蒼天の証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 08:58 UTC 版)
「モンスターハンター (ファミ通文庫)」の記事における「蒼天の証」の解説
ユクモ村にやってきた若きハンター・トゥークは到着早々村人たちからの熱烈な歓迎を受ける。持て囃され浮かれるトゥークだったが、徐々に村人たちが自分を凄腕ハンターだと思い込んでいる事に気付く。さらに駆け出しハンター・ティカルまでが弟子入りを志願してきた。実態はドスファンゴを狩るのがやっとのトゥークは覚えのない誤解に困惑しつつも皆の期待を裏切らないよう奮闘していくのだった。
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蒼天の証
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「モンスターハンター (ファミ通文庫)」の記事における「蒼天の証」の解説
トゥーク ナギの村出身の片手剣使い。初登場時の装備はセクトセロとチェーンシリーズ。 父親が書いたモンスター図鑑を完成させる事を目的に様々なモンスターと遭遇できる拠点を求めてユクモ村を訪れる。 ユクモ村に来るまでの力量は新人に毛が生えた程度のレベルでしかなかったが、ユクモ村では到着した時点で「凄腕のベテラン」として名前が広まっており、熱烈な歓迎と厚待遇を受ける事に。 おだてに弱く、調子に乗りやすい面があるものの、村人の期待や弟子となったハンターの希望を裏切るまいとできる限りの事をする強い責任感の持ち主でもある。 父親のモンスター図鑑を熟読したり、仲間と綿密な打ち合わせを行うなど、できる限りの事前準備をしてから狩猟に臨む。もっとも上記のようにハンターとしては経験が浅く、実際に遭遇したモンスターの種類が多くない事とモンスター図鑑が未完成な為、未知の動きに翻弄される事も多い。しかしモンスターのちょっとした動きからその習性や弱点を見抜く観察力や閃き、失敗を経験として次へと繋げて戦術を組む事のできる応用力を持っている。 なお、ラングロガールズらが「弟子の悩みを解決することに定評のあるユクモ村の英雄」として知っているなど、彼の活躍はユクモ村の住人が周囲に誇張して広めている模様。 ティカル ユクモ村でハンターを志す少女。初登場時の装備はガンランスのユクモノ銃槍とユクモノシリーズ。 真面目で素直だが思い込みが強く話を聞かない癖があり、トゥークのあらゆる弁明をポジティブに解釈して彼を凄腕ハンターと信じ込んで強引に弟子入り、トゥークの最初の弟子となる。 幼い頃に嵐が原因で両親と生き別れになっており、自分の名前が広まればそれに気付いた両親と再会できるのではと高名なハンターを目指している。 ハンターとしては基礎訓練を終えたばかりでモンスターの狩猟経験は無い駆け出しだが、ユクモ農場での畑仕事はトゥークより上手い。また料理の腕もかなりのもので、後に料理のレシピ本を執筆してハンターにもファンがいるようになっている。 暁の誓いに彼女の料理本が出演。マトイ村の井戸端会議で大評判の様子。 カルッタス トゥークがユクモ村への道中で出会った男性。漂々として掴みどころのない人物だが、トゥークに期待しているような言動を見せる。 アイルーに懐かれており、トゥークにオトモアイルーを紹介した。 フブキ カルッタスからトゥークに紹介されたオトモアイルー。毛並みは白で瞳はアイスブルー。装備はアイアンネコソードとアロイネコシリーズ。 登場時はカルッタスのガーグァ荷車の御者をやっていたが実はかなりベテランのオトモアイルーらしく、狩猟における知識や技術はトゥークより上。アイルーらしからぬ落ち着いた立ち振る舞いで未熟なトゥークやティカルに助言や叱咤する事も多い。 キミドリ フブキと同時にカルッタスから紹介されたオトモアイルー。体毛は名前の通りの黄緑色。装備は肉球ネコぱんちとズワロネコシリーズ。 フブキとは対照的に人懐っこく、特にティカルとは出会って早々に仲良くなっている。臆病な性格で狩猟ではあまり活躍しないが、採取ポイントを見つけるのが上手い。 ククルナ トゥークの下に押しかけてきた弓使いの少女。初登場時の装備はアルクセロブランとラングロシリーズ(ただし腕防具であるラングロガードのみ未完成)。 ラングロトラを専門に狩猟するハンターチーム『ラングロガールズ』の一員として活動していたが、ある日突然「単独でラングロトラを狩って来い」とチームを追い出されて途方に暮れた末、トゥークの名声を頼ってきた。 他人への依存心が強く自分で考えて動く事に欠けているが、トゥークとの狩りの中で大きく成長していく。 元は良家のお嬢様だったため、言動はやや高飛車。しかし村の子供たちには優しいという一面も持つ。 『新生ラングロガールズ』での通り名はラングローナ。 ギノア 『ラングロガールズ』のリーダーを務める大剣使いの女性。通り名はラングロリア。装備は41式対飛竜大剣とラングロシリーズ。 丁寧な物腰かつ沈着冷静でともすれば冷淡にも見えがちだが、実は非常に情が強い人物。ククルナの事も溺愛しており、彼女を追い出したのはその将来を心配しての苦渋の決断だった。 シュミル 『ラングロガールズ』の一員である狩猟笛使いの女性。通り名はラングロッサ。装備はセロヴィセロヴランとラングロシリーズ。 一人称は「僕」で言葉使いも男性的。一歩引いたところからギノアとククルナを見守るスタンスを取っており、ある意味チーム内では一番落ち着いている人物。 実はククルナを一時追い出すことを提案したのも彼女である。 マロエ フブキとキミドリ不在中に新たにトゥークの狩りに同行する事となったオトモアイルー。毛並みは茶ぶち。装備はジャギィネコナイフとジャギィネコシリーズ。 お喋り好きで、「〜でありますニャ」などの軍人的な口調が特徴。武器以外に爆弾を用いての攻撃も行う。 リオ サドワの村出身の太刀使い。初登場時の装備は凍刃とバギィシリーズ。 ハンターとしての力量はかなり高く、既に数度の飛竜種の狩猟経験を持つ。しかし、自信を喪失しており言動も内向的。ハンターを辞めたいと口にしているが、同時に辞める訳にはいかない理由も抱えているらしく、その板挟みに苦悩している。 サドワの村のハンターズギルドで落ち込んでいたところを修行で訪れていたティカルが相談に乗り、トゥークへと引き合わせるためにユクモ村へと連れてくる。 ソヨカゼ マロエが連れてきたオトモアイルー。マロエの大親友らしい。毛並みは蒼。装備はボロスネコメイルとボロスネコシリーズ。 オトモでありながらまともにモンスターと相対する事も難しい程に臆病な性格で、当初はトゥークが普通に声をかけただけでも怯えていた。 リオとは自信を持てない者同士通じるものがあったのかすぐ打ち解け、互いの理解者と呼べる存在となった。 オトモアイルーを引退した後もリオと行動を共にし、ヴァルカ村のアヅサ屋という宿に定住し、番台も勤めている。 シルト リオの父親。既に引退しているが、かつてはスレンと共にかなりの腕を持つハンターだったらしく、リオに自分たち以上のハンターとなる事を期待している。 人の話を聞かずに自分の考えを押し付けてしまう欠点がある。ただし、スレンによると本当は気が弱いのを意地を張って隠しているだけらしい。スレンには全く頭が上がっていない。 スレン リオの母親。シルトとは対照的に必要以上の事は話さない落ち着いた人物。 フルガ ユクモ村出身のハンマー使い。初登場時の装備はフローズンコア改とボロスSシリーズ。 16歳にして既に上位ハンターへの昇格を果たしている天才少年で、実力はランク相応に高いものの精神的には未熟な面がある。思い込みや過信で浅慮な行動に走ってしまう事もあるが、狩りの場では同行者の意見を素直に受け入れる事も多く、単なる頑固者ではない。 3年の修行の旅を終えてユクモ村へ凱旋するも、村人達の信頼厚いハンターというポジションには既にトゥークがいた事から彼に対抗意識を持ち、勝負を吹っかけるようになる。 ガーシュ フルガの父親。トゥークの先代のハンター教官だった。腕前や人格に優れた人物で、引退してからも度々相談を持ちかけられるほど周囲の尊敬を集めていたが、近年はトゥークの活躍もあって影が薄くなってしまっている。 フルガに対してはその才能を喜びつつも、空回りしやすい性格を心配している。 エスラ 希少種モンスターを好んで追っている姉妹ハンター『金銀姉妹』の姉。「暁」の異名を持つ。登場時の装備はライトボウガンの鳳仙火竜砲とゴールドルナシリーズ。 饒舌で芝居がかった物言いをする。良くも悪くもマイペースで、狩場に到着した後でも気が乗らなければ露骨にやる気の無い態度を取るなど性格面には問題も多い人物。しかしハンターとしての実力は本物で、特に観察力や分析力に優れる。 希少種の中でもリオレイア希少種がお気に入りで、他人と顔を合わせれば挨拶ついでにリオレイア希少種の魅力を語り始める程の心酔振りを見せる。 トゥークの父親の事を知っているらしいが、話を聞くべくタンジアの港を訪れたトゥークにはぐらかすような態度を取る。また、溺愛するシャーラの機嫌が悪い事には心当たりが無く困惑している。希少種にしか興味のない彼女だが、最近ではリオレウス亜種もお気に入り。ラングロガールズの事を「ラングロトラしか狩れない集団」と勘違いしている。 シャーラ 希少種モンスターを好んで追っている姉妹ハンター『金銀姉妹』の妹。「宵闇」の異名を持つ。登場時の装備は双剣のギロチンとシルバーソルシリーズ。 姉とは対照的に無口かつ無愛想で、狩場においても協調性を見せないが、ハンターとしての力量は一流。 エスラに不満を持っているらしく、彼女への態度はそっけないものになっている。 タルス 緊急事態に陥ったユクモ村に現れたハンター。初登場時の装備はフレイムテンペストとアグナSシリーズ。 ギルドカードを確認したギルドマネージャーが即座に太鼓判を押す程の実力者で、トゥークと共に事態の収拾に当たる。 頭部を完全に覆ってしまうアグナSヘルムをしっかりと被り、「喉の調子が悪い」と称して会話も2匹のオトモを通して行うため、顔や声はハッキリとわからない。しかし、その声にトゥークは聞き覚えがある。 マルー タルスが連れてきた双子のオトモアイルーの片割れ。毛並みは若葉トラ。装備は王牙ネコ剣【猫雷】とジンオウSネコシリーズ。 一人称は「あっし」で語尾に「〜でござんすニャ」を付けるなどひょうきん者。狩猟ではブーメランを用いた攻撃を多用する。 ツミキ タルスが連れてきた双子のオトモアイルーの片割れ。毛並みは銀青トラ。装備はアグナSネコランスとアグナSネコシリーズ。 一人称は「拙者」でマルーよりは口数が少なく、落ち着いている。狩猟では武器を用いた近接攻撃を得意とする。 トゥークはツミキにどこか懐かしい雰囲気を感じている。 ヒューム トゥークの父親。モンスター図鑑のかつての持ち主。 古龍観測所の観測隊のメンバーであり、モンスターの生態情報を調査するべく危険な狩場にも踏み込んでいく仕事熱心な人物。10年以上も息子をほったらかしにして音信不通の状態が続いたため、トゥークは当初良く思っていなかったが、トゥークがモンスター図鑑の作成を行い、その苦労と意義を理解した事で徐々に父の行動に理解を示す。 ハンターでもあり、その装備から既にG級に至っている実力者である。装備はヘビィボウガンの凍戈砲カインスヘルとアーティアXシリーズ。 金銀姉妹との係わりなどから様々な尾ひれが付いて噂が広まった結果、一部のハンターの間では「美形の凄腕ハンター」という事になっている。 狩りの最中にふらりとどこかに行ってしまう事があり、ブラキディオスの狩猟時にもジリスがハチミツ採取に勤しんでる間にもいなくなってしまい、そのためジリスとセルエは苦戦を強いられる。 ジリス リオの妹。初登場時の装備は太刀のヒドゥンサーベル改とアロイSシリーズ。 幼い頃は病気で足が不自由だったが手術の成功により回復した。現在は兄と同じくハンターとなっている。年齢は15歳だが既に上位ハンターとなっている。 慎重で生真面目な優等生で、狩猟の際には事前準備や下調べを入念に行い、計算した行動で現場でのリスクを避けようとする。太刀の腕前も相当だが、アイテムを駆使した後方支援に徹している事が多い。 病気だった頃に心の支えだった兄に大きな影響を与え、間接的に自分を救ってくれた恩人であるトゥークに敬意を抱いており、ユクモ村を訪れ彼の弟子に志願する。 セルエ 北の村出身のランス使いの少年。初登場時の装備はスパイラルボアとルドロスSシリーズ。 「人の役に立ちたい」「ただのハンターで終わりたくない」という想いからモンスターの生態などを記した『モンスター大百科』の作成を目標にしており、先駆者であるトゥークに強い憧れを持つ。やや不器用ながら真っ直ぐな性格の努力家で、フルガやククルナからは気に入られている。ハンターとしての経歴はジリスと同程度だが、冷静さを欠いて感情的に行動してしまうところがある。ある意味正反対のタイプのジリスとは方針の違いから度々衝突する事になる。 トゥークとジリスの弟子巡りの旅の道中に偶然遭遇し、その場で弟子入り志願。熱意を認められた事でトゥークの弟子となるも、ブラキディオス遭遇時にトゥークに怪我をさせてしまった事に責任を感じてユクモ村に向かう途中に逃走する。その後タンジアの港でクルトアイズや金銀姉妹、ヒュームとの邂逅を通して気持ちを改め成長していく。
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