着て上の学校に通っており、中高一貫校の中学生とも解釈できる描写になっている。
  19. ^ まれに普段使用している声優名のまま、クレジットされていることもある。
  20. ^ ここでいうワードとはゲーム内の1ウィンドウに表示される台詞を指し、最大で60文字である。
  21. ^ 各ヒロインのワード数は約2500なので、単純に計算すると15万円前後になる。
  22. ^ ジャパメタ・和製ヘヴィメタルなどとも呼ばれる。
  23. ^ なお、アダルトゲームの楽曲を制作する音楽制作プロダクションには、業務の一環としてボーイズラブゲームの楽曲の制作も請け負うものが少なくないが、ボーイズラブゲームでは主題歌がある場合には男性ボーカルを起用する、あるいはプロダクションにあってアダルトゲームでは主に作曲や演奏を担当している男性メンバー自身がボーカルを担当しているものが一般的である。
  24. ^ 商業流通のルートに乗るものも一部に存在するが、この場合でも本来の音楽CDの流通ルートに乗ることができるものはレコード会社が関連したメディアミックス企画の構想が絡んでいるものを例外とすれば少なく、大半はパソコンソフトの関連製品として流通しソフマップなどのパソコンショップのアニメ・ゲーム関連CDの売場やアニメショップでの限定的な取り扱いになっている。
  25. ^ 例としては『ななついろ★ドロップス』のオープニング主題歌など。
  26. ^ 初回特典や予約特典や店舗別特典の事。特に店舗別特典はタイトルによっては10種類以上の特典が用意される。
  27. ^ 買いきれないほどのグッズを発売すること
  28. ^ ただし、販売店の減少は売上減が原因である
  29. ^ 審査機構による自主規制も含むので、外的要因であると同時に内的要因でもある
  30. ^ 最近の例ではシリウスなど。
  31. ^ 一例を挙げれば、はむはむソフトの開発室はかつて4畳半1部屋であった[83]
  32. ^ 同人としての取り扱いは可能
  33. ^ ただし、商業と同人の両方を扱う販売店は存在する。
  34. ^ 例を挙げると、ヨドバシカメラは2019年3月末を以てネット・実店舗を問わずアダルトゲームの取り扱いを終了した。ソフマップ2022年現在、アダルトゲームの取り扱いがない店舗が半数程度を占め、取り扱いがあったとしても予約販売のみ(予約票しか置いていない)という店舗も数店舗ある。2000年以後、アダルトゲームを主力商品として扱っていたメディオ!も2010年代後半以後、閉店や取り扱い終了が相次ぎ、今では西市店で細々と売られているのみである。大手販売店でもこの状況であり、中小規模の販売店の取り扱い終了は枚挙にいとまがない。イベントについては秋葉原電気外祭りやDreamParty(その後、Character1に移行)の他に、中小規模のイベントや地方イベントやブランド独自イベントが多数あったが、現在ではほとんど行われていない。また、全盛期には新規ブランドでも当選できたコミックマーケットについても、2000年代後半以後、落選するブランドが増えており、現在では大手ブランドでも合同ブースでしか当選しない状況である。
  35. ^ a b 現在主流となっているスマホゲームやブラウザゲームや同人ゲームについては、ビジュアルノベルのタイトルが少ない上、ゲーム本編のゲーム性を上げる事に力を入れていることもあり、そのような事はほとんど行われていない。
  36. ^ 代表的なところでは、コミックマーケットや秋葉原電気外祭りやDreamParty(その後Character1に移行)などがある。
  37. ^ 大型タイトルの場合には、デモムービーとしてテレビアニメの制作プロダクションや著名なプロアニメーターが請け負った本格的なアニメーション動画が制作されたり、テレビアニメで活動している人物・グループが手掛けた主題歌も見られる。
  38. ^ ただし、ファンディスクや低価格路線のタイトルの場合、オープニングアニメやエンディングアニメやボーカル付き主題歌は制作されないことも多い。
  39. ^ 2000年代まではファンディスクの発売もしばしば見られたが、元のタイトルの売上減少が原因でファンディスク単体で採算があわなくなってきたためか、2010年代以後はあまり見られなくなった。
  40. ^ 例えば、業界の古参として知られるアリスソフトですら、2010年上半期には新作情報すら1本も発表できず、新作の発売自体もほぼ1年にわたり途絶えてしまう状況となった。
  41. ^ 例えば『SNOW』(2003年、スタジオメビウス)や『マブラヴ オルタネイティヴ』(2006年、アージュ)など。
  42. ^ 例えば『魔法少女アイ参』(2008年、colors)や『Garden』(2008年、CUFFS)や『銃騎士 Cutie☆Bullet』(2014年、エフォルダムソフト)や『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』(2015年、WHITESOFT)など。
  43. ^ 例えば『いただきじゃんがりあん』(2000年、すたじおみりす)や『Summer Days』(2006年、オーバーフロー)や『おたく☆まっしぐら』(2006年、銀時計)など。『おたく☆まっしぐら』はパッチを入れても多くのバグが残っている。
  44. ^ 例えば『なないろ 恋の天気予報』(2002年、FilmSoftware)や『タイムリープぱらだいす』(2007年、フロントウイング)など。前者はインストールできない、インストールできても起動できないといったトラブルが多発し、後者は修正ファイルが無い状態では、表示関係のバグ以外にも、電源が落ちる、ブルースクリーンになるなどハードウェアに悪影響を与えかねない重大なトラブルが発生した。
  45. ^ 例えば『みずいろ』(2001年、ねこねこソフト)や、『Assault Armoroid Angelio 完全版』(2002年、OUTGROW)など。
  46. ^ 例えばフライングシャインやあっぷりけ(あっぷりけはアペンドディスクのみ未達成)など
  47. ^ 例えばGLace/GaletteLassなど
  48. ^ ライトノベル#挿絵・イラストの重要性も参照。
  49. ^ このようなソフト開発中の段階でのメディアミックス展開の決定をゲーム制作者側が公表した例としては、『君が主で執事が俺で』(2007年、みなとそふと)などがある。
  50. ^ 当時はマイコンと呼ばれていたパソコン用アダルトゲームの制作・販売を行っていた光栄(現 コーエーテクモゲームス)やエニックス(現 スクウェア・エニックス)などがそれを打ち切ったのは、当時の任天堂の方針に合わせたためともされる。
  51. ^ 典型的な例としてはコンパイルともものきはうす、TIMとテクノポリスソフトの関係などが挙げられる。
  52. ^ 『To Heart』のアニメ作品においては、アクアプラスのアダトゲームブランドであるLeafの名は一貫して出されることはなく、原則としてコンシューマ機版作品およびそれを経由した関連商品にもLeafの名義は用いられない。
  53. ^ これは2001年に制作されたもので、ワニブックスが2000年に刊行した真田一成の同名小説作品[91] とは別物。

出典

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