快速特急
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快速特急(かいそくとっきゅう)または快特(かいとく)は、日本の私鉄で使われている列車種別の一つである。いずれも特急より停車駅が少ない列車(特急の上位種別)として運行されている。一部事業者では特急が特別急行の略であるように快速特別急行(かいそくとくべつきゅうこう)を正式名称とし、「快速特急」「快特」は略称として扱う場合もあるが、京浜急行電鉄(京急)のように「快特」を正式名称とする事業者もある。
注釈
出典
- ^ a b c “モノレールより安く 京急の品川-羽田空港間 来月18日に延伸部開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1998年10月12日)
- ^ 吉本尚 『京急ダイヤ100年史 1899 - 1999』 pp.196 - 197 電気車研究会
- ^ 『名鉄時刻表 Vol.26 2011.12.17号』名古屋鉄道、2011年、③頁(丸3頁)頁。
- ^ 清水武「名古屋鉄道各線相互の直通運転」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、64頁。
- ^ 名古屋鉄道「名古屋鉄道の現勢」『鉄道ピクトリアル』第246巻、電気車研究会、1971年1月、5頁。
- ^ a b 徳田耕一『まるごと名鉄 ぶらり沿線の旅 NEXT』河出書房新社、2005年、162頁。ISBN 978-4-309-22430-5。
- ^ 『名鉄時刻表 Vol.26 2011.12.17号』名古屋鉄道、2011年、②頁(丸2頁)頁。
- ^ 中之島線開業にあわせ10月19日(日)初発から、京阪線で新ダイヤを実施します (PDF) - 京阪電気鉄道 2008年8月25日
- ^ 京阪電気鉄道 2011年5月28日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2011年3月1日
- ^ 京阪電気鉄道 2016年3月19日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2016年1月19日
- ^ 京阪電気鉄道 2017年2月25日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2017年1月13日
- ^ 京阪電気鉄道 2018年9月15日ダイヤ改定発表資料 (PDF) - 京阪電気鉄道 2018年7月17日
快特
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現行ダイヤでは堀ノ内駅から久里浜線に直通して京急久里浜駅や三崎口駅を発着する系統と、京急蒲田駅から空港線に直通する羽田空港発着の系統があり、早朝・深夜を除くほぼ終日の設定がある。 1968年(昭和43年)に設定された「快速特急」を前身とする。快速特急は特急よりもさらに上位の種別で、それまで運転されていた三浦半島の観光地に向けた列車、ハイキング特急を格上げする形で登場した。このため当初は土休日に特急の合間に何本か設定されているにすぎなかったが、通勤需要の拡大とともに徐々に設定時間と運転本数が拡大されていき、また本線末端部よりも久里浜線へ直通するダイヤへとなって行った。1999年夏のダイヤ改正からは通称・略称として用いられていた「快特」が正式名称となり、同時に「特急」を置き換える形で大増発を行い、日中はほぼ10分に1本は確保されるようになった。この時都営浅草線・京成線・北総線(以下:都心方面)へ直通する快特も登場している。さらに2012年10月21日改正では、日中の北総線 - 都営浅草線 - 羽田空港の系統のエアポート急行が快特へ格上げされ、品川駅では約5分間隔で京急久里浜・三崎口方面の列車と羽田空港方面の列車が交互に運転する形となっている。 平日朝ラッシュ時上りの快特は三崎口駅・京急久里浜駅・浦賀駅 → 金沢文庫駅間は特急として運転され、汐入駅・追浜駅にも停車する(1999年以前の通勤快特)。 車両は8両編成を基本とするが、金沢文庫駅 - 品川駅間では4両編成を連結して、大手私鉄最長である12両編成で運転される快特も設定されている。その場合、金沢文庫駅・品川駅において連結・切り離し作業を行う。連結列車の運用パターンについては後記に記す。この12両編成の運用には京急の車両だけが充当される。都営・京成・北総の8両編成も用いられることも多いが、京成・北総の車両については、ほぼ全列車が都心方面から空港線の羽田空港方面間の運用であるために、京急蒲田駅以南の横浜方面ではほとんど見ることができないほか、方向幕が京成車は京成の種別に合わせて「快速特急」となる。都営の車両は、本線をそのまま走り三崎口駅を発着する運用も設定されている。 運行当初は久里浜線の津久井浜駅まで通過運転を行っていたが、近年は停車駅が増加しており、1998年に空港線が羽田空港駅(現在の羽田空港第1・第2ターミナル駅)まで延伸開業すると同時に京急蒲田駅が停車駅となり、1999年夏のダイヤ改正からは久里浜線内各駅停車となった。さらに、2010年5月16日からのダイヤ改正からは、金沢八景駅も停車駅に追加された。なお、自社路線内では最速の列車であるが、都営浅草線内では大半の列車が各駅停車となる。詳細は「都営地下鉄浅草線」や「エアポート快特」を参照されたい。 列車番号の末尾のアルファベットはA、B、SHの3つが使用されている(他社局の車両が使用される場合をのぞく)。基本的に、Aは京急線内のみの運用、Bは平日朝の上りの金沢文庫以南が特急・以北が快特の列車とその送り込み(1999年まで存在した通勤快特と同様)、SHは地下鉄に直通する快特の運用に用いられるが、一部例外もある。 現行ダイヤでの運行形態は以下の通り。 本線線内運転系統 泉岳寺駅・品川駅 - 京急久里浜駅・三崎口駅日中時間帯は2ドアの2100形を中心に使用され、泉岳寺駅まで乗り入れる。泉岳寺駅では浅草線・京成本線快速京成佐倉駅・京成成田駅・成田空港駅・芝山千代田駅行きに接続する。 2019年10月28日のダイヤ改正より、土休日の一部の快特の2号車にウィングシートが設定されている。 平日朝・夕ラッシュ時において品川駅 - 金沢文庫駅間については12両編成で運転される。平日朝下り・夜上りについては基本編成8両の前に付属編成4両を連結して運転され、品川駅着20時台後半以降の列車については基本編成8両の後ろに付属編成4両を連結して運転される。平日朝上り・夕方下りについては基本編成8両の後ろに付属編成4両を連結して運転される。土休日朝に下りは品川駅 - 金沢文庫駅で、上りは金沢文庫駅 - 京急川崎駅間において基本編成8両の後ろに付属編成4両を連結して運転される。 日中時間帯以外は平日においては品川駅発着となるが夜に泉岳寺駅行きが1本設定されている。 本線都営浅草線直通系統 北総線印旛日本医大駅・印西牧の原駅、京成線京成高砂駅・青砥駅、浅草線押上駅 - 京急久里浜駅・三崎口駅浅草線(南行のみ)では快特、浅草線(北行のみ)・京成押上線・京成本線・北総線では普通となる。ただし平日上り夕方の三崎口発印旛日本医大行きの1本は特急となる。 新1000形・600形を中心に3ドア直通運転対応の京急車で運転される。ただし、平日夜の上り1本のみ都営の車両で運転される。 日中時間帯において途中、押上駅で成田スカイアクセス線直通エアポート快特・アクセス特急や青砥、高砂発着のエアポート快特・快速特急を待避する列車がある。 前者による横浜駅 - 成田空港駅間の所要時間は1時間40分台。 (2017年10月30日以降発のみで三崎口駅)・京急久里浜駅(着のみ)- 成田空港駅成田スカイアクセス線・北総線・京成線ではアクセス特急で、浅草線では北行がアクセス特急、南行が快特で運転される。京急久里浜駅行きは土休日に2本設定されている。夜に三崎口駅発成田空港駅行きが1本設定されている。なお夜の列車は2018年12月8日改正以降、京成車で運転される。 車両は新1000形、600形、1500形のそれぞれ8両が使用される。 平日朝・夕ラッシュ時の品川駅 - 金沢文庫駅間は12両編成で運転される。基本編成8両の後ろに付属編成4両を連結して運転される。 空港線直通系統 泉岳寺駅・品川駅 - 羽田空港 京成高砂駅・青砥駅 - 羽田空港京成車・都営車による運転が中心。 エアポート快特と交互に40分間隔で運転される。 浅草線(北行)ではエアポート快特・普通、浅草線(南行)ではエアポート快特・快特、京成押上線・本線内は快速特急・普通で運転する。また、青砥で京成本線特急(一部は快速特急)に接続する。 北総線印旛日本医大駅・印西牧の原駅 - 羽田空港浅草線(北行のみ)・京成線・北総線では普通、浅草線(南行のみ)では快特として運転される。 北総車による運転が中心。 羽田空港発成田空港行き浅草線ではエアポート快特で、京成線・北総線・成田スカイアクセス線内はアクセス特急として運転されている。 車両は成田スカイアクセス線に乗り入れ可能な京急新1000形、1500形、600形、京成3000形、3000形50番台、3100形のそれぞれ8両が使用される。 成田発羽田空港行き京成線内は快速特急で、浅草線内はエアポート快特で運転されている。 羽田空港 - 京急久里浜駅(着のみ)・三浦海岸駅(発のみ) 停車駅の変遷駅名泉岳寺品川京急蒲田京急川崎横浜上大岡金沢文庫金沢八景横須賀中央堀ノ内新大津北久里浜京急久里浜YRP野比京急長沢津久井浜三浦海岸三崎口備考1968年6月15日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● - - ● ● 運転開始 1975年4月26日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● - - ● ● ● 三浦海岸駅 - 三崎口駅間開業 1996年7月20日 - ● - ● ● ● ● - ● - - - ● ● ● ● ● ● 野比駅・長沢駅に停車となり、久里浜駅以南各駅停車化 1998年11月18日 - ● ● ● ● ● ● - ● - - - ● ● ● ● ● ● 京急蒲田駅に停車 1999年7月31日 - ● ● ● ● ● ● - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 堀ノ内駅、新大津駅、北久里浜駅に停車となり、久里浜線内各駅停車化 2002年10月12日 - ● ● ● ● ● ● ● - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 一部を泉岳寺駅まで延長 2010年5月16日 - ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 金沢八景駅に停車 ●:停車 -:通過 なお、1987年5月まで、現在の京急○○はそれぞれ京浜○○という駅名だった。例:京急蒲田駅→京浜蒲田駅、京急川崎駅→京浜川崎駅など。
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快特
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:44 UTC 版)
現行ダイヤでは堀ノ内駅から本線に直通する系統・京急蒲田駅から空港線に直通する羽田空港発着系統・線内運転の系統があり、早朝・深夜を除くほぼ終日の設定がある。 1968年(昭和43年)に設定された「快速特急」が前身で、特急よりもさらに上位の種別として、それまで運転されていた三浦半島の観光地に向けた列車「ハイキング特急」を格上げする形で登場した。当初は土休日に特急の合間に何本か設定されているにすぎなかったが、通勤需要の拡大とともに徐々に設定時間と運転本数が拡大されていき、また本線末端の浦賀方面よりも久里浜線へ直通するダイヤに移行していった。1999年夏のダイヤ改正で、通称・略称として用いられていた「快特」が正式名称となり、同時に「特急」を置き換える形で大増発を行い、日中はほぼ10分に1本は確保されるようになった。この時都営浅草線・京成線・北総線(以下:都心方面)へ直通する快特も登場している。1999年以前より平日朝ラッシュ時上りにて運行されていた通勤快特(B特)は、旅客案内上、金沢文庫駅までは特急(汐入・追浜停車)として運転されるように変更された。そのため、平日朝ラッシュ時の久里浜線内は特急のみの運転となっている。 運行当初は久里浜線の津久井浜駅まで通過運転を行っていたが、1999年夏のダイヤ改正からは久里浜線内各駅停車となった。 現行ダイヤでの運行形態は以下の通り。 本線直通系統 泉岳寺 - 京急久里浜間平日の日中時間帯は2ドアの2100形を中心に使用され、泉岳寺駅まで乗り入れる。泉岳寺駅では浅草線・京成本線快速成田空港行きに接続。 泉岳寺 - 三崎口間土休日の日中時間帯は2ドアの2100形を中心に使用され、泉岳寺駅まで乗り入れる。泉岳寺駅では浅草線・京成本線快速成田空港行きに接続。 印旛日本医大 - 三崎口間平日上り2本のみ 1859SHは浅草線・京成押上線・京成本線・北総線内は普通となる。 1813SHは品川から特急として運転される。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 印西牧の原 - 京急久里浜間平日上り1本のみ 担当車両は都営車である。 成田空港 - 京急久里浜間成田スカイアクセス線・北総線・京成線・都営浅草線ではアクセス特急で、浅草線では北行がアクセス特急、南行が快特で運転される。京急久里浜行きは土休日に1本設定されている。平日夜に京急久里浜発成田空港行きが1本設定されている。2019年10月28日改正以降、夜については京成車で運転される。 3ドア直通運転対応車両が使用される。 成田空港 - 三崎口間土休日上下1本ずつ設定されている。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 成田スカイアクセス線・北総線・京成線・都営浅草線ではアクセス特急で、浅草線では北行がアクセス特急、南行が快特で運転される。 青砥 - 三崎口間(京成線内普通)1日の約半分がこの区間で往復している。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 青砥 - 三崎口間(京成線内快速特急)平日上下1本ずつ、土休日上下2本ずつ設定されている。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 京成高砂 - 三崎口(京成線内普通)1日の約2割がこの区間で往復している。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 京成高砂 - 三崎口間(京成線内快速特急) 平日上り6本、下り8本が、土休日上り12本、下り10本が設定されている。 新1000形1001編成を除いた8両編成3ドアの京急車で運転される。 空港線直通系統 羽田空港 - 京急久里浜(着のみ)三浦海岸(発のみ) 線内運転系統 堀ノ内(発のみ)・京急久里浜 - 三崎口車両交換の際などに設定されている。
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快特
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:33 UTC 版)
詳細は「京急本線#快特」を参照 品川方面や横浜方面との直通列車が設定されている。2010年5月から2012年10月の間は早朝・夜間のみの運転となっていたが、2012年10月改正以後は日中40分あたり3本(上述のエアポート快特とあわせて10分間隔)で運行されている。空港線内の停車駅は京急蒲田駅と羽田空港第3ターミナル駅・羽田空港第1・第2ターミナル駅のみとなっている。ちなみに、京急の支線内で通過駅を有する速達種別は空港線の「快特」・「エアポート快特」、久里浜線の「モーニング・ウィング号」のみである。
※この「快特」の解説は、「京急空港線」の解説の一部です。
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