三界とは? わかりやすく解説

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さん‐がい【三界】

読み方:さんがい

【一】[名]仏語

一切衆生(しゅじょう)が、生まれ、また死んで往来する世界欲界色界無色界三つの世界

三千大千世界」の略。

過去・現在・未来三世

【二】接尾

地名付いて遠く離れた所の意を表す。くんだり。「江戸—」「唐—」

ある語に添えて意味を強める。

土瓶こしらへりゃ、一日—余る」〈滑・浮世風呂・四〉

三界の画像

三界

読み方:サンガイ(sangai)

仏教で、一切衆生生死流転する迷い世界


さんがい 【三界】

仏教用語。①迷い世界三つ分けたもの。欲界欲望世界地獄餓鬼畜生修羅人間天人六道がいるといい、天人界を六欲天という)、色界欲望離れているが物質〈色〉的条件とらわれた世界)、無色界精神的条件だけをもつ世界)。色界無色界四つずつに分けられるといい、三界は総計九地から成るともする。②過去・現在・未来をいう。③三千大千世界の略。新潟県民謡三界節三階節とも)は、古く仏事歌詞多く仏教の三界から出たとする説がある。

三界

作者藤島まき

収載図書戦後出発女性文学 第8巻 昭和28年
出版社ゆまに書房
刊行年月2003.5


三界

読み方
三界みかい

三界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 06:39 UTC 版)

仏教における三界(さんがい、: tri-dhātu、または梵: त्रिलोक, IAST:triloka)とは、欲界・色界無色界の三つの世界のことであり、衆生が生死を繰り返しながら輪廻する世界をその三つに分けたもの[1]三有(さんう)ともいう[1]





三界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:13 UTC 版)

世間」の記事における「三界」の解説

この迷い世界悟り世界についてインド古来須弥山世界説がもちこまれて解釈なされるうになると、元来精神的存在であったものが、物質的存在解釈されるようになり、欲界色界無色界の三界を立てまた、地獄などの六道をたてることになる。 さらに、この三界を迷の世界であるとして、 欲界 四悪趣四洲六欲天など最下位地獄から天界他化自在天まで 色界 天界の初禅天大梵天など)から四禅天(五浄居天や無想天など)まで 無色界 天界の四禅定空無辺処から有頂天)まで ところで、仏教この世界物質的世界として説くが、本意精神的なものが中心である。よって三界説も、欲界から色界へ、色界から無色界へと、人びと精神生活純化段階示したものと受け取られる欲界淫欲食欲の二欲を中心として生活する者の住むところで、地獄餓鬼畜生修羅人間天上六道があり、この天界六欲天という。 色界は二欲をはなれたものの世界で衆生肉体が殊妙であるから色界といい、物質的な世界だが、実は精神的なものが中心となるから、四禅天がそれである。 無色界とは物質的なものを超えた世界で、それをいとい離れて無色定を修めた者の世界で、高い精神的立場をあたえ、無色界の最高のところを有頂天という。世間において「有頂天になる」といって得意の絶頂にあることをあらわすのは、この意味で、迷い世界での最高処にあることからいわれたものである。 これら詳細については、三界の項を参照。 なお、大乗仏教では、この三界を離れ、さらにその上に声聞縁覚菩薩、そして仏国土浄土があると位置付ける。また天台宗などでは、迷悟両界あわせて十界があるとする。

※この「三界」の解説は、「世間」の解説の一部です。
「三界」を含む「世間」の記事については、「世間」の概要を参照ください。

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