無著とは? わかりやすく解説

む‐じゃく〔‐ヂヤク〕【無着/無著】

読み方:むじゃく

仏語執着のないこと。無執(むしゅう)。


むじゃく〔ムヂャク〕【無着/無著】

読み方:むじゃく

《(梵)Asagaの訳》[310〜390ころ]インド大乗仏教論師世親の兄。ガンダーラの人。初め小乗の僧であったが、弥勒(みろく)から空観(くうがん)を学んで大乗転じ瑜伽(ゆが)行・唯識説大成した。著「摂大乗論」「金剛般若論」「順中論」など。無著菩薩阿僧伽(あそうぎゃ)。


無著

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 09:15 UTC 版)

無著無着 むじゃく / むぢゃく、: Asaṅga アサンガ、: thogs med)は、インド大乗仏教唯識派の学者。生没年は不詳である[1]


注釈

  1. ^ 説一切有部とも化地部とも言われる。[4]

出典

  1. ^ 『世界大百科事典 第2版』では、「310 - 390年ころ」としているが、中村元他編、『岩波 仏教辞典 第二版』では、「395-470頃」としている。
  2. ^ 「無著」 - 世界大百科事典 第2版
  3. ^ a b Funayama 2008, p. 174.
  4. ^ 袴谷憲昭「無著」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
  5. ^ 唯識 (広済寺ホームページ)
  6. ^ Jong-Nam Choi - Die dreifache Schulung (Śikṣā) im frühen Yogācāra: Der 7. Band des Hsien-yang shêng-chiao lun (Alt- und Neu-Indische Studien, Band 54) , Franz Steiner Verlag, 2001, p.5
  7. ^ 松田 1982, p. 420.
  8. ^ 『大乗荘厳経論』『摂大乗論釈』校註本は「新国訳大蔵経 瑜伽・唯識部」大蔵出版 にある


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