盂蘭盆経とは? わかりやすく解説

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うらぼん‐きょう〔‐キヤウ〕【盂蘭盆経】

読み方:うらぼんきょう

大乗経典。1巻西晋(せいしん)の竺法護(じくほうご)訳とされる餓鬼道落ちた母を救う手段を仏にたずねた目連(もくれん)が、夏安居(げあんご)の最後の日7月15日に僧を供養するよう教えられ故事説いたもの。盂蘭盆会はこの経説に基づく。梵語原典はなく、中国偽経(ぎきょう)ともいわれる


盂蘭盆経

読み方:ウラボンキョウ(urabonkyou)

経典一種

季節

分類 宗教


盂蘭盆経

読み方:ウラボンキョウ(urabonkyou)

分野 仏教経典

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


盂蘭盆経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 02:09 UTC 版)

盂蘭盆経』(うらぼんきょう)は、竺法護が翻訳したとされる仏教経典である[1]。竺法護の翻訳という伝承には疑いが持たれており[1]、西域か中国で成立したいわゆる偽経とされる[注釈 1]釈迦十大弟子の一人である目連尊者が餓鬼道に堕ちた亡母を救うために衆僧供養を行なったところ、母が餓鬼の身を脱した、という事柄が説かれている。細部は異なるものの、話の原型、死者に対する廻向の思想はパーリ語経典餓鬼事経』にも見られる[3]




注釈

  1. ^ ただし2013年に仏教学者の辛嶋静志は「インドの原典から訳された経典」であることを説明し、その理由で同経を「偽経ではない」と主張した[2]

出典

  1. ^ a b 岡部和雄「盂蘭盆経」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)」、小学館。
  2. ^ 辛嶋静志 (2013年7月25日). “「盂蘭盆」の本当の意味 - 「ご飯をのせた盆」と推定”. 中外日報. 中外日報社. 2017年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月18日閲覧。
  3. ^ 藤本 2003, pp. 47-49.
  4. ^ KARASHIMA 2012, p. 290.
  5. ^ KARASHIMA 2012, p. 300.
  6. ^ KARASHIMA 2012, pp. 300-301.
  7. ^ KARASHIMA 2012, pp. 301-302.


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