今作オリジナル
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「ルパン三世 (2015年TVシリーズ)」の記事における「今作オリジナル」の解説
レベッカ・ロッセリーニ 声 - 藤井ゆきよ サンマリノの9大名家の1つであるロッセリーニ家の若き女当主にしてイタリア最大のホテルチェーンの総帥、さらに16歳でモデルデビューして以来、モデルやファッションデザイナーや作家や女優や歌手をも掛け持つマルチ性溢れるスーパーセレブで、別名「アドリア海のダイヤ」と呼ばれている。その派手な行状が注目の的となる大人気のゴシップクィーン。 好きな食べ物は、フライドポテトのようなジャンクフードで、愛用しているタバコは、アーク・ロイヤルである。 退屈な生活に飽きてスリルに飢えている中、お宝を狙って自身に接近してきたルパンの意図を察しつつも、あえて彼の求婚に応じて結婚する。その後、お宝奪取のために動くルパンを出し抜こうとするが、結局は敗北する。この一件の後、ルパンとは離婚調停に入ったものの、それに応じず「ルパン夫人」を勝手に名乗り、彼の行く先でちょっかいを出していたが、イタリアの夢の一件で本当に惚れていくことになる。身体能力は総じて高く、変装もかなりの腕前で男性にも変装でき、知人ですらその変装に気づかなかった。変装道具を入れたポーチを常時所持している。 あくまでもスリルを追い求めており、不二子とは対照的に、金や宝には興味が無く(本人いわく「金は腐るほどある」)、色気も皆無に近い。性格は総じて子供っぽくわがままでわんぱくな面も多い。 愛車はフェラーリ・458イタリア。愛用拳銃は、ベレッタ92。 ロブソン・ズッコーリ 声 - 山野井仁 ロッセリーニ家の執事。レベッカを常に忠実に補佐し、彼女の泥棒としての側面を知る数少ない人物の1人。 若い頃、屈強な軍人だった為、銃器類や、ジェット機の扱いにも馴れている。 愛車は、BMW・X5など。第7話で使用していた拳銃は、ベレッタ・ARX160。 ニクス 声 - 咲野俊介 イギリス情報部MI-6のエージェント。 「ニクス」とはギリシア神話の夜の女神を意味するコードネーム。表向きは「ジャスティン・パーソン」という外交官を名乗っており、妻と3人の娘と共に暮らしている。 物音と反響だけで相手の居場所をつかむエコーロケーション能力を持ち、その能力で先回りすることで次元を捕らえ、ルパンを追う。銃や格闘の腕も超一流で、ルパンを仕留める寸前まで追い詰めた。 任務に忠実かつ冷徹非情で、命令とあらば殺しも辞さず、そしてまた命令とあらばルパン殺しを中断して即座に撤収する。 ただし一方で家族は任務以上に大切にしており、他者が家族に危害を加えようとすると激しい怒りを露わにし「暴走」を始める。 第18話では浦賀の研究データを全て脳内に記録したうえで、MI6を退職したことが明らかにされた。 愛用拳銃はワルサーP99。愛車はBMW・i8だが、キドニーグリルが描かれておらず、ドアの開閉方法が普通のヒンジ式になるなど、意匠が若干変更されている 暴走 家族を危険にさらされて怒りが頂点に達した状態。普段の冷徹さから一転、顔中を真っ赤に血走らせ、人間離れした身体能力を発揮する。この状態は味方からも危険視されており、ロブソンに家族を人質に取られかけて暴走した際は、パーシバルからその場のMI6エージェントに最優先で食い止めるよう命令が下った。しかしニクスは四方八方から至近距離で放たれる銃弾を紙一重で避けつつ、制止にかかる十人以上のエージェントたちを圧倒し叩きのめした。ルパンはこの状態をネズミに例え、心拍数が急上昇することで周囲がスローモーションに見えているのではと推測していた。 パーシバル・ギボンズ 声 - 藤真秀 イギリス諜報部「MI6」の本部長で、ニクスの上司。極秘作戦「イタリアの夢」を指揮している。作戦や、任務遂行のためならニクスをも使い捨てるほどの冷徹さで暗躍する。 第3話では、表向きはジェームス皇太子の護衛が任務だが、「マリー・アントワネットの首飾りの欠片」を保護するためとはいえニクスにルパン一味殺害許可を出した。しかし、第19話でダ・ヴィンチと対峙した際に細工された銃に気づかず、暴発によって死亡した。 浦賀航(うらが こう) 声 - 花輪英司 あらゆる分野に秀でた天才科学者で、その中でも脳科学のエキスパート。かつてはレベッカの恋人だった。 浦賀の研究内容を模倣し、人体実験をしていたMl6に命を狙われてしまう。研究内容の秘密を記した解読不能の奇書「イタリアの夢」を遺したまま謎の自殺を遂げる。 ダ・ヴィンチ(謎の男) 声 - 井上和彦 MI6に捕らえられていたが、脱走した謎の男。その正体は、MI6の命による「世界最高のエージェント育成プログラム」を遂行するため、マッド・サイエンティストたちがレオナルド・ダ・ヴィンチ ら過去の「偉大な偉人たち」の人格を抽出し、それを脳に植え付けたクローン人間。 「世界の調和」と題した「世界解剖」とは、ダ・ヴィンチの「人格」をイタリア全国民に植え付け、世界の構図を変革させて「設計」し直すこと。ルパンがダ・ヴィンチの「人格」に制圧されそうなレベッカの夢に入り込み、記憶を取り戻させることにより、「世界の調和」のルールのもとダ・ヴィンチの「人格」を全イタリア国民の夢の中から制圧する。その実、クローンであるがゆえに偉大な偉人の「人格」に肉体が耐え切れず、ダ・ヴィンチが自らの死期を悟り、その「人格」を現世に残そうと意図したことがルパンの口から語られた。
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「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の記事における「今作オリジナル」の解説
オスカー警部補 声 - 梶裕貴 今作で銭形の部下を務める中性的な容姿をした青年で、年少の頃に銭形に拾われ、警部補の地位まで上り詰めた。 銭形の事を強く慕っている反面、気性の荒くなり易い情緒不安定な一面を持ち、時として自身の感情から暴力的な言動に出る。 非常に荒んだ過去の持ち主でもあり、右肩に入れ墨がある。たった1フランのコインを守る為に不良少年達と揉め事を起こし、川に転落したところを銭形に救われているが、彼からは「誇りを守った」と賞賛されている。 恩人である銭形への敬愛や思慕が強い愛情へと変わっていくが、銭形と情交した上に自らの感情を利用して騙した不二子に対し、激しい嫌悪と憎悪を抱くようになる。また徐々に銭形との間に溝が生まれていった結果、銭形への思いが歪んだ暴走へと変節していき、遂には不二子に成りすました盗みの犯罪だけでなく、それを目撃した警察官の殺人にまで走ってしまう。更には自身の心の歪みからアルメイダ伯爵にも目をつけられてしまい、彼に言われるがままセーヌ川の橋に爆弾を仕掛けるが、自らの犯行である事に気付いていた銭形に諭された事で自身の過ちに気付き、身を呈して橋の爆破を防ぎ、消息不明となる。 しかし、アルメイダ伯爵の部下達によって回収され、誘拐された女性達と同様にアイシャの記憶を植え付けられてしまったようで、グラウコス・パークの「不二子の館」で、傀儡の一人として銭形の前に立ちはだかる。身を挺した銭形の説得を受けるものの、銭形の心には不二子しかないと思い込んでいたオスカーは絶望。タンクローリーに乗って、自らの死に場所を求めるかの様に不二子の館を大火災にする。その後の去就は不明。 ルイス・勇・アルメイダ伯爵 声 - 古舘寛治 医療マフィアの顔を持つグラウコス製薬の老伯爵。 倒錯した思考の持ち主で、多くの美少女を集めては人体実験に利用したり自らの欲望の捌け口にしていた。特にフリッツ・カイザーの娘であるアイシャに対しては、心の奥底に重度のトラウマを植え付ける程の非道を行っていた。 実は既に死亡しているが、ある人物が成り代わっており、ルパンに不二子を盗むよう依頼している。死後はその事実を隠す為、グラウコス・パークに存在するアルメイダ城に半ばミイラ化した遺体が安置されており、遺体には白いフクロウの仮面を被らされている。 物語冒頭に登場した狂気の宗教団体「フロイライン・オイレ教団」は、自らが牛耳るグラウコス製薬の実験施設としての側面も持っている。また、フロイライン・オイレを吸った者は、幻覚によって他人が梟頭に見えるようになる。 梟頭 / ミネルバの梟 声 - 長克巳 / 橋本一子(アイシャの母親) アルメイダ伯爵の執事を名乗る人物。 茶色いフクロウの仮面を被り、アルメイダ伯爵の死後もある人物に従い、ルパンや関係人物と接触する。 正体はアイシャの母親で、フリッツ・カイザーと共に研究をしていた女性科学者。アルメイダが娘に歪んだ劣情を抱いていた事実には気付いていたが、結局は彼に逆らう事が出来ず、娘のアイシャを助けようとしなかった。アルメイダの死後、助けなかった自身に後悔した結果、その研究を自ら引き継いだアイシャに、フクロウの仮面を被る形で従い続けていた。 グラウコス製薬のあった街に訪れたルパンに夫やアイシャに関する過去を見せ、グラウコス・パークにて、新たにルパンに「不二子の殺害(正確には不二子を使ったアイシャの偽りの人生を終わらせる)」を依頼し、激突。その際、彼に正体を感付かれ、不二子やアイシャの前でその正体を明かされる。最終的にルパンによってアイシャを連れて行かれ、それを止めようとするも、不二子からアイシャの人生を滅茶苦茶にしただけでなく、優しい母親の面影さえ与えなかった事実を指摘され、「母親」としてではなく「執事」としてアイシャの事を託した。 Dr.フリッツ・カイザー 声 - 高岡瓶々(クレジットでは「博士」と表記) 13年前に薬品流出事故で壊滅した街オイレンシュピーゲルにあるグラウコス製薬の研究所に勤めていた科学者。 自分の娘であるアイシャをフロイライン・オイレの試験体として人体実験していた。しかし、アルメイダが穢れた劣情をアイシャに抱いていた事実までは気付けず、最終的には実験も失敗する事になり、自身もまたアルメイダの策謀によって殺害されている。 アルメイダが不二子を欲する理由を突き止めるべくグラウコス製薬のある街に訪れたルパンが、フロイライン・オイレの幻覚に苦しめられる中、幻影となってその姿を現し、13年前に起きた事件や娘であるアイシャの過去について語っている。 アイシャ 声 - 小林沙苗 フリッツ・カイザーの娘で、本作の真の黒幕でもある。 アルメイダ伯爵から数々の非道な仕打ちを受けた挙句、記憶改竄の人体実験の結果、意識障害で寝たきりとなっていた。そんな中、アルメイダ伯爵の死を迎える事になったのだが、その時は自身も余命幾許も無い常態となってしまった事で、他者の人生に執着するようになり、その実験を引き継ぐ。 少女達に自分の記憶を植え込んで自分の人生のifを試みようとしたものの、いずれも解放した途端に精神が崩壊してしまう形で失敗し続ける。そんな中、フラフラの秘宝を狙い、メイドとして現れた不二子を新たに実験の対象とし、そのIFの願いをかなえる。不二子が作中にて度々イメージしていたアルメイダに関する記憶等も、元々はアイシャが経験したものである。 しかし、不二子が自らの植え付けた偽りの過去を無意識に封印したことに憎悪するようになり、封印された記憶を、苦しみを与え続ける形で復活させようと画策。最終的にはルパンによって真実の全てが明かされる事になり、彼や不二子によって外の世界に連れ出されたアイシャは、海で自由に戯れ輝いている不二子の姿を見ながら、その悲しい生涯に幕を閉じた。
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