三省堂 大辞林 |
ごとし 【▽如し/▽若し】
活用語の連体形や体言、また、それらに助詞「が」「の」の付いたものに接続する。
(1)似ているものに比べたとえる意を表す。…のようだ。…のとおりだ。
「涙、雨の脚の〈ごとく〉こぼる/宇津保(吹上・下)」「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢の〈ごとし〉/平家 1」
(2)同類中の一例として提示する意を表す。…のような。
「黒き革籠三合を置けり。すなはち和歌・管絃・往生要集〈ごとき〉の抄物を入れたり/方丈記」
(3)はっきりと断定しないで、婉曲・不確実にいうのに用いられる。…ようだ。…ようである。
「松島は笑ふが〈ごとく〉、象潟はうらむが〈ごとし〉/奥の細道」
〔(1)語源は「同じ」の意を表す「こと」を形容詞的に活用させたもの。(2)中古には、漢文訓読文系列の文章に多く用いられ、和文に多く用いられる「やうなり」と対照的な特色を示した。なお、中古の和文でも、男性の書いたものには「ごとし」も用いられた。(3)上代・中古には、語幹「ごと」が連用形「ごとく」と同じように用いられることがある。→ごと(如)〕
「如し」の用例一覧
坂口安吾 真相かくの如し (青空文庫)
坂口安吾 真相かくの如し 真相かくの如し 坂口安吾 「真相」という雑誌に、私が昨年「風報」にのせた文章が一部抜萃して載っている。これは私の承諾を得たものではなく、全く無断の転載である。 これ...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43146_30106.html
水 (青空文庫)
のプチアリンを含めるのみ。此中プチアリンは消化作用の一助をなすに止まり、ムチンは蓋し外物の強烈の刺激を緩和する為に存せりと覚しく、味を解きて人に伝ふるものは、実に水の力なり。体内の水の用是(かく)の如し。而して身外の水も亦、味を...
www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/1451.html
聖詠経 (Wikisource)
の後附するに光榮讃詞を以てす。 光榮讃詞左の如し。 光榮は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々に「アミン」 「アリルイヤ」「アリルイヤ」「アリルイヤ」神や光榮は爾に帰す(三次) 主憐れめよ(三次) 光榮は父と子と聖神に帰す、今も...
ja.wikisource.org/wiki/聖詠経
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