快特とは? わかりやすく解説

快速特急

(快特 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 06:49 UTC 版)

快速特急(かいそくとっきゅう)または快特(かいとく)は、日本私鉄で使われている列車種別の一つである。いずれも特急より停車駅が少ない列車(特急の上位種別)として運行されている。一部事業者では特急が特別急行の略であるように快速特別急行(かいそくとくべつきゅうこう)を正式名称とし、「快速特急」「快特」は略称として扱う場合もあるが、京浜急行電鉄(京急)のように「快特」を正式名称とする事業者もある。


注釈

  1. ^ 厳密には、都営浅草線内は各駅停車となる京成線直通列車は、品川駅で京成の種別に変更されるため、品川駅 - 泉岳寺駅間に限り「快速」の種別で運行される列車が存在する。
  2. ^ 製造時期によって、フルカラーLED式とオーロラビジョンR-STAY式とが混在している2200系と、同系列に増結されることがある一般車の3150系(およびその4両編成版の3300系。ただし同系列は定期の快速特急運用を持っていない)の列車種別表示は、フルカラーLED式では「快特」と、オーロラビジョンR-STAY式では「快速特急」とそれぞれ違う表示がされている。

出典

  1. ^ a b c “モノレールより安く 京急の品川-羽田空港間 来月18日に延伸部開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1998年10月12日) 
  2. ^ 吉本尚 『京急ダイヤ100年史 1899 - 1999』 pp.196 - 197 電気車研究会
  3. ^ 『名鉄時刻表 Vol.26 2011.12.17号』名古屋鉄道、2011年、③頁(丸3頁)頁。 
  4. ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。 
  5. ^ 名古屋鉄道「名古屋鉄道の現勢」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、5頁。 
  6. ^ a b 徳田耕一『まるごと名鉄 ぶらり沿線の旅 NEXT』河出書房新社、2005年、162頁。ISBN 978-4-309-22430-5 
  7. ^ 『名鉄時刻表 Vol.26 2011.12.17号』名古屋鉄道、2011年、②頁(丸2頁)頁。 
  8. ^ 中之島線開業にあわせ10月19日(日)初発から、京阪線で新ダイヤを実施します (PDF) - 京阪電気鉄道 2008年8月25日
  9. ^ 京阪電気鉄道 2011年5月28日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2011年3月1日
  10. ^ 京阪電気鉄道 2016年3月19日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2016年1月19日
  11. ^ 京阪電気鉄道 2017年2月25日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2017年1月13日
  12. ^ 京阪電気鉄道 2018年9月15日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2018年7月17日


「快速特急」の続きの解説一覧

快特

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 22:28 UTC 版)

京急本線」の記事における「快特」の解説

現行ダイヤでは堀ノ内駅から久里浜線直通して京急久里浜駅三崎口駅発着する系統と、京急蒲田駅から空港線直通する羽田空港発着系統があり、早朝深夜を除くほぼ終日設定がある。 1968年昭和43年)に設定された「快速特急」を前身とする。快速特急特急よりもさらに上位種別で、それまで運転されていた三浦半島観光地向けた列車ハイキング特急格上げする形で登場したこのため当初土休日特急合間に何本か設定されているにすぎなかったが、通勤需要拡大とともに徐々に設定時間と運転本数拡大されていき、また本線末端部よりも久里浜線直通するダイヤとなって行った1999年夏のダイヤ改正からは通称略称として用いられていた「快特」が正式名称となり、同時に特急」を置き換える形で大増発を行い日中はほぼ10分に1本は確保されるようになった。この時都営浅草線京成線・北総線(以下:都心方面)へ直通する快特も登場している。さらに2012年10月21日改正では、日中北総線 - 都営浅草線 - 羽田空港系統エアポート急行が快特へ格上げされ品川駅では約5分間隔で京急久里浜三崎口方面列車羽田空港方面列車交互に運転するとなっている。 平日朝ラッシュ時上りの快特は三崎口駅京急久里浜駅浦賀駅金沢文庫駅間は特急として運転され汐入駅追浜駅にも停車する1999年以前通勤快特)。 車両8両編成基本とするが、金沢文庫駅 - 品川駅間では4両編成連結して大手私鉄最長である12編成運転される快特も設定されている。その場合、金沢文庫駅品川駅において連結・切り離し作業を行う。連結列車の運用パターンについては後記に記す。この12編成運用には京急車両だけが充当される。都営京成北総8両編成用いられることも多いが、京成北総車両については、ほぼ全列車都心方面から空港線羽田空港方面間の運用であるために、京急蒲田駅以南横浜方面ではほとんど見ることができないほか、方向幕京成車は京成種別合わせて快速特急」となる。都営車両は、本線そのまま走り三崎口駅発着する運用設定されている。 運行当初久里浜線津久井浜駅まで通過運転を行っていたが、近年停車駅増加しており、1998年空港線羽田空港駅現在の羽田空港第1・第2ターミナル駅)まで延伸開業する同時に京急蒲田駅停車駅となり、1999年夏のダイヤ改正からは久里浜線各駅停車となった。さらに、2010年5月16日からのダイヤ改正からは、金沢八景駅停車駅追加された。なお、自社路線内では最速列車であるが、都営浅草線内では大半列車各駅停車となる。詳細は「都営地下鉄浅草線」や「エアポート快特」を参照されたい。 列車番号末尾アルファベットはA、B、SH3つ使用されている(他社局の車両使用される場合をのぞく)。基本的に、Aは京急線内のみの運用、Bは平日の上りの金沢文庫以南特急以北が快特の列車とその送り込み1999年まで存在した通勤快特と同様)SH地下鉄直通する快特の運用用いられるが、一部例外もある。 現行ダイヤでの運行形態以下の通り本線線内運転系統 泉岳寺駅品川駅 - 京急久里浜駅三崎口駅日中時間帯2ドア2100形中心に使用され泉岳寺駅まで乗り入れる泉岳寺駅では浅草線京成本線快速京成佐倉駅京成成田駅成田空港駅芝山千代田駅行き接続する2019年10月28日ダイヤ改正より、土休日一部の快特の2号車ウィングシート設定されている。 平日朝・夕ラッシュ時において品川駅 - 金沢文庫駅間については12編成運転される平日下り・夜上りについては基本編成8両の前に付属編成4両を連結して運転され品川駅20時台後半以降列車については基本編成8両の後ろ付属編成4両を連結して運転される平日上り夕方下りについては基本編成8両の後ろ付属編成4両を連結して運転される土休日朝に下り品川駅 - 金沢文庫駅で、上り金沢文庫駅 - 京急川崎駅間において基本編成8両の後ろ付属編成4両を連結して運転される日中時間帯以外は平日においては品川駅発着となるが夜に泉岳寺駅行きが1本設定されている。 本線都営浅草線直通系統 北総線印旛日本医大駅印西牧の原駅京成京成高砂駅青砥駅浅草線押上駅 - 京急久里浜駅三崎口駅浅草線南行のみ)では快特、浅草線北行のみ)・京成押上線京成本線北総線では普通となる。ただし平日上り夕方三崎口印旛日本医大行きの1本は特急となる。 新1000形600形中心に3ドア直通運転対応の京急車で運転される。ただし、平日夜の上り1本の都営車両運転される日中時間帯において途中押上駅成田スカイアクセス線直通エアポート快特アクセス特急青砥高砂発着エアポート快特快速特急待避する列車がある。 前者による横浜駅 - 成田空港駅間の所要時間1時間40分台。 (2017年10月30日以降発のみで三崎口駅)・京急久里浜駅(着のみ)- 成田空港駅成田スカイアクセス線北総線京成線ではアクセス特急で、浅草線では北行アクセス特急南行が快特で運転される京急久里浜駅行き土休日に2本設定されている。夜に三崎口駅成田空港駅行きが1本設定されている。なお夜列車2018年12月8日改正以降京成車で運転される車両新1000形600形1500形それぞれ8両が使用される平日朝・夕ラッシュ時品川駅 - 金沢文庫駅間は12編成運転される基本編成8両の後ろ付属編成4両を連結して運転される空港線直通系統 泉岳寺駅品川駅 - 羽田空港 京成高砂駅青砥駅 - 羽田空港京成車・都営車による運転が中心エアポート快特交互に40分間隔で運転される浅草線北行)ではエアポート快特・普通、浅草線南行)ではエアポート快特・快特、京成押上線本線内は快速特急・普通で運転するまた、青砥京成本線特急一部快速特急)に接続する北総線印旛日本医大駅印西牧の原駅 - 羽田空港浅草線北行のみ)・京成線・北総線では普通、浅草線南行のみ)では快特として運転される北総車による運転が中心羽田空港発成田空港行き浅草線ではエアポート快特で、京成線・北総線成田スカイアクセス線内はアクセス特急として運転されている。 車両成田スカイアクセス線乗り入れ可能な京急新1000形1500形600形京成3000形3000形50番台3100形それぞれ8両が使用される成田羽田空港行き京成線内快速特急で、浅草線内はエアポート快特運転されている。 羽田空港 - 京急久里浜駅(着のみ)・三浦海岸駅(発のみ) 停車駅変遷駅名泉岳寺品川京急蒲田京急川崎横浜上大岡金沢文庫金沢八景横須賀中央堀ノ内新大津北久里浜京急久里浜YRP野比京急長沢津久井浜三浦海岸三崎口備考1968年6月15日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● - - ● ● 運転開始 1975年4月26日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● - - ● ● ● 三浦海岸駅 - 三崎口駅開業 1996年7月20日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● ● ● ● ● ● 野比駅長沢駅停車となり、久里浜駅以南各駅停車1998年11月18日 - ● ● ● ● ● ● - ● - - - ● ● ● ● ● ● 京急蒲田駅停車 1999年7月31日 - ● ● ● ● ● ● - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 堀ノ内駅新大津駅北久里浜駅停車となり、久里浜線各駅停車2002年10月12日 - ● ● ● ● ● ● ● - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 一部泉岳寺駅まで延長 2010年5月16日 - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 金沢八景駅停車 ●:停車 -:通過 なお、1987年5月まで、現在の京急○○それぞれ京浜○○という駅名だった。例:京急蒲田駅京浜蒲田駅京急川崎駅京浜川崎駅など。

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快特

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:44 UTC 版)

京急久里浜線」の記事における「快特」の解説

現行ダイヤでは堀ノ内駅から本線直通する系統京急蒲田駅から空港線直通する羽田空港発着系統線内運転の系統があり、早朝深夜を除くほぼ終日設定がある。 1968年昭和43年)に設定された「快速特急」が前身で、特急よりもさらに上位種別として、それまで運転されていた三浦半島観光地向けた列車ハイキング特急」を格上げする形で登場した当初土休日特急合間に何本か設定されているにすぎなかったが、通勤需要拡大とともに徐々に設定時間と運転本数拡大されていき、また本線末端浦賀方面よりも久里浜線直通するダイヤ移行していった。1999年夏のダイヤ改正で、通称略称として用いられていた「快特」が正式名称となり、同時に特急」を置き換える形で大増発を行い日中はほぼ10分に1本は確保されるようになった。この時都営浅草線京成線・北総線(以下:都心方面)へ直通する快特も登場している。1999年以前より平日朝ラッシュ時上りにて運行されていた通勤快特(B特)は、旅客案内上、金沢文庫駅までは特急汐入追浜停車)として運転されるように変更された。そのため、平日朝ラッシュ時久里浜線内は特急のみの運転となっている。 運行当初久里浜線津久井浜駅まで通過運転を行っていたが、1999年夏のダイヤ改正からは久里浜線各駅停車となった現行ダイヤでの運行形態以下の通り本線直通系統 泉岳寺 - 京急久里浜平日日中時間帯2ドア2100形中心に使用され泉岳寺駅まで乗り入れる泉岳寺駅では浅草線京成本線快速成田空港行き接続泉岳寺 - 三崎口土休日日中時間帯2ドア2100形中心に使用され泉岳寺駅まで乗り入れる泉岳寺駅では浅草線京成本線快速成田空港行き接続印旛日本医大 - 三崎口平日上り2本のみ 1859SHは浅草線京成押上線京成本線北総線内は普通となる。 1813SHは品川から特急として運転される新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される印西牧の原 - 京急久里浜平日上り1本の担当車両都営車である。 成田空港 - 京急久里浜成田スカイアクセス線北総線京成線・都営浅草線ではアクセス特急で、浅草線では北行アクセス特急南行が快特で運転される京急久里浜行き土休日に1本設定されている。平日夜京急久里浜成田空港行きが1本設定されている。2019年10月28日改正以降夜については京成車で運転される3ドア直通運転対応車両使用される成田空港 - 三崎口土休日上下1本ずつ設定されている。 新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される成田スカイアクセス線北総線京成線・都営浅草線ではアクセス特急で、浅草線では北行アクセス特急南行が快特で運転される青砥 - 三崎口間(京成線内普通)1日約半分がこの区間往復している。 新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される青砥 - 三崎口間(京成線内快速特急平日上下1本ずつ、土休日上下2本ずつ設定されている。 新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される京成高砂 - 三崎口京成線内普通)1日の約2割がこの区間往復している。 新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される京成高砂 - 三崎口間(京成線内快速特急平日上り6本、下り8本が、土休日上り12本、下り10本が設定されている。 新1000形1001編成除いた8両編成3ドア京急車で運転される空港線直通系統 羽田空港 - 京急久里浜(着のみ)三浦海岸(発のみ) 線内運転系統 堀ノ内(発のみ)・京急久里浜 - 三崎口車両交換の際などに設定されている。

※この「快特」の解説は、「京急久里浜線」の解説の一部です。
「快特」を含む「京急久里浜線」の記事については、「京急久里浜線」の概要を参照ください。


快特

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:33 UTC 版)

京急空港線」の記事における「快特」の解説

詳細は「京急本線#快特」を参照 品川方面横浜方面との直通列車設定されている。2010年5月から2012年10月の間は早朝・夜間のみの運転となっていたが、2012年10月改正以後日中40分あたり3本上述エアポート快特あわせて10分間隔)で運行されている。空港線内の停車駅京急蒲田駅羽田空港第3ターミナル駅羽田空港第1・第2ターミナル駅のみとなっている。ちなみに京急支線内で通過駅有する速達種別空港線の「快特」・「エアポート快特」、久里浜線の「モーニング・ウィング号」のみである。

※この「快特」の解説は、「京急空港線」の解説の一部です。
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